こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
今日も、昨日に引き続きNewsPicksアカデミアのゼミについて書きます。

合計2日間(6時間ずつ)のゼミで、あっという間でしたが、濃密でした。
どちらかというとオフレコでここに書けないことの方が多くて、取ったメモも50ページありました。
思い切って参加してみたのですが、とにかく参加して良かったです。
- NewsPicksのゼミの講師の方に、こんなに密に直接お話聞ける機会は、ほんとに貴重である
- コンテンツ業界という今まで全く馴染みが無かったところに飛び込んでみて、その業界の人たちと関わる機会が貴重だった
- どの業界においても、ビジネスの普遍的で変わらないところがあるので、それは応用できる(数字を見る、因数分解をする、コンテキストを理解する etc)
ちなみに、NewsPicksアカデミアのゼミは今回で2回目。毎期出たいのがいっぱいありつつ、通常は平日夜の6日間のプログラムが多い。休日の2日間だけで参加できる今回のプログラムは、参加しやすかったです。
今日も書ける範囲で、2日目のゼミのことを書き留めておきます。
なぜシリコンバレーにいるか
最初に、なぜ鳩山さんがシリコンバレーにいるか、という話がありました。
一言で言うと「アメリカンドリーム」だそうです。ゴールドラッシュや、ロッキーなどのスポーツ、ウォールストリートなどの金融、スティーブ・ジョブズなどのIT、いろんなアメリカンドリームが出ている。
ベンチャーキャピタルの出資額(一般的な公開データ)を見ても、日本はたった1%。アメリカが大半を占めている。新設された会社数でも5万社以上がアメリカ、日本は1,000社以下。
アメリカの市場規模と、日本の持つポテンシャル。日本の会社の海外進出だったり、アメリカの会社の海外進出の支援をしながら、コンテンツ、エンタメ業界に留まらない幅広い業界に関わられています。
海外ブランドの日本進出事例
スターバックスをサザビーリーグが招致した事例や、マクドナルドを藤田商店が招致した事例もあり、たくさんある。
最近だと、『アナと雪の女王』が、もともと『FROZEN』という英語タイトルであったことは有名。

タイトルをそのまま直訳するのでは意味が伝わらないので、日本向けにローカライズされている良い例です。タイトルだけではなく、日本版ではアナが主人公になっているのも興味深い。
ちょっと残念な例としては、NIKEの創業の事例。もともと、NIKEの創業者はオニツカタイガーに憧れて「日本のシューズをアメリカで売る」ということで始まった。結果的に、オニツカタイガーとは上手く行かなくなって、自分でNIKEを創業して、大成功を収めてしまう。
この本にも詳しく書かれていますが、日本のブランドが世界No.1のシューズブランドになる可能性があったという意味で、日本にとっては残念な事例。
こういう残念な事例にならないように、日本とアメリカ(海外)の橋渡しをされているのが鳩山さん。日本とアメリカを定期的に行き来されながら、両方のカルチャー、コンテキストを理解して、これだけ幅広い業界でコンサルやアドバイザーをされているのには、驚きました。
コンテンツ業界には”破壊”が起きている
コンテンツ業界には、いろんな”破壊” (ディスラプション)が起きているという話があり、いろんな事例を紹介いただきました。
もともとキャラクター、出版、音楽、アニメ、映画がコンテンツ業界となっていたのが、この10年間で拡大しつづけている。
Google、Facebook、Amazon、AppleなどのITプラットフォーマーや、ゲームなどなど。挙げればキリがない。
コンテンツのバリューチェーンを意識する
このゼミの中では、何度もバリューチェーンの話がありました。
ざっくりこのようなイメージです。

昨日のディズニーの例で言うと、コンテンツをピクサー、マーベルなど強いIP(知的財産)を買収して、垂直統合していった。
バリューチェーン全体を水平統合するようなアマゾンのアプローチもある。
時代の移り変わりによって、どこのレイヤーが強いかは変わってくる。いずれにしても、自分たちがどういうバリューチェーンで、どのレイヤーをやっているのか、これからのビジネス戦略として何を狙っていくのかを、因数分解していくことが大切。
今回ご紹介いただいた海外の事例は、知らないことも多くて、日本以外の情報をいかに入手できていないかを思い知りました。
ビジネスで大切な普遍的なこと
鳩山さんが色んな業界の事例を紹介されていました。その中でビジネスで大切な普遍的なこととして、4つ大切なことがありました。
- データを見ること
- 因数分解すること
- コンテキスト(文脈)を考えること
- 色んな視点で見ること
どのケーススタディをやるのにも、データ(売上、コスト、顧客数 etc)で見ると、全く違うディスカッションになることを体感しました。
そして先ほどのバリューチェーンの一例のように、因数分解して考えていく、このときに図やフレームワークに落とし込んでいくと、理解がしやすくなる。
日本と海外に限らず、他の会社や立場の人とコミュニケーションするうえで、コンテキスト(文脈とか背景)を考えることが大切。
そして、ケーススタディでは、NETFLIX側、ディズニー側のそれぞれの視点でディスカッションしたら、まったく違う考え方が出てきたように、色んな視点で見る癖をつけることも大切。
ゼミで学んだことの10分の1も書けてないのですが、この学びを活かしていきたいです!ありがとうございました!
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