「自由」が、あたりまえではない?「自由」は人を幸せにするのか?

この前のブログで、「教養」を学びたいということを書きました。

教養は、ビジネスに必要なんだろうか?

どうやって学ぼうかを考えている時に、どんぴしゃのゼミがあったので、それに参加することにしました。

マザーハウスというブランドの山崎さんが主宰する「ビジネス教養ゼミ」。

昨日から全6回のゼミが始まりました。

第一回目のテーマは、「自由」

小中高校あたりで、世界史とかを学んでいたと思いますが、社会人になってから、歴史を学ぶことは無かったです。

山崎さんは、歴史を振り返ることで「比較する」ことが大切と言っています。

変わらないものと、変わっていくものを捉えること。

そして、そこから色んな視点を持つ。

短期的ではなく、長期的な視点でビジネスを考えるうえで、「教養」が大切となる。これが、自分なりの哲学、思想、そして知識となり、思考の栄養となっていく。

普段ぜんぜん考えないテーマを考えて、頭がパンクしそうなので、忘れないうちに昨日学んだことを書いておきます。(ざっくりしたメモです)

「自由」とは何か?

正直、自由について真剣に考えたことが無かったです。

今の時代を生きる私たちにとっては、住む場所や、どこに行くか、働くことなど、選択することの自由があたりまえになっている。

でも、たった150年前の江戸時代には、これらの自由が全く無かった。

住む場所も決められていたし、移動の自由もない。士農工商で働く場所も決まっていた。

近現代とは、自由の歴史そのものである。

神の国 → 王の国 → 人の国

と時代は移り変わり、神や王が支配していて、絶対服従で、自分の財産が無かった時代から、人の国になっていった。

「自由」の漢字の意味としては、

  • 自 : 自ら
  • 由 : を理由にする

自分を理由にして、他人を理由にしない。

自らが起点となる考え方。

よく、「自由と責任」という言葉が使われますが、まさにそれ。

自由には、責任が伴う。

つまり、自分が選択して、実行して、自分で責任を持つ。

資本主義と民主主義

資本主義に大きな影響を与えたのが、ジョン・ロック。

資本主義とは、人や企業が自由に経済活動を営むこと。

1700年代を代表する思想家。アメリカの独立宣言、フランス革命に大きな影響を与えた。

  • 自分の体は、自分のもの。
  • 自分で作ったものは、自分のもの。(所有権)

と今となってはあたりまえの考え方を提唱した人。

この所有権によって、貧富の差が生まれ、これには社会契約、つまり政府が必要ということを提唱。

民主主義に大きな影響を与えたのは、ジェレミ・ベンサム。

民主主義とは、権力を市民が持ち行使する、個人の自由を尊重すること。

「最大多数の最大幸福」という、ひとりひとりの幸せの総数が多いことが幸せであるという思想を提唱した人。

ベンサムが初めて、同性愛や、男女差別の否定といった考え方を言ったとのこと。

ひとり1票という民主主義に通じる。

19世紀は資本家からの自由、20世紀は国家の自由

19世紀は、資本家に支配されていた時代。

貧富の差があり、資本家が労働者を搾取している。権力は資本家にある。

ひとり一票の民主主義と言えど、選挙権を持っているのは実質、資本家のみ。

この状態からの脱却として、「普通選挙」を求める動きとなった。

資本家中心から、大衆中心の政治へ。

1848年革命があり、1871年に2ヶ月だけ女性の参政権が認められるも、1922年にイギリスの婦人参政権が認められるまで、女性に参政権が無かった。

ちなみに、日本は1945年に認められた。

ワイマール憲法(1919年)によって、福祉国家が誕生することになった。

  • 人間たるに値する生活を保障
  • 所有権は、義務を伴う
  • 公共の福祉に従う

自由権(消極的自由)から、社会権(積極的自由)へ。

この2つは、 哲学者アイザイア・バーリンが提唱したこと。

  • 消極的自由 : (~からの自由) 個人の行動・選択の自由が他人によって干渉されないこと
  • 積極的自由 : (~への自由)人が自由にいられるために、社会権を行使し、積極的に介入する

自由は人を幸せにするか?

大きな問いとして、「自由は人を幸せにするか?」について、みんなでディスカッションしました。

中世社会は、神や王に支配されていて、絶対的に服従していた時代。

でも、みんなで目指すべき方向が明確なので、これはこれで幸せだったのではないか?

自由になった近現代は、「孤独」の時代とも言われる。

自由のもたらす孤独。

自由であるというのは、自分で選択して、自己責任が伴うということ。

これに耐えられない人がいることも事実。

たとえば、宗教も、ある意味での不自由さが伴う。ある食材が食べられないとか、宗教によって制約がある。でも、信じるものがあり、人生の拠り所がある。これを幸せと感じる人もいる。

「自由な会社に、必要なことは何か?」というテーマでも、ディスカッションしました。

会社に所属する個人としての自由という意味では、本当に自由を求めるのであれば、会社に所属しない方がより自由。

会社に所属するのは、その会社のビジョン、ミッション、バリュー(行動指針)に共感していて、チームとして何かを成し遂げたいから。

自由とは、裁量があるということ。

でも、これは孤独でもあり、もちろん責任も伴う。

一方、会社という組織としての自由は、株主に依存しない自己資本比率や、キャッシュを持つこと等の話がでました。

私なりの「自由」への考え方は、

近現代に生きて、自由があたりまえになっている世の中の良さを知っているので、自分で選択をして、自分を生きることの大切さを知っている。

でも、孤独になるのは、嫌です。

人と人とのつながり、社会とのつながりを持ちながら、個人としての自由がある状態を、どうやって作っていけるのか?

これに興味があるし、これに対して活動をしています。

まだまだ消化しきれてないのですが、引き続き「自由」について考えていきたいです。

2 Comments

竹内啓二

私も先日のシン・ニホンの1/4000の視聴者です。

ちなみに教養は必要であり、純粋に面白く為になると考えます。

最近、熟読している瀧本哲史さんも、著書で教養の重要性を発信し続けてましたね。

単なる英語、IT、プログラミング=奴隷の学問でなく、リベラルアーツ=自由になる為、自分の頭で考えて行動を起こす為の学問。

色々と楽しみながら実践してます。

例えば…

・英語→異文化の思考や行動、言語に対する捉え方や生き方

・IT→GAFAやBATHの歴史や存在意義や違い

・プログラミング→どうすればSFAやシステムが効率化でき、人は動くのか?の仕掛けや仕組み作り

を、ダーリンは外国人という漫画やラジオ英会話や英字新聞、真山仁さんや山崎豊子さんの本、また岡田斗司夫さん、中田敦彦さんなどのYouTubeや、仕事の実務の中で養ってます。

また人から話を聞くのも大切な学びですね。

行きつけの八百屋や酒屋に質問するだけでも色んな教養が学べて、物の見極めもできて日々楽しく勉強です。

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Natsumi Suzuki

竹内さん、ありがとうございます!
たしかにリベラルアーツは、自由になるための学問ですもんね!
瀧本さんの他の本も読んでみますー

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