こんにちは、Natsumiです。
下記の本について、感想とまとめを書きます。
『孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術』三木 雄信
著者の三木 雄信さんは、
27歳でソフトバンク 孫社長の社長室長に就任。
Yahoo!BB事業の立ち上げなど、多数のプロジェクトを孫さんと回していた、孫社長の右腕だった方。
「何事も数字で考えろ」と孫社長から毎日言われていた三木さん。
そこで得た数値化のノウハウ、手法が、この本に詰まっています。
三木さんが孫さんと手がけた具体的な事例もいくつか紹介されています。
私も早速ここに書かれている数値化のやり方を、仕事で使ってみました。かなり使えます!特にプロセス分析!
統計学などやExcelの難しいスキルは不要。誰でも簡単に実践できる「数値化」です。
実は私はビジネススクールで「定量化分析」のクラスを受けたことがあります。
正直あまり腹落ちできていなかったのですが、この本を読んで、やっと腹落ちできました。
こんな人にオススメ
-
・数字が重要、とは分かっているけど、やり方が分からない
・数字に苦手意識を持っている
・「数値化」を身につけて、自分の武器にしたい
という人にオススメです。
今どこの会社でも、数字が重要というのは言われているかと思います。
そんな中、孫社長は圧倒的に数字にこだわる人、のようです。
だからこそ、数々のプロジェクトで大成功を収めている、と理解できました。
なぜ数字、数値化が重要なのか?
「目標達成、問題解決までに何をすべきか」という具体的なアクションが見えてくる
数字 = アクションにつなげるもの 「Actionable data」
外国人と話していると「Actionable data」という表現を良く耳にします。
今は数字で溢れている!
アクションにつなげる数字でないと意味がない。これがまず根幹の考え方になります。
三木さん
「数値化」は最強の問題解決ツールだ
例えば、ある営業マンの売上が上がらないという問題に対して、数値化がどう問題解決、アクションにつながるか?
起きている問題:
営業マンの売上が伸びない
↓
数値化:
・新規顧客獲得数
・受注継続率 (エリア別、業種別)
↓
考察:
・新規顧客獲得数は伸びているが、2回目以降の受注継続率が低い
・美容業界の継続率が高く、それ以外は低い
↓
原因想定:
・新規顧客に、契約をすぐに打ち切られてしまう
・受注を継続する見込みのない相手に営業をかけている
↓
アクション:
・美容業界への営業に集中する
数値化のファーストステップは「分ける」!
上記の営業マンの例でも、まず分けています。
この本で一番使える手法が、「プロセス分け(プロセス分析)」でした。
私が担当しているマーケティングでも、プロセス分析は重要になります。
例えば「広告が売上につながっていない」という問題の場合。
広告からの流入数
↓
Webの表示回数
↓
Webで資料請求した人の数
↓
具体的な案件につながった数
↓
受注数
これをさらに深堀りしていくと、どこに問題があるか?次に何をアクションすべきか?が見えてくる。
とにかく「分ける」!
そして失敗してもいいから、この本に書かれている手法を試してみる!
それでPDCAを回していく。
これを実践していきたいです。
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