『居心地の1丁目の1番地』

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

今日は、クラウドファンディングで楽しみにしていた本が届き、それをじっくりかけて読んだので、その本の話を書きます。

この本は、 コルクラボというオンラインコミュニティが作られたコミュニティに関する本

コルクラボは、『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』などの編集を担当する佐渡島庸平が手がける、オンラインコミュニティです。

2017年1月から始まったコルクラボは、「コミュニティを学ぶコミュニティ」として、出版社、広告代理店、医療関係者などなど、職種がバラバラなメンバーが集まり、会社や家族につぐ”第三のコミュニティ”を作ってきました。

クラウドファンディングのページより

コルクラボが始まってから約2年が経ち、私たちは、居場所には再現性があること、そしてそれは自ら見つけ出したり作り出すことができることを学んできました。

これまでコミュニティの運営・設計について考え実践しながら得た知見と、コルクラボの行動指針にまつわる4名のゲストへのインタビュー、そして1つのコミュニティとのコラボを通して、少しおせっかいかもしれませんが、『あなたの居場所のわかり方』をおすそ分けできたらと思っています。

クラウドファンディングのページより

この本を、コミュニティメンバーが主体となって、色んなひとを巻き込みながら創っている。クラウドファンディングも大きく目標金額を超えていたのが印象的です。

クラウドファンディングのページより

コミュニティ運営をしている私は、この本をみんなで創ったという挑戦自体に勇気づけられます。そして、本の中身も、私たちも大切にしている価値観である「安全安心」に特に注目されているので、とても共感しました。

「居心地のいい居場所」

この本を読むまで、コルクラボの存在は知っていたのですが、どのようなことをしているコミュニティかあまり知りませんでした。

「居心地のいい居場所」って、やっぱり求めている人が多いんだなと思いました。この居場所づくりに、ここまで探求されているのは、興味深いです。

そもそも「居心地のいい居場所」 づくりがテーマになっているコミュニティだから、それについてみんなで考えるし、その過程のなかで自然とコミュニティが 「居心地のいい居場所」 になっている。

世の中には、ますます情報がいっぱい溢れていて、どんどん変化している。そして「個の時代」が叫ばれるようになって、1人1人の個性に注目されるようになってきている。同じ価値観の人たちがインターネットを通じて集まれるようになってきた。

オンラインコミュニティ(サロン)が、自分にとって、会社や家族でもない第三の場所 =「居心地のいい居場所」になる時代。

本のなかで、臨床心理士の東畑先生が、これを「避難所」と表現されているものおもしろい。

  • ちょっと怪しいけど、そこには自由と安心がある
  • みんなで模索している
  • 自分の意思で、出入りができる

そのコミュニティの目的によって、こういう居場所的な雰囲気ではないコミュニティもあるかもしれないのですが、「避難所」という表現は、なんかしっくりきます。

コンセプトと行動指針が、どこまでメンバーに行き渡っているか

コルクラボには、このようなコンセプトと行動指針があり、これをメンバーみんなが大切にしているのが伝わってきました。

クラウドファンディングのページより

コンセプトは「あなたが好きなあなたになる」

本の中で、佐渡島さんは、こう言われています。

一般社会では、「自己肯定感はあるものだ」という前提で活躍が期待されていて、自己愛を築く方法を学ぶことはありません。

自己愛を、同じコミュニティメンバーとのつながり、メンバーに否定されない安心感のなかで学んでいく。

このコンセプトを決めるにあたって、コミュニティメンバーで「コルクラボはどういう場所か?」を意見を出し合って、決めていったそうです。

この「あなたが好きなあなたになる」 というコンセプトを実現するために、大切になる4つの行動指針がきちんと言語化されていて、メンバーに行き渡っている。

いい居場所づくりの実験を重ねる

コルクラボでは、いい居場所づくりの実験を重ねていて、その軌跡が載っていました。

  • いろんなプロジェクトを、メンバーが主体となって一緒に行う
  • タメ語文化の推奨
  • メンバー募集、リファラル制度
  • オンラインツールの導入(Slack、Zoom)
  • 文化祭
  • バディ制度
  • 新メンバー班活動
  • コルクラボ本プロジェクト

「タメ語文化」は、この発想が無かったので、これは試してみたいと思いました。あとは、新メンバーがなめらかにコミュニティに入れるような設計がされているのが興味深かったです。

リファラル制度、バディ制度、班活動に加えて、

  • 説明会
  • アイスブレイク(好きを共有)
  • 自己紹介

このあたりを大切にされている。

コミュニティ、居場所づくりとして、リアルな事例がいっぱい載っていて、ほんとに参考になりました。

そして、コルクラボがメンバーのみなさんにとって「居心地のいい居場所」なんだと知って、ほっこりしました。

ありがとうございました!

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