昭和女子大学がビズリーチで副業募集。「リカレント教育」で女性リーダーを育成。

こんにちは、Natsumiです。
 
みなさんは、なにか副業されていますか?
 
私のまわりでは、まだまだ副業をしている人は少ない気がします。
たとえば、本を書いているとか、夜と土日にビールーバーを経営しているとか、そういう人はいます。
 
副業=副収入と考えると、メルカリで物を売って副収入をえたり、投資で副収入をえたりも「副業」なのでしょうか。
 
たんに副業=副収入ということではなく、これからは「複業」の考え方になるのかなと思っています。
いろんなスキルや軸をもって、いくつかの仕事をしていく、そういう働き方ですね。

 
そもそも本業と副業という表現自体が、

    ・本業というメイン収入(安定)があって、
    ・副業をプラスでやる

という感じなので、この前提が変わってくる。
 
すべての仕事が本業になる「複業」という働き方が増えてきそうです。

 
と話がそれてしまったのですが、最近、副業のニュースが増えています。
 
即戦力採用で有名な「ビズリーチ」が、いくつかの企業をサポートして副業採用をされています。
先日、太田雄貴さんが会長になったフェンシング協会での副業募集が話題となりました。
何とこのときは、1,000名以上の応募があったようです。

 
実は、わたしもこのフェンシング協会の副業募集セミナーに参加しました。
参加する前は「面白そう」というシンプルな動機だったのですが、太田さんの熱い “想い” にすごく共感! 
会場にいるほとんどの方が、そういう状態だったと思います。
「どうしてもフェンシングの改革をしたい!」と意気込んで応募しましたが、ざんねんながら落選しました。
でも、これからも、フェンシングの応援はつづけていきますね!

 
ちなみに、セミナーに参加したときのブログは、こちらです。
フェンシング太田会長の副業セミナーに参加。ワーキングマザーは副業できるか?

 
さて本題なのですが、今回新たに副業募集があったのが「昭和女子大学」です。

こちらが参考記事になります。

昭和女子大学がビズリーチで副業・兼業限定の理事長特命補佐を公募:ビジネスプロフェッショナルが挑む大学改革

 
 

なぜ昭和女子大学が副業を募集しているのか?その目的はなんでしょうか?

 

目的:

    政府が女性活躍推進をかかげ、企業が女性管理職を増やそうとするなか、
    働く女性に学び直しの機会を提供し、有能な人材を世に送り出す
     
    → この人材を大学関係者ではなく、ビジネスプロフェッショナルから募集し大学改革をする

 
最近、学び直し=「リカレント教育」に注目が集まっていますね。

 

・リカレント教育(Recurrent education)とは?
OECD(経済協力開発機構)が提唱した生涯教育構想のひとつ。
リカレントとは、「循環する」こと。
社会人になったあと、あらためて就労にいかすため学び直し、また就労するというサイクルを繰りかえすこと。

イメージ図にすると、こんな感じでしょうか。

なるほど、リカレントはRecurrentで「循環」ということだったのですね。
外資系あるあるなのですが、英語をそのままカタカナにすると分かりづらくないですか?
でもリカレント=学び直し、というのも少し足りなくて、リカレント=学び直しのサイクル、なんですかね。
「リカレント」がとにかく難しいので、良いキャッチフレーズがほしいところです。

 
ちなみに2018年は「リカレント教育」元年といわれているようです。
2017年11月、安倍首相が「人生100年時代構想会議」で「リカレント教育」の拡充と財源の投入を宣言したこともあり、注目があつまっています。

 
この「リカレント教育」に本格的に取りくみ、女性リーダーを育成しようというのは、いまの日本社会にすごく重要です。
しかも、このための人材をビジネスプロフェッショナル(大学関係者ではない外部)から募集する。
 
これはフェンシングの太田さんもおっしゃっていましたが、多様な考え方、視点をいれることが改革に必要である、ということと理解しています。
 
たとえばスポーツ協会では、アスリート出身の人が協会に入るというのが王道。
ビジネスプロフェッショナルがスポーツ協会に入るという流れがなかった。なので、考え方も変わらないし、改革もすすまないようです。
「いろんな業界の人材を混ぜていく」、この考え方はどの業界にも必要ですよね。

 
今回、昭和女子大学では、2つの職種の募集があります。

 

募集職種・職種概要:

    1)理事長特命補佐 兼 チーフ・リカレント・ラーニング・オフィサー(CRO):
    「昭和女子大学ダイバーシティ推進機構」のプログラム企画、マーケティング推進
     
    2)理事長特命補佐 兼 チーフ・ソーシャル・リレーション・オフィサー(CSO):
    昭和女子大学におけるファンドレイジングの企画、推進

 

昭和女子大学は、2016年に社会人女性向けの「昭和女子大学ダイバーシティ推進機構」を設立されています。
そのなかで、ビジネススクール昭和女子大学キャリアカレッジを運営し、女性のキャリア育成にとりくまれています。


 
CROは、この戦略などにたずさわり、企業や社会のニーズをくみとりながら、
会員企業が求めるセミナーやプログラムの企画、マーケティング施策の推進をおこなう。
 
昭和女子大学が女性に特化したビジネススクールをされていたことは知りませんでしたね。
ビジネススクールといえば、わたしはグロービスに通っていましたが、「英語で受けたい」「MBAをとりたい」「グローバルな人脈をつくりたい」というのがきっかけで、グロービスを選びました。
ちなみに、グロービスでのMBAは断念して、受けたいクラスだけを受けることにしました。
 
ビジネススクールは日本にいっぱいありますが、「女性のキャリア育成」というのは重要なテーマなので、ここに昭和女子大学が特化している、というのはすごく興味深いです。

 
また資金調達(ファンドレイジング)については、日本はすごく遅れているとのこと。
自分の出身大学からも、寄付募集の案内がきますが、卒業生以外からの出資があまり進んでいない。
アメリカは、建物の命名権を売るなど、卒業生以外からの寄付を募っているとか。

 
クラウドファンディングのような考え方でしょうか。たしかに、改革が必要な領域ですね。
 
今回の募集は、個人的にもすごく興味深いです。
社内で「ダイバーシティ推進」のひとつとして、女性社員コミュニティをやっていますが、
女性の活躍推進というのは、トップダウン、ボトムアップの両方が必要ですし、これを強力にすすめるリーダーが不可欠ですよね。

 

記事が気に入ったらシェアお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください