前田裕二『メモ魔集結!初夏の大作戦会議』

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。

昨日は、こちらのイベントに行ってきました!

紀伊国屋のホームページより

37万部売れている『メモの魔力』の、モレスキンの発売記念の講演会です。

https://twitter.com/minowanowa/status/1158151975541731329?s=20

モレスキンだけではなく、『メモの魔力』の限定カバーモデル、ボールペンの発売もあり、会場となった紀伊国屋でも大きなコーナーが展開されていました。

なんとこの限定カバーですが、暗い所で光る仕掛けが入っている。神がかっている仕掛けに、私も2冊目として買いました。

https://twitter.com/mari_memoma/status/1157259827652915201?s=20

前田さんのイベントは何度も参加したことがあるのですが、一度も同じ内容がなく、毎回「今回はどんな内容なんだろう?」という期待を持って、参加できます。

そして、今回もその期待を良い意味で、裏切られました。

『メモ魔集結!初夏の大作戦会議』

とドラえもんっぽく題して、100万部売るための公開会議をやろう、という内容でした。

この講演会が平日の昼間ということもあって、私も含めほとんどの人が会社を休んでいたり、遠方から来ている人もいる。前田さんは「ここに参加してくれているみんなが、共犯者だよね」と愛情を込めて言っていた。

このイベントの前に私も参加したメモ魔のランチ会があったり、イベント後のオフ会があったり、 ここから、みんなで一緒に100万部を売るためのアイデア出しをしていったら、もっと『メモの魔力』が加速していく、そんなことを思えたイベントでした。

このイベントで得たことを私なりに、まとめてみました!

タッチポイントをどう増やしていくか?

この公開会議ですが、ほんとに会議に参加しているような感じでリアル。

ホワイトボードを使って、いままで『メモの魔力』が売れている、そしてこれから売っていきたいターゲット軸。そして、これから前田さんがやろうとしているアイデア軸。この2つの軸で話が進んでいきました。

画像
ダイヤさんのTwitterより

とにかくここで強調されていたのが、『メモの魔力』のタッチポイント(接点)をどう増やして、それを入口に『メモの魔力』を買ってもらう人を増やすか、ということ。

これまでやってきた前田さんの施策は、あげればきりがないけど、それだけタッチポイントを増やして、いろんな入口を用意して、出たアイデアをひとつひとつ試しているというのが伝わってきました。

表紙に前田さんの写真を入れない。「メモ」「魔力」という言葉を入れた意味。

意識高い系のビジネスパーソンだけではなく、一般層(主婦や、意識高くない系のビジネスパーソン)も取り込みたい。

入口を広く取りたいから、前田さんの写真も表紙に入れず、「メモ」「魔力」という言葉を入れたとのこと。

そして海外展開を狙った場合に、日本のカルチャーとして受け入れられるように、『メモの魔力』というタイトルに決めた。ちなみに、これを「こんまり路線」と表現していましたが、このタイトルや表紙にしたことで、海外の知識人にも刺さっているとのことでした。

今回のモレスキンのメモノートの発売も、文房具というタッチポイントが新たに増えて、文房具コーナーという入口ができた。

このタッチポイントは、

  • 『メモの魔力』と「親和性」があること
  • 『メモの魔力』の「販売」につながること
  • ターゲット層の入口になること

の3つが大切。100万部に向けたアイデアをみんなで出し合って「共犯者」を増やして、とにかく出たアイデアをいっぱい試していくというのが、前田さんのスタイル。

今回出ていたタッチポイントのアイデアは、

  • Audible(オーディオブック)で、前田さん本人が朗読する
  • 映画化
  • 小説化
  • 子供向け「ドリル」

などなど。

子供向け「ドリル」は、これをやることで「抽象思考」が身につくようなもの。子供に人気の「ドリル」というタッチポイントで、子供やその親の人たちの入口が増えていく。

ストーリーをどう作っていくか?

このアイデア出しの中で、前田さんが「小説を書きたいんだよね」と言っていました。

最近「ストーリーを作れる人」が強いという話は良く聞きますが、ストーリーの作り方が2つあるという話が、おもしろかったです。

  1. その人の「生きざま」そのものが、ストーリーになる
  2. 自分でストーリーをつくる

1のほうは、ホリエモンや箕輪さんのパターン

そして2のほうは、キンコン西野さんのパターン。(西野さんが書いているような絵本など)

西野さんの「えんとつ町のプペル」

このうちの2の「自分でストーリーをつくる」ことをやっていきたいという前田さん。

そのやり方も2つあって、

  • 2-① 全く自分と関係ないストーリー
  • 2-② 自分の人生をベースにしたストーリー

後者のほうは、西野さんや、古市さん、又吉さんがつくられているストーリー。たとえば、西野さんの「えんとつ町のプペル」は、お笑い業界で揶揄され続けてきた、西野さんの人生がベースになったストーリー。

自分のこれまでの人生をベースにストーリーを作る方向をやってみたいとのことでした。

ストーリーは長いと消費されない。バスケっぽいものが良い。

ネットでこれだけ情報があふれている世の中なので、長い、時間がかかるものは消費されないとのこと。「バスケっぽいもの」と表現されていましたが、バスケのように短い時間で展開が変わっていくようなものが、今の世の中では消費される。

Basketball, Sport, Ball, Game, Competition, Play, Team

その意味で、星新一さんのような5分で読める短編集とかの切り口が良いのでは、ということでした。

前田さんの日常からの学び

最後に質疑応答があって、その中から学んだことを。

「メモ」のまとめは「日々の学びをとりこぼさないため」

前田さんは、毎日メモを取る量が超人的というだけではなく、その「メモ」を読み返して、「メモ」をまとめる時間を夜に取っているとのこと。

どうやって、この作業をしているか? という質問に対しての前田さんの答えがこちら。

  • メモのステップ(ファクト→抽象化→転用)を、もう一度踏んで、抜け漏れをチェック
  • 特に大事なことをデジタル化して、保存する。(Evernoteのアプリで)

なんでこれをやるかを意識することが大切で、「日々の学びをとりこぼさないため」と言っていました。

  1. 日々の学びが、このまとめる作業によって、”血肉化”される
  2. 自分の中で、いろんな”引き出し”が増えていく
  3. その”引き出し”をだせるスピードが加速していく

まさに私にとっては、この作業はブログが担ってくれている。このブログを通じて、日々の学びをとりこぼさないようにしよう、と改めて思いました。

人に対する「期待値」をあえて下げておく

前田さんの「無償の愛」に、みんな影響を受けて、メモ魔のみんなも、ほんとに優しくて、人の気持ちを考える人たちしかいない。

箕輪さんが、「前田さんは、人に対するお願いのしかたが、とにかく上手」と言っていたのが印象的。

  1. 前田さん「〇〇さん、こうしてもらえると嬉しいんですが、無理ですよね?」とていねいにお願いする。
  2. すると、相手が「やります!」という話になって、
  3. 前田さん「うれしい! 奇跡!」とリアクションする。

この流れだと、相手がすごく気分良く、喜んでやってくれるとのこと。

これは、「人に対する期待値をあえて下げておく」ということで、それを前田さんは自然に無意識レベルでできているというのを感じました。

まず期待値を下げて、イライラするようなことをなるべく感じないようにして、どうしてもイライラしてしまったら、

  • そのイライラしたネガティブな感情をノートに書く
  • 無償の愛を持っている人に会って、愛をもらう

ということをしているそうです。

前田さんの人生を変えた10冊

最後にこのイベント会場で展開されていた「前田さんの人生を変えた10冊」をご紹介します。

こちらの10冊だそうです!読んだことある本もあって、うれしい!

  • 7つの習慣
  • 夢をかなえるゾウ 
  • 利己的な遺伝子
  • 新訂孫氏
  • 論語
  • SAVE THE CATの法則
  • 韓非子
  • 道をひらく
  • ようこそ地球さん
  • 運のよい人の法則

イベント自体は、1時間という短い時間でしたが、イベント前後でメモ魔のみんなとオフ会したりとかで、「共犯者」感をめいっぱい感じた1日でした!

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2 Comments

火村洋平

なつみさん

先日は、お世話になりました。火村です。
リアルにあった方の記事なので、
その方に敬意を表せる方法は
何かを考えていました。

そして、思いついたのが!?
【なつみさんの記事を紙で読む】でした。

我が家には、
プリンターがないので、
家から一番近いローソンに行き
なつみさんの記事を
プリントアウトして読んでます。

不思議なもので、
webの記事を紙で読むと、なつみさんが
「講演会の時に、毛穴むき出しで、
メモを取っていたのだろうな」や
「この文章を朝5時から書いているのか。
しかも、毎日」や
「4歳の息子さんが寝ている横で
ブログを書いているのかな」など
色々な想いが紙から伝わってくる
感覚になりました。

なつみさんのブログ記事を読ませて頂き、
また星新一さんに挑戦しようと思いました。
実は、以前に星さんを読んだのですが、
断念しました。

でも、前田さんが星さんのような
ショートショートの小説を書くなら
元となるモノを理解せねば!
(映画「風立ちぬ」のキャッチコピー
「生きねば。」くらいの勢いです)

そういう想いにさせて頂き
ありがとうございました。
また、記事を楽しみにしております。

お忙しいと思いますので、
返信は不要です。

返信する
Natsumi Suzuki

火村さん、なんとご丁寧に!!紙で!!
恐縮ですけど、めちゃくちゃうれしいっ!!! 励みになります!!

火村さんと当日お話できて、前田さんへの熱量を改めて感じて、こちらも熱くなりました!
ありがとうございます!!

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