こんにちは、母親アップデートコミュニティ(HUC)の Chief Mix Officerの鈴木奈津美です。
HUCで、「母親のカラフルキャリア」をテーマにしたイベントを実施しましたので、イベントについてレポートします!
本イベントのゲストにお招きしたのは、
- 株式会社ラッシュジャパン・人事部長の 安田 雅彦さん
- 株式会社LiB・代表取締役社長 松本 洋介さん
のお二人です!
以前実施されていたNewsPicksのキャリアイベントに参加したHUCメンバーが、お二人のお話に感激。改めてHUCメンバーといっしょに「母親のカラフルキャリア」について考える場として、何とかお二人にお越しいただきたいとお願いし、今回のイベントが実現しました。
お二人のお話をトークセッションでお伺いし、そのあとグループワークを通じて、「自分ゴト化」していくという内容でイベントを構成。私も含め、参加したメンバーは、お二人のお話に感動し、イベントに参加する前と後で、みるみる表情が変わっていくのが分かるくらいでした!
そして、会場やキャリアアドバイザーのご参加もいただき、LiBさんにも多大なご協力をいただき、ありがとうございました!
トークセッションは、Twitterのライブアーカイブでも観れます。
私たちは、時代を変えていく “開拓者”
松本さんが冒頭におっしゃっていたのは、今時代は過渡期であるということ。
- 会社は、女性活躍推進をしようとしている
- ワーキングマザーは、もっと活躍したいと思っている
一見、”相思相愛”に見えるものの、実際は初デートしている男女のように”ぎこちない関係”で、あまり上手くいっていないという会社が多い。でもこれは時代の問題で、やっと男女平等に選挙権が与えられるようになって、働く女性も増えてきて、いま”葛藤”が生まれているということ。
「僕たちの世代で変なトラウマ決着させるべき。それが時代の役割。理解ある会社に入るのではなくイノベーターになってほしい」
「HUCとは”開拓者”としての”同志”です。いっしょに時代を変えていくイノベーターになっていきましょう。」という松本さんからの熱いお話。
この言葉には、深く共感するとともに、すごく心を打たれました。
では、”開拓者”として、私たちは何をするべきか?
まずは経営者や上司に、こう質問して欲しいとのこと。
「この会社は、ママが活躍する会社にしたいと思いますか?」
この質問に対する答えが、
- 「YES」であれば → 「一緒に改革していきましょう」と提案する
- 「NO」であれば → その会社は、辞めてしまってもいいのでは?
今の時代、ほとんどの会社が、この質問には「YES」と答える。でも、改革できない会社が多いので、それを一緒に改革していく人がいたら、会社としてもうれしい。
つなぎ目(結節点)になる
会社でいっしょに改革を進めていく中で、気をつけて欲しいこととして挙げられていたこと。女性の立場だけじゃなく、真ん中の立場に立って「結節点」になって欲しいというお話がありました。
こちらが「結節点」のイメージです。
「結節点」ですが、実は私はあまり馴染みのなかった言葉なのですが、「つなぎ目」になる存在と理解しました。
女性だけの目線、男性だけの目線ではなく、真ん中に立って、全体がうまく循環するように「つなぎ目」になるということ。
会社の意思決定は、0か100ではなく、51と49の間でトレードオフされている。49を捨てているということを理解した上で、現場に伝わる「現場ことば」があったり、会社の立場、女性(ママ)の立場、両方に立ってコミュニケーションできる存在が大切。
「結節点」になるためには、どのようなことが大切になるか?
安田さんからのアドバイス。
目指すところは一緒。そのスタンスを崩さないほうがいい。真ん中に立って、間に入っていく役割。「自分が協力する」だから一緒に変えていきたい、という姿勢でコミュニケーションする。ボトムアップだけじゃなく、トップダウンも重要になる。1 on 1ミーティングとか、日常の会話も大切にする。
松本さんからのアドバイス。
変えられる”変数”と、変えられない”定数”を区別し、会話していく。例えば、時間的制約のなかでパフォーマンスを上げていくというのは”変数”になる。
今日のようなイベントは、男性も含めてやった方がいい。女性だけだと意見が偏ってしまうことがあるので、男性もどんどん巻き込んでやっていくことが大切。
松本さんは、「なぜ、当事者でもないのに、女性向けのキャリア支援サービスをされているか」を、よく聞かれるそうです。
これに対して、「自分は、実は当事者」と語られていた松本さん。
お話されていたのは、原体験のこと。小さい頃に、ご両親の「共働き」が理由で、関係が上手くいかなくなり、お父さんに引き取られた。このときから、「お母さんは、家族ではなく仕事を取った」ということを言われ続けてきたそうです。でも、いざ自分が社会人になってみたら、当たり前のようにママが働いていたりして、「生まれた時代が間違っていただけかも」と思われたとのこと。
この原体験があって、自分も当事者として、「共働きがハッピーになるために」LiBのサービスを始められたそうです。
私は、松本さんと同い年という共通点だけではなく、このお話にも勝手に共通点を感じました。うちも、母が病気をして、そこから復帰したあと「やっぱり仕事をしたい」と外に出るようになってから、家族関係が壊れた経験があり、それをコンプレックスに感じていた時期がありました。今思い返すと、それが今のHUCの活動の想いの源泉にもなっているのかも、と深く共感いたしました。
どうやって自分の市場価値を高めていくか?
まず大事なこととして、市場価値とは相手が決めること。客観的なものであるということを認識しておく必要がある。
- レア度
- これからの人気度
を意識して、自分の「タグ」を創っていくことが大切。
キャリアの棚卸しをしてみる
どういう「タグ」を自分が持っているかという、棚卸しが大切。
職務経歴書を書いてみる。
転職エージェントや、自分を肯定してくれる人に相談してみる。
「タグ」の一つの例として、女性の特性が活かされやすく、人気度が高くなっているのが、「カスタマーサクセス」や「カスタマーサポート」などが挙げられるとのこと。
女性は、自己評価を高めよう
男性に比べると、女性はとにかく自己評価が低い人が多いとのこと。私も自分のことを棚に上げつつ、このあとのグループワークで、それを実感しました。
なので、自分を肯定してくれる人の存在は大切。
たくさん肯定してもらって、自己評価を高めてもらう。この話を聞いてて、他者をひたすら肯定する文化ができているHUCって、やっぱりすごいな、そしてHUCが私の自己評価を上げることに繋がっていると思いました。(ほんとに、みなさんにはいつも感謝!)
この後は、グループワークで、LiBのキャリアアドバイザーのみなさまにも入っていただき、他者肯定をしていただいたり。それぞれの抱えているモヤモヤを言語化したり、周りの人やプロのアドバイザーにフィードバックもらえる時間は、とても貴重でした。
最後に、安田さん、松本さんからは、「これから一緒にがんばっていこう!」という激励をいただき、勇気づけられました!
記念撮影のタイミングには、みんなのこんなスッキリとした笑顔が見れて、ものすごく感動したイベントでした。
安田さん、松本さん、そしてLiBのみなさん、ほんとにありがとうございました!
最後に、こちらがHUCメンバーの湯朝かりんさんのグラレコです。カラフルで分かりやすい!
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