櫻田潤さん 「誰でもできるスケッチノート」ワークショップ

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

昨日は、こちらのイベントに参加してきました!

https://twitter.com/minowa_et/status/1174260523749322753?s=20

蔦屋書店と箕輪編集室のコラボイベント。ゲストは、NewsPicksで最近チーフ・ソーシャル・エディターに就任された櫻田潤さんです。

そして、イベントのテーマは「スケッチノート」

https://twitter.com/jun_saq/status/1164435349331951616?s=20

NewsPicksがなぜ好きかって、インフォグラフィックなどの記事が、すごく好きだから。そのインフォグラフィックを手掛けている櫻田さんが、最近ソーシャルメディア編集部としてNewsPicksの公式Twitterアカウントの発信に力を入れています。

最近のNewsPicksのTwitter配信は、必見です!

この投稿とか、スマホで横スクロールで見ると1枚の画像になるように設計されています。この画像が、今回のイベントテーマである「スケッチノート」です。

https://twitter.com/NewsPicks/status/1166709276427112448?s=20

このイベントでは、なぜ櫻田さんが今のようなインフォグラフィック、図解を始めることになったか、どのような想いでやっているか、そしてスケッチノートの始め方について、お話がありました。

櫻田さんは、物腰が柔らかくて、何よりこのビジョンがカッコいいんです。

「ビジュアルの力で世界を丸くする。」

ワークショップや懇親会まであって、最高のイベントでした!

ビジュアルの力で世界を丸くする。

最初に櫻田さんのこれまでのキャリアの歩みについて、お話がありました。デザインの学校とか出ているわけではなく、キャリアのスタートはプログラマー。 そのあと、システムエンジニア、マーケターなどを経て、今のインフォグラフィック・エディターに至る。

システムエンジニアは、システムの”設計図”を書く仕事。社内システムなど、”内(クローズド)”に向いている仕事だったので、”外(オープン)”に向けた仕事をしたいと始めたのが、ウェブデザイナーだったとのこと。

おこがましいですが、私もエンジニアからマーケターに移ったのが、同じ理由だったので、この櫻田さんのキャリアには、勝手に親近感を感じました。

そして、ウェブデザイナーをしているときに、VISUAL THINKINGというサイトを立ち上げて、色々な図解やインフォグラフィックを始めたとのことでした。

その1つが、こちら。

関ヶ原の戦いを、ビジュアルで表現している。すると、どっちの陣営が強かったのかが、ひと目で分かる。

ビジュアル・シンキングとは

「ビジュアルを使って考える、ビジュアルを使って広める」というのがビジュアル・シンキング。

ワールドカップをスポンサー(NIKE、アディダスなど)という軸で、トーナメントを図で表現したのが、こちら。

図のキャッチーさは、もちろんなのですが、視点がおもしろいと思いました。同じことでも別の視点で見たり、図で表現すると、見え方が違ってくる。

このなかで、必要な問いは、

「なぜ、ビジュアルで表現するのか?」ということ。

たとえば、 初代iPodが発表されたときのキャッチコピーは「1000曲をポケットに」 。これは、言葉で表現したほうがパワーがある。この例のように、「なぜ、ビジュアルか?」という問いが必要になる。

ビジュアル・シンキングの表現方法は、いくつかあって、

  • 図解
  • インフォグラフィック
  • グラフィック・レコーディング(グラレコ)
  • スケッチノート
  • 漫画
  • モーショングラフィック

このなかでも、最近力を入れているのが、こちらの「スケッチノート」

スケッチノートとは、「情報をイラストやテキストを使ってまとめるノート術。」のこと。

なぜ、スケッチノートなのか?

櫻田さんが、なぜスケッチノートに力を入れているか?

一言で言うと、「作り手と受け手の距離を近くしたい」ということ。

これについて、もう少し詳しく説明がありました。

ビジュアルで表現するメリットは、「情報価値」と「感情価値」の2つ。「スケッチノート」は「手書き」であることがポイントで、感情価値に訴える部分が大きいと感じます。

いま、社会で起きている問題は、「多様性による対立や分断」

今まで別のフィールドに居た人たちが、同じフィールドに来たことで、対立が起きてしまっている。これを解決することができる方法として、ビジュアルがあるということ。

どうしても「言葉」だけで表現してしまうと、前後の文脈が分からずに、ある言葉だけを切り取られて誤解を招き、対立してしまうことがある。

ここで「ビジュアル」の力を使うことで、多様な人たち同士もわかり合えるチャンスがある。

特にスケッチノートの場合は、1枚ですべてのことをパッケージとして伝えられるので、ある部分を切り取られることも無いし、そもそも「手書き」ということで、感情が伝わる。

手書きは、

  • 個性がでる
  • 温かみがある
  • ちゃんとやってる感がでる

文字だけだとTwitterなどで炎上してしまうことがあるけど、手書きがあると炎上することも、ほぼ無い気がします。

スケッチノートの始め方

ここからは、スケッチノートの始め方について。

スケッチノートは「柔軟性」が高いのがメリット。

  • 用途(学習から発信まで)
  • 公開範囲(プライベートからパブリックまで)
  • 描き方(リアルタイムから作り込みまで)

そして、3つの追い風があって、いまスケッチノートが始めやすくなっている。

  • ビジュアルコンテンツの一口化(インスタ影響大)
  • 温度を感じる表現へのシフト
  • 手頃なツールの登場(iPadなど)

スケッチノートの6つのステップ

では、どうやってスケッチノートを始めるか? 6つのステップがある。

  1. 題材選び
  2. 情報集め
  3. 内容絞り込み
  4. キャンパス選び
  5. ラフスケッチ
  6. 清書

この6つのステップについて、詳しくお話がありました。

1. 題材選び

題材選びのヒントについてお話がありました。

2. 情報集め

たとえば、こちらの「ウォーホルの先見性」という題材であれば、その人にまつわる情報を集めて、書き起こす。

3. 内容絞り込み

集めた情報の中から、どれをピックアップするか決める。

4.キャンパス選び

スマホだと正方形が見やすい。あと、正方形だと縦横の比率を考える必要がない。

5. ラフスケッチ

ここでは下書き。

6. 清書

レイアウトパターンは4つあって、

  1. 放射型
  2. タイムライン型
  3. ブロック型
  4. フリースタイル

それぞれの例を見せていただきました。

これが、「放射型」

こちらが「タイムライン型」

こちらが「ブロック型」

みんなでスケッチノートを描いてみよう

ここからはワークショップ。

「顔」を描いてみよう

一番むずかしいと思われる「顔」のイラスト。

描き方の順番があって、 その通りにやってみました。

たしかに、この順番で描いてみると、描きやすいかも!

「人」を描いてみよう

それから、「人」の全身を描いてみるときは、骨組みから描いて、肉付けをして、その骨を消していくのがおススメとか。

「パーツ」を組み合わせよう

木でも、車でも、すべて「パーツ」で出来ている。それを因数分解して、組み合わせていく感覚でやっていくのがいい。

「自己紹介」スケッチノートを描いてみよう

さいごに、「自己紹介」をスケッチしてみるというワークをしました。こちらが櫻田さんのサンプル。

こんな感じで。

櫻田さんのビジョン、 「ビジュアルの力で世界を丸くする。」 に感激したセッションでした!

そして、Tシャツも買っちゃいました!

「STORY IS THE NEW OIL」の想いが詰まってます。

物語をつくるのは人間だけ。物語のちからは世界をかえる。

https://twitter.com/jun_saq/status/1174341187840331777?s=20

10月に発売される「たのしいスケッチノート入門」の本も楽しみです!

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