こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
最近は、新型コロナウイルスの影響で、いろんなイベントがオンラインになっています。普段の私は色んなイベントに行くのが趣味なのですが、この時期はそれが叶わず、リアルではなくオンラインイベントにいくつか参加しています。
そのなかでも、ものすごく良かったのが、マザーハウスのオンラインイベント。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもとに、バッグやアクセサリーを展開しているマザーハウスが、1年に1回しているサンクスイベント。今回は、14周年の記念イベントでした。
このオンラインイベントに参加した感想を一言で言うと、「あったかい」。
そして、マザーハウスをもっと好きになりました。
私もイベントを企画することが多く、オンラインイベントの企画に参考にしたい点がいっぱいあるので、私が感じたことも書いておきます。みなさんの参考にもなれば、うれしいです。
ちなみに、今回いつも実施されているリアルイベントではなく、新型コロナウイルスの影響でオンラインイベントになりました。その開催形式の変更のメールが、副社長の山崎さん自ら、このイベントにかける思いと共に送られてきたのには、感激しました。
いっぱい「コメント」があって、参加感がある
私が真っ先に感じた「あったかい」空気は、何から来ているかというと、観ている人の「コメント」です。とにかく、この「コメント」がいっぱいあったのが印象的でした。
今回、YouTube Liveでのライブ配信で、コメント欄がみんなが見れるようになっている。
私がオンラインイベントを観る(参加する)側で、一番困るのが、「集中力」。だんだん、観ているうちに、他のことがやりたくなってしまい、そのイベントに集中できなくなってしまう。
オンラインミーティングツールのZoomとかで、カメラがオンになっていると、参加している感があるので、わりと集中力が保てる。それと比べて、YouTube Liveとかの配信ツールは、参加者の顔が見えない。参加者に、どうやって「参加」してもらうか? が大切になると思います。
なんで、参加者に「コメント」をしてもらうことが大切か? をまとめてみると、
- 参加者が「コメント」をすることで、イベントに「参加」し、「集中」できる
- 一方通行にならず、コミュニケーションが生まれる → 満足感につながる
- 他の人のコメントを見ることで、「盛り上がっている」空気が伝わる
私がリアルのイベントで、「参加して良かったなぁ」と思う時は、どういうイベントかと言うと、
- 自分が参加できた(発言できた、他の参加者や登壇者とコミュニケーションできた)
- イベント全体の空気感が良かった(質問がいっぱい出て、熱量が高い)
まさに、これをオンラインでできるのが、参加者からの「コメント」なんだと感じました。
なんで、こんなに「コメント」が出たか?
じゃあ、なんでこんなに「コメント」が出たのか?
他のオンラインイベントで、全くコメントが出ないこともあるので、その違いを考えてみたいと思います。
- 何度も「どんどんコメントしてくださいね」と伝える
- コメントがいかに大切か? を伝える
- コメントをどうやってするか? を伝える
- コメントのハードルを下げる
- コメントを取り上げて、それに対して返す
- 他の人がコメントしていると、自分もしたくなる
①登壇者のテンションは高めで、何度も「どんどんコメントしてくださいね」と伝えることが、大切だなーと感じました。
人って言われないと気づかないこともあるので、ここはコメントをしてもいい場所なんだ、コメントをした方がいい場所なんだを知ってもらうこと。
②これは明確に伝えていたかは、覚えていないのですが、参加者からのコメントを大切にしているんだなーと、伝わってきました。
この登壇者や、イベント主催者の思いって、オンラインでも伝わってくる。
③そして、コメントをどのようにするか?という方法も伝える。
④コメントのハードルを下げる。
とは言え、どんな人が参加しているかも分からないなか、コメントをいきなりするのはハードルが高い。特に1人目。
これは、「こんにちは」とか、簡単なもので良い。
「みなさん、どこから観ていますか?」という誰でも答えられる簡単な質問を投げかけていました。
⑤コメントをしてもらうだけじゃなくて、取り上げて、それに対してライブ中に返すことも大切。
「あ、遠くから観ていただいているんですね。ありがとうございます!」とか簡単なものでも、「あ、コメント見てくれているんだ」と伝わる。
これは、コメントをしている側には、すごくうれしい。
コメントだけではなく、「質問」を受け付けて、それに対してできるかぎり返す。
⑥そして、多くの人がコメントしていると、そういう「空気」が作られて、よりコメントが盛り上がってくる。
ライブ配信だからこその「チャレンジ」がある
マザーハウスがブランドとして大切にしていると思われるのが、「チャレンジ」。
この「チャレンジ」について、イベントの初めにこのようなことを言われていたのが、印象的でした。
「今回は、リアルイベントができなかったのは、非常に残念です。でもライブ配信だからことできる色んなチャレンジをしていきたいと思います。」
生産地6ヶ国とライブ中継
ライブ配信だからこそのチャレンジは、マザーハウスの生産地である6ヶ国とライブ中継していたこと。
これは、ブランドのコンセプトムービーですが、ここに出てくる生産地(バングラデシュなど)とライブ中継したときは、泣きそうになってしまいました。
それぞれの生産地のみなさんが、自分たちの言葉で思いを語ってくれる。
これが、あったかい。
これ以外にも、ライブ配信だからこそのチャレンジがありました。お店の突撃取材。今回お店がオープンした仙台店の中を、カメラを持って歩きながら、その中の様子を伝えたり、お店のスタッフさんにインタビューしたり。
6ヶ国中継も、途中からネパールが繋がらなくなったりしたけど、それも含めて「チャレンジ」。
イベントのなかで、「このライブ配信では、いろんなチャレンジをしている」と伝えることで、たとえ失敗しても、それが逆に「チャレンジしている」の証明になっていると感じました。
オンラインイベントで、こんなにあったかい気持ちになると思わなかったです。
14周年おめでとうございます!
そして、すばらしいイベントをありがとうございました。
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