マザーハウスカレッジ「社会性とビジネスを両立する第3の道を探して」

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

昨日は、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げるマザーハウスのイベントに参加してきました。

テーマは「社会性とビジネスを両立する第3の道を探して」

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こちらがイベントページからの概要になります。

8月に出版となり好評いただいている、山口絵理子の新刊「Third Way 第3の道のつくり方」

組織と個人。デザインと経営。家族と仕事。そして、社会性とビジネス。
一見相容れないように見える、対立する2つのものごとが世界にはあふれています。

今から13年前、山口絵理子は「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもと、マザーハウスを創業しました。その後、先進国と途上国を行き来しながら、対立でもない、妥協でもない道を探し続け、たどり着いたのが”Third Way(第3の道)”という二項対立を超える考え方でした。

このサードウェイという考え方はマザーハウスを作ってきましたが、実際にこのサードウェイの考え方をどのように援用して、社会性とビジネスを両立する、第3の道を志向して会社つくりを行っているのかについて、お話ししたいと思います。

またそれだけでなく、仕事選びなどのキャリアや働き方、起業やマネジメントなどの会社作り、物ごとを考える方法論まで、どのようにサードウェイの考え方を取り入れていけるのか、マザーハウス代表取締役副社長の山崎大祐が、皆さんからの質問をベースにしながら、議論を進めていきます

副社長である山崎さんが、どのようにこの「サードウェイ」の考え方を実践されているか、というお話が聞けました。

Warm Heart, Cool Head

まず「サードウェイ」で大切なキーワードとして「Warm Heart, Cool Head」が挙げられました。マザーハウスカレッジのコンセプトとなっている言葉です。

まず、Warm Heartは大切。ここには、理由なんて無くてもいい。自分の中での熱い想いをどう実現するか。ここで、Cool Headの考え方が大切になる。

Warm Heart → Cool Headへ。

もともとは経済学者のマーシャルの言葉で、いくらWarm Heart があっても、一人助けるだけでは世界が変わらない。Cool Headで経済政策に踏み切ったというエピソードがあるそうです。このマーシャルの言葉はCool Headが先にきていましたが、山崎さんはWarm Heartを先にされています。まず、Warm Heartがあってこそを強調されていました。

そして、「言語化」の大切さ。
Warm Heart の想いを、周りの人に伝えていくときに、Cool Headで「言語化」していくこと。

マザーハウスが実践してきたことの紹介がありました。

  • 主観でゴールを決め、客観でプロセスをつくる
  • やりたいことをどうやればできるか、試行錯誤する
  • 理念(存在意義)に執着し、方法論に執着しない

マザーハウスの理念 「途上国から世界に通用するブランドをつくる」は、夜中じゅう話し合って、生まれた言葉。これまでに、何万回も、何十万回も口にしてきたとのこと。

この理念を「言語化」したことが、すごく大切。最初にビジネスを始めたときは、「みんなにそれは無理だ。やめたほうがいい。」と言われ続けた。でも、この理念に立ち返り、「どうやったらできるか?」をひたすら考えたそうです。

人はできない理由を探してしまう。でも「できる」という前提に立って、どうやったらできるかを試行錯誤する。主観でゴールを決めて、客観(数字など)でプロセスをつくる。

最初のお店は200万円で手作りしたし、「絶対ここではモノが売れない」と言われ続けた入谷のお店でも、売れるようになった。

自分たちの理念、ゴールを達成するためには、方法論は変えていい。

方法論を変えた例として挙げられていたのが、ロゴの変更。オリジナルのロゴだと、男性がお店に入りづらいというのがあって、かなりのコストを変えて、ロゴのリニューアルに踏み切った経緯があるそうです。

正しいことじゃなくて、楽しいことで人は動く

マザーハウスのように、社会性とビジネスを両立するというのは、並大抵のことではない。これまでの数々のストーリーは山口さんの「裸でも生きる」シリーズに書かれています。

「正しいことじゃなくて、楽しいことで人は動く」という山崎さんの言葉が印象的でした。

社会性とビジネスを両立するには、「チャレンジ」をしつづける必要がある。その「チャレンジ」を一緒にしているという想いを共有して、”同志”として一緒にやってきているのが伝わってきました。

  • ✕ お客様のために
  • ◯ お客様と共に

気づけば「会社 vs お客様」の構図になってしまい、お客様の期待値を超えようとしてしまう。でも、マザーハウスでは「お客様と共に」という感覚を持ち続けている。

これは、「正直に生きる」というのを徹底しているから。

今回のイベントでも、途中で登壇した社員の方も含め、正直に色んなことを話している。話に嘘が無いと感じました。

苦しいときに、「いかに未来を信じられるビジョンを描けるか?」

山口さんは「ミッションとプロダクト」を大切にして直感的、山崎さんは「人と組織」を大切にして論理的。

対極にいる2人だからこそ、エネルギーは要るし対立もある。でも、ゴールは同じなので、お互いの強みを活かして、ここまでやってきている。

大きく描き、小さく行動する

人は、自分のできることを語る。大きく描くことがなかなかできない。

それは、自分のできることの延長で描いてしまっているから。

そうではなく、まず大きく描く。それから小さく行動すること。

自分の周りの1人1人に、共感者を増やしていく。バッグを1個1個売っていく。こういう小さな行動を大切にする。

山崎さんが最後に言われていたことは、

  • 主観と向き合う
  • 自分の想いを「言葉」にする

マザーハウスの原点となっているのは、山口さんの主観。
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という主観こそが、最大の差別化要因。「競合はいない。競合分析をしたことがない。」と言っていたのも印象的です。

「人はそんなに強くはない」だから、自分の想いをどんどん「言葉」にする。言えば言うほど、仲間が集まってくる。


すばらしいお話ありがとうございました!

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