こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、随分前からチケットを取っていた『SHARE SUMMIT 2019』のイベントに行ってきました。
ほんとに豪華なスピーカー陣とセッション。有料イベントで、1,000名以上集まっていて、セッション会場は満席で、大盛況でした。
私は一個人としての参加ですが、シェア事業者のトップの方々、自治体、政府、企業のトップや、キーとなる方々が登壇、参加されているイベント。こうやって、関係者が一同に会することが大切。
参加者、関係者のシェアリングエコノミーへの関心度の高さを感じました。
「共創」と「共助」
いま改めて「シェア」について考えてみると、このテーマにあるように「共創」と「共助」。まさにそのことを登壇者も話しているし、参加者も考えることができる。これって、すごい良いことだなとシンプルに思います。
「みんなで、より良い社会にするためにどうすれば良いか?」
「みんなで助け合って、いっしょに新しいエコノミーを創るにはどうすれば良いか?」
壮大なテーマだけど、「みんなで、いっしょに」同じ方向を向いて考えられるのが、ほんとに良いなと思います。
登壇者の方が言われていて、心に響いた言葉があります。
人って、誰かに何かを貢献するのが嬉しい。
シェアすることって、すごく嬉しいこと。
自分だったら、何をシェアできるか? を考えることが大切。
すごく共感でした。
「シェアリングエコノミー」と言うと、UBER、Airbnbが代表格として挙げられて、サブスクリプションとかビジネス寄りのことをイメージするかもしれない。でも、その根幹にあるシェアの考え方が大切で、「共創」と「共助」、その先にビジネスとしての利益がある。そんなことを改めて感じました。
Co-Economy 〜共創と共助で創るこれからの日本〜
冒頭に本田圭佑さんからのビデオメッセージがあり驚きました。
本田さんがシェアで注目されているのは、とくに「人」。
企業勤めされている人は、そこに留まらずに、いろんな所で横断的に働ける。ここにシェアの考え方をもっと入れていけば、もっと社会は良くなる。シェアに対する期待と応援のメッセージ。
最初のセッションから、すごく豪華。
テーマは「Co-Economy 〜共創と共助で創るこれからの日本〜」
- 南 章行 : 株式会社ココナラ 代表取締役社長
- 増田 宗昭:CCC株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
- 宮坂学: 東京都副知事
- 松島 倫明:『WIRED』日本版編集長
いくつか印象に残った話を。
「みんなで幸せになりたい」はビジネスの本質
「シェア」とか「シェアリングエコノミー」という言葉が世界で注目されてきたのは、今から10年くらい前から。UBERやAirbnbが一気に成長して、ますます注目されるようになった。
所有じゃなくて共有。
「みんなで幸せになりたい」というのは、そもそもビジネスの本質。
時代の変遷としては、少子高齢化社会とか人生100年時代ということが言われていて、みんなで垣根を越えて考えていくことが求められるようになった。
モノの時代から、情報の時代、そして”well-being”といったみんなで幸せを追求する時代になってきている。
セッションのなかでは、「データビジネス」の話もありました。
CCCもTカードなどで「データビジネス」を展開している。増田さんいわく、「データはゴールじゃない」。
データをシェアする目的は、2つあって、
- 個人の幸せ
- 企業の効率
ヨーロッパでは人々の健康データを全部データとして収集している。それによって、急に倒れたときにも、かかりつけの病院がどことか、通常時の脈拍がどれくらいか、などのデータが本人から聞かなくても分かるようになっている。これは、「個人の幸せ」につながっている。
データを誰が持つかという競争ではなく、「何のためにデータをシェアするか?」を考え、 「個人の幸せ」そして「みんなの幸せ」につながっていけば良いなと思いました。
「シェア」による新たな価値
CCCの増田さんからは、2013年にオープンした武雄市図書館のお話がありました。
図書館が単に「本を貸し借りする場所」ではなく、「地域のコミュニティ」になっている。シェアによって、新たな価値が生まれています。
5年間で500万人が来館。年間600くらいのイベントが行われていて、そのうちの3分の2は地元の人が主催しているそうです。
日本ならでは、その地域ならではのやり方、アプローチがある。CCCとしてこの武雄市図書館を含めて、全国で6図書館を展開している。ただ来館者数を増やすだけではなくて、来館者の方が、図書館を通して得られるものを、もっと大きくしていくことを追求されています。
図書館を通して、自己成長や自己実現を目指す人同士の接点を増やす。自然とコミュニティが形成されていき、助け合う関係になっている。シェアによって新しい価値を生み出している。
「自分の持ってる何かが誰かの役に立つ」という喜び
元ヤフーの代表である宮坂さんから、「ヤフオク」がヤフーにとってのシェアリングエコノミーの原点というお話がありました。
前例が無いので、新しいルールを作っていく必要があった。「ルールを作る」という意味では、個別調整じゃなく、シェアリングエコノミー協会という団体にすることで、行政と調整しやすくなる。
最初の「ヤフオク」での出品は、宮坂さん個人のストーブだったとか。当時は配送手段もないから、自分でこのストーブを落札してくれた人に届けに行った。このときに、「自分の持ってる何かが誰かの役に立つ」という喜びがあったそうです。
この後にもいっぱいセッションがありました。このイベントのほんの一部しかご紹介できてませんが 、今日はこのあたりまで。
すばらしいセッション、イベントありがとうございました。
まさにSDGsの観点。
そして渋谷栄一氏の論語と算盤の理念。
営業も同様。
会社の利益も重要である一方、
まずは人への貢献がやりがい。
いいモノゴトを個にもcoにもシェア。
広が幸せや感動の輪、新たな発見。
共創、共助、本当大切ですね。
コメントありがとうございます!共創、共助って、改めて良い言葉だなと思いました!!