昨日は楽しみにしていた、こちらのイベントを視聴しました。
人気ブロガーのちきりんさんと、USBメモリのコンセプト開発などで知られるビジネスデザイナーの濱口秀司さんの対談。
イノベーションを生むための「ブレイク・ザ・バイアス」という、 おふたりの対談記事がすごくおもしろくて、好きです。
そんなおふたりのオンライン対談イベントが視聴できるなんて、楽しみにしていました。
「考える力」をテーマに、こんな深い議論が聴けてうれしかったので、その内容を今日は書いていきます。
「考える」とは、アイデアとロジック
最初に、そもそも「考える力」とは何か?の問いから始まりました。
「考える」とは、AとかBとかのアイデアが生まれる、そして「なぜ、そのアイデアなのか?」をロジックで説明できること。
つまり、「アイデア」と「ロジック」だというのが、濱口さんのお答え。
「考える力」とは、「考える」に加えて、そのAとかBとかのアイデアを「意思決定する」、そして「行動する」の3つの要素が入っていると言います。
ここで印象的だったのは、自分の考えをシンプルに説明できることが大切。
その「アイデア」を「ロジック」で説明するときに、一言で言うと何?
今回の例だと、「考える」とは「アイデア」と「ロジック」である、という一言で説明されたように、シンプルで素人にも分かることが大切。
専門家が専門家にしか分からない言葉で話すのではなく、素人でも分かるように6割くらいで良い。とにかく、相手に分かってもらうように、シンプルに話すこと。
シンプルに話すまで、考えを研ぎ澄ませること。
「考える力」をあげるには、自分の考え方を見える化する
じゃあ、どうやって「考える力」をあげればいいのか?
ちきりんさんは、3つの要素があると言われていました。
- 好きか?
- テクニック
- 思考体力
そもそも「考える」のが、好きかどうか。
「テクニック」は、いわゆるロジカルシンキングのようなもの。
そして「思考体力」は、考え続けられるかどうか。
ここで濱口さんが言われていたのは「野球」と「考える」の違い。
大きく違うのは、見えるか見えないか。
「野球」は見えるので、フォームが良くないとかコーチがアドバイスできる。
でも、「考える」は、人からは見えない。自分でも見えない。
なので、鍛えることが難しい。
濱口さんが前に子供向けに試されたのは、自分の考え方を見える化するということ。
- 簡単な問題でもいいので、それを出して答えを出してもらう。
- そのあとに、「どうやってそれを考えたのか?」を説明してもらう。
答えが合っているか、合ってないかはどうでも良い。
また説明の表現方法も問わない。言葉でも良いし、イラストでも良いし、図式でも良い。
このサイクルを6回くらい繰り返していくと、自分の考え方のプロセスがスローモーションで見えるようになり、これが鍛えられていく。
結果が出れば、好きになる
「考える」のが好きな人と、好きじゃない人がいる。
スポーツと同じで、好きじゃない人は、やらなくてもいい。
でも、そもそも「考える」のは見える化できていないから、うまくならないし、やっている感が無い。
色んなアプローチで考えるようになって、思考体力がついてきて、結果がで始めると、好きになるかもしれない。
できるようになると楽しくなるし、好きになる。
たしかに、「好きじゃないから」と諦めてしまうのでは、もったいないかも。ちょっとやってみて、結果が出るようになれば、楽しくなるという話に、共感でした。
ちなみに、ちきりんさんは、12歳から日記を書いていて、今はブロガーとして活躍されています。
日記やブログも、思考体力を鍛えていくには良いやり方。
私もこれを書きながら、頭のなかを自分なりに整理している感覚があります。
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