こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
先日、こちらのNewsPicksイベントに行ってきました。
テーマは「学びへの投資」。
ゲストは、すごく豪華なこちらのお三方。
イベントページから概要を引用します。
AIにより仕事の形が大きく変わる中、どうすれば「稼げる人材」になれるのだろうか。
教育改革実践家の藤原和博氏の答えは、常に学び続け、そこで得たスキルを掛け合わせることで、「100万分の1」の人材を目指すこと。
常に新しい挑戦を続けるロンドンブーツ1号2号の田村淳氏、多くのヒット作品を生み出してきたコルク代表の佐渡島庸平氏を招き「学びへの投資」について語る。
このイベントの内容を濃縮ミックスして、お届けします。
あなたの時給はいくらですか?
まず初めに藤原先生から、ドキッとする問いかけが。
「あなたの時給はいくらですか?」
さらに、
「あなたの昨年の年収はいくらですか?」
「あなたが1年間で働いた時間は、どれくらいですか?」
という質問がありました。
このように、自分の「年収」を「働いた時間」で割ると、「時給」が計算できる。
藤原先生いわく、年収は知っているけど、働いた時間は2,000時間なのか?3,000時間なのか? さっと出てこない人が多いとのこと。
実際会場でもほとんど手が上がってなかったです。
残業なしで週5日で働いて、ざっくり2,000時間くらい。あとはどれくらい残業があるかで、働いた時間が変わる。
会場に配られていたのが、こちらのスライド。
だいだい、さきほどの時給計算でいうと、サラリーマンの場合は、3,000円から5,000円くらいに収まるとのこと。
もし、年収が上がっても、その分働く時間が長くなってしまうのであれば、時給としては下がっているかもしれない。「時給が上がったのか?」という視点で考えたほうが良い。
どういう人が時給が高いのか?どうすれば上がるのか?
じゃあ、「どういう人が時給が高いのか?」という質問が、藤原先生からありました。
これについて、周りの人とディスカッション。
藤原先生の答えは、ずばり「希少性」。
では、どうやったら、この「希少性」を手にいれて、時給を上げることができるか?
「100万分の1」の希少性
100人に1人の3つの掛け算で、100万人に1人の希少性を手に入れるということ。ちなみに、100万人に1人というのは、ちょうどオリンピックのメダリストの確率。
1/100 ✕ 1/100 ✕ 1/100 =100万人に1人の「希少性」
「人がやらないことをやる」
田村淳さんは、希少性という意味では、小学生のときから「人がやらないことをやる」のが好きで、意識的にやっていたそうです。
最近だと、慶応大学に通って、ちょうど修了したばかり。
その傍ら、社長になったり、YouTubeを始めたりと多方面で活動されています。
テレビに出ている人気の芸人さんでありながら、テレビでは発言できないこと、できない企画を、もっとやっていきたいという気持ちがあった。
「だれにも編集されずに発言できる場所」としてTwitterを見つけて、いまでは自分のメディアとしてYouTubeだったり、BSスカパーやNETFLIXなどで持ち込み企画をしているとのこと。
すべて「人がやらないことをやる」という軸で、考えている。
テレビーでタブーとなっているような、「不倫」とか「大麻」とか、そういう人がやらないことに目をつける。
そのためには、一見ムダなことでも自分のアンテナを磨くために、時間の投資をする。
取材料がでなくても、面白い企画であれば、人に会いに行く。
売れなかった頃は、渋谷のスクランブル交差点で、1日5時間立ちつづけて、「半蔵門線の駅はどこですか?」というのを、通行人にひたすら話かけつづけていた。どうやって声をかけたら、駅を教えてくれるか? そのあと、ご飯に行けるには、どうすればいいか?
というのを続けていると、人見知りが無くなって、人と話すのが上手くいくようになったそうです。
Twitterでクソリプが来ても、その人にDMして話してみると、最終的に応援してもらえる。こういう一見ムダと思えることに、時間を惜しみなく投資している。
「人がやらないことをやる」という意味では、 モデレータの佐渡島さんも同じ。学園モノ『ドラゴン桜』や、宇宙モノ『宇宙兄弟』のヒットは、業界の人でも面白いと思える内容を追求したから。
それまでタブーだったこととか、周りの人には「上手くいかないよ」と言われても、人がやらないことをやる。
「自分を安売り」していい
時給のことばかり考えると、ずっと上げ続けることを目指してしまいそうになる。でも、さっきの淳さんの例にもあるように、自分の希少性を上げる経験ができるのであれば、「自分を安売り」していいとのこと。
100万分の1になるために、自分の軸をどこにおくか、その希少性を買いに行くには、覚悟がいる。
ほんとに学びたいんだったら、タダでもいい。それくらいの覚悟が大切。
「まき餌」が大切
藤原先生が、淳さん、佐渡島さんのお話を聞いて、感じたことについてお話がありました。
情報を生み出す側には、「まき餌」が必要。
みんなには、情報を生み出す側になって欲しい。
釣り堀といっしょ。「まき餌」を意識すること。
待ってても何も魚は来ない。どういう「まき餌」をして、魚を呼び寄せるか? が大切になる。
藤原先生が校長になったときは、「まき餌」として、マンガを300冊用意したそうです。
校長室をオープンに開放するだけだと、生徒はまったく来なかった。
なので、マンガを300冊置いてみたら、じょじょに生徒が来るようになった。
そうやって、生徒が集まるようになって、生徒と会話する時間が増えていったり、みんなで「コンピュータの分解」をしてみたり、校長室に生徒がどんどん集まるようになったとのこと。
単に待ってるだけでは何も始まらない。どうやったらうまくいくか? 人が集まるようになるか?
「まき餌」というキッカケを、試行錯誤しながらトライ&エラーしていく。
- 人がやらないことをやる
- そのための投資は惜しまない、自分を安売りしていい
- まき餌をトライ&エラーしていく
さいごに、淳さんから「今日ここで、だれか一人と繋がりたい。連絡先を交換しましょう」と突然提案がありました。
そのときに、真っ先に手を挙げた人と連絡先を交換。こういう「まき餌」のアイデアがあるんだ、と目から鱗でした。
おもしろかったです!
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