こんにちは、Natsumiです。
今年上場したメルカリですが、GAFAに対抗できる唯一の日本企業では?と注目をあつめています。
私もユーザーとしてメルカリを使っていますが、圧倒的に使いやすいのが魅力ですよね。
それまでヤフオクは少し使っていましたが、何といっても配送がめんどうでした。
宛名を書いたり、それを宅配便や郵便局で配送したり。
メルカリは、出品、購入などアプリが使いやすいだけではなく、
配送作業が「コンビニに持っていってシール貼るだけ」というのは、本当に画期的です。
これが私がメルカリにハマった一番の理由です。
ユーザー視点で、ここまで良いサービスを提供できるのはなぜか?
メルカリの経営をもっと知りたくないでしょうか?
創業者である山田進太郎さんから経営をひきついだのが、小泉文明さんです。
7月に行われたメルカリ主催のイベントの記事が、すごく良かったので読みました。
山田進太郎さんがメルカリをここまで立ち上げているのは、もちろんすばらしいのですが、
小泉さんが、それをしっかり受けついでいて、メルカリの今後がまた楽しみになる記事です。
メルカリ小泉文明氏が語る、会社のミッション達成に近づけない新規事業の撤退判断
メルカリの経営は何がすごいのか?
新しいサービスをわずか4ヶ月で撤退、その決断スピードにはおどろきますよね。
メルカリの経営のすごさは、あげればキリがないかもしれませんが、記事からまとめるとこちらの3つになります。
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1. 経営陣の決断スピードがはやい!
2. 失敗は”経営陣の責任”、失敗からの”学び”を記録している!
3. 採用も、戦略的におこなう!
一つひとつ徹底的にやりきる、ことで今のメルカリがあるんですね。
1. 経営陣の決断スピードがはやい!
メルカリは、主要サービスの「メルカリ」以外にも、新しいサービスをいくつもリリースされています。
驚くのはその参入スピードだけではなく、むしろ撤退スピードです。
今年もteacha、メルカリNOW、メルカリメゾンズ、メルカリカウルの4つの新しいサービスから撤退するという発表されています。
特にteachaは始めて、わずか4ヶ月で撤退。
ふつうの企業は、新しくサービスをはじめると、それにかかっているお金やリソースがあるので、
すぐにやめられないですよね。「もう少し様子見をしてみよう」となると思います。
それを、たった4ヶ月で「やめよう」と決断できるのは、すごいです。
ちなみにこの3つのサービスがどういうものだったか?を調べてみました。
1) teacha
「スキルを教えたい人と教わりたい人をマッチング」するサービスです。
「teacha」は、語学学習・習い事などのスキルや、個人が持っている知識のマッチングに特化したCtoCサービスです。
誰でも自分の得意なことや知識を簡単に人に教えることができ、また興味のある内容を気軽に学ぶことができます。
語学・プログラミング・資格取得・料理・音楽・スポーツ/アウトドア・ハンドメイド等の幅広い分野を対象とし、1時間単位から「教える」「学ぶ」ことができるので、従来の習い事や講座等に比べて気軽にチャレンジすることができます。
なんか面白いですし、終了しちゃうのは残念ですね。
何がうまくいかなかったんだろう。
2)メルカリNOW
「スマホ撮影ですぐに現金化できる」サービスです。
「メルカリNOW」は、アイテムを撮影するだけで査定金額が表示され、すぐにお金に変えることができます。
アイテムはあとで送ればOK、何点でも送料無料。ご自宅まで集荷に伺います。
新サービスをリリースして、開始わずか17分でサーバーがダウンしてしまうほどの人気!となっていたのに、
なぜ終了?とちょっと疑問ですね。
ブランド物中心のサービスのようですが、思ったより査定金額が低かったというクチコミも多かったので、
それだったら少し手間かけてでもメルカリで高い金額で売りたい、という人が多かったのでしょうか。
3)メルカリメゾンズ
ブランド品専用のメルカリサービス。
「メルカリ メゾンズ」は、誰でもかんたんに撮影・値付け・商品情報入力ができる!ブランド品専用メルカリ姉妹アプリ
4)メルカリカウル
本、CD、DVDゲーム専用のメルカリサービス。
これは私も使っていました!バーコードをよみ取って簡単に出品できるというのが、最初つかったときは感動!
メルカリメゾンズも、メルカリカウルも単独サービスとして持っておく必要はないと判断したようで、
メルカリ本体のほうに、これらの機能が追加されていくとのこと。たしかに、これは納得の判断ですね。
メルカリアプリの売上金を利用した決済サービスの「メルペイ」の開始に注力していることなどから、
利用者増が見込めないサービスを早期に終了する、ということのようです。
”トライ&エラー”のカルチャーを、経営陣が体現しています。
2. 失敗は”経営陣の責任”、失敗からの”学び”を記録している!
失敗は “経営陣の責任” といい切るのは、なかなか難しいと思います。
うまくいかないサービスやプロジェクトは誰かのせいにしてしまう、こういうカルチャーを持った企業がほとんどですよね。
失敗は “経営陣の責任”といい切ってもらえると、”失敗”のハードルが下がり、新しいトライがしやすくなります。
またこの失敗を “学び” に変えるために、きちんと記録に残しているとのこと。
この仕組みがあることで、次の改善に繋がるのですね。
3. 採用も、戦略的におこなう!
・リファラル採用
いきなり、リファラル(社員紹介)採用を広げようとしてもうまくいかない。まず経営陣から実践したとのこと。
最初は「15時になるとFacebookに張り付く」、これは他社役員の退職者をタイムリーに捉え、ヘッドハンティングしていた。
これは地道で面白いエピソードですね。
・ダイバーシティ
「ダイバーシティ」への取りくみも、有名です。
今年の新卒採用は8割が外国籍、というのがニュースになっておりました。
今回のインタビューで「ダイバーシティ」について、小泉さんがコメントされています。
これはダイバーシティを推進する多くの企業に、参考になるのではないでしょうか。
僕がすごい大事にしているのは、ダイバーシティというのが扇子みたいな感じかなと。
大きい風にするには、より広げたほうがいいじゃないですか。
ただそれって、留め具がしっかりしてないと、ばらけますよね。
留め具ってすごい大事だと思っていて、この留め具ってなんですかっていったら、まさにミッション・バリューみたいな。
上場日に、野茂英雄さんの写真を使った新聞広告をだされています。
日本からグローバルに進出するパイオニアとしての強い決意を感じました。
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