「卒業」 HUCメンバーの突然の卒業宣言

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

今日は、「卒業」について書きたいと思います。

母親アップデートコミュニティ(HUC)のメンバーが、突然の卒業宣言をしました。パリ在住の、通称「パリさお」。

すごくびっくりして、いろんな想いが自分の中に入り混じったので、彼女への感謝を込めて、今日は書きたいなと思います。

気づいたら、3,000文字になってしまったので、長文注意です。

思い起こせば、1年ほど前、「母親アップデートコミュニティ始動!」のツイートを見てくれたのか、こんなメッセージをブログのコメントで送ってくれた。

メンバーになりたい!パリでシッターさん雇ってピアノとママ両立させてます!
保育園も家庭的保育とか、短時間上手く組み合せたり、レッスン一緒に連れてって、シッターさんに遊び相手になってもらったり、趣味を仕事にキャリアシフトしてくなかで、私中心時間と娘中心時間の組合せで子育てしてるママより!パリ引っ越したばっかり!

そのあと、メンバー条件とかお伝えするやり取りを、メールで何回かした。そのメールのやり取りが、いきなりタメ語だったりして、少し戸惑いながら、やり取りしたのを今でも覚えている。

そのあと、やり取りしているFacebookの非公開グループでは、彼女の投稿が、炸裂するようになった。

ずっと、コメント投稿ランキングのトップを独占しているような感じ。基本的に右脳爆発系で、思ったことをそのままコメントとして投稿している。頭も抜群に良いので、はっきり言って、言っていることの3割くらいしか、いつも理解できてない。

私とは感性が、良い意味で違うので、「どういう意味なんだろう?」と思いながら、投稿を読んでいた。

ときに、Facebookのあるスレッドのコメントなのに、3,000文字くらいの長文が投稿されたりもする。

コミュニティ始まって直後には、「2021年3月に京都でイベントをやりたい」と、突然イベントが立った。

2021.3 文化庁の京都移転完了に合わせて、音楽ダンス親子供向けイベント(Do Re Mi Dansez!ドレミダンス)を東山エリア、岡崎公園か庁舎付近で打つ。

パリ(京都姉妹都市)で2年ユニットをマネジメント、実行した集大成として、

〜文化を担うのはあらゆる世代をアピール〜

この時点で、なんと2年後のイベント!

このイベントのために協力してくれる人を募っているのか!

またもや、ちょっと戸惑いを隠せなかったけど、ぶっ飛んででおもしろなと思った。

ずっとコメントのみで参加していた彼女は、あるとき、突然にして「今日zoomでピアノ弾くよ!みんな歌ってね!」という感じで、zoomでピアノを弾いてくれたりもした。

だんだんと私も慣れてきて、「パリさお」というニックネームで呼んだり、彼女と関わりあい方が掴めるようになっていった。

オンラインでこうやって繋がれる喜びを感じながら、オンラインで距離感があるので、みんなも100%乗り切れないみたいな回になった。でも、すごく楽しかったし、コメントだけだった彼女が、実在していたことがうれしかった。(笑)

最初から、タメ語でいろんな人にコメントをしているのと、どんなコメントが来るか分からない、「予測不可能」な感じが、毎日ドキドキした。

コミュニティ始まって直後に、「だれも否定しない」というルールを作っていたのは、ほんとに良かったなと思う。

彼女が、ピアノではなく、初めてミーティングに出ると言ったときは、かなりドキドキした。「黒船来襲!」という感じで、何を言い出すのか、想定できなかった。

そして、ミーティングに出ると、「私はそれはイヤ」とか、はっきりと自分のコメントや、思ったことを話してくれる。

話がぐちゃぐちゃになって、カオスになることもあるけど、
こうやって自己表現していいんだとか、 対立を恐れない姿には勇気をもらった。彼女は、「スパイス」みたいな感じで、ときに激辛だったり、激苦だったりもするけど、たまに言ってくれる超優しいコメントがあったりして、そのギャップもおもしろい。たまに、HUCのことを「私にとって、大切な居場所」ということも言ってくれていた。

彼女はぶっ飛んでるけど、HUCメンバーが、彼女の言動を楽しんでいて、それがまたすごいなと思った。それを象徴する出来事がある。

HUCが始まって半年の8月。シーズン2として再スタートを切ることになった。そのときに、どういう方向性にするかを皆で話すオンラインのミーティングを立てた。

「参加したいけど、参加できない、残念」といったコメントを何人かが投稿してくれた。

これに対して、「そんなコメントいらない。読む時間が無駄だから、やめて欲しい。」といったコメントがパリさおからあった。

私は正直、「これ、大丈夫かな?みんなイヤな気持ちしないかな?投稿しづらくならないかな?」と不安になった。そして、ご丁寧なコメントを返してみた。

と同時に、その「参加したいけど、参加できない、残念」 的なコメントをされていた方々からもリプライが。

「パリさおのそういう合理的なところ好き。このイベントはすごく大事で、どうしても参加したかったけど、参加できないので、その思いだけ伝えたかったからコメントした」的なコメントを返していた。

これには、びっくりしたと同時に、感激した。

普通だったら、こういう状況でシーンとなって、そのままフェードアウトしてしまうと思うけど、そうならない所がHUCらしい。パリさおを、そのまま受け止めて、自分の意見も伝える。

私たちは、2週間後に実施する1周年イベントに向けて準備をしている。そこで「私の母親アップデート」と題した、1分ピッチを予定している。パリさおが、こんなコメントをしてくれた。

誰か読んどいてー。

【きっかけ】

母親として、教授候補の嫁として何ヶ国、どんな地方で適応しても、社会評価を得るのは全て夫。何もしてないというレッテルすらはられることにたいして自身のアップデートを肯定出来る場所がほしかった。パリ在住でも自力で来たわけじゃない、税金や親御さんが子に払ってる学費が家計収入だからこそ、社会について考える、そしてフランスの教育事情、欧米のカトリック助け合い精神、社会制度に自分が助けられたことを日本の届けたい。

【アップデートできたこと】

子供が与えてくれた環境から見る景色は、未来に続く幸せを実感出来る場面があって、母親になって、それを体感できていることが、人類の世界の幸せに繋がってるきがする。そして母親一人一人も何かをミライに残せる力を持っているという実感。わたしは子供と、人前でも、表現することが一番好きだ!

最初にこのコメントをくれたときは、この文章をそこまで理解しきれてなかったのかもしれない。それを反省。

このコメントを、どうイベントで伝えたらいいのか、そんなことに私は頭がいってしまっていた。

そして、このやり取りの数日後。パリさおから、突然の卒業宣言。

お知らせとお礼

最近盗難でno携帯、かつ故障でパソコンになる状況があって、やっぱsns?メディア全般は時間がもったい&娘も私も想像の時間が減ったと思って、思い切ってfbやめますー。家族ごっことか、面倒くさい、付き合いもおわり!子供と向き合って、自然発生に暮らす。今までありがとうございました。すみません。こんなお知らせで。

このコメントが入っているときにはFacebookのアカウントも消えていた!

さいごにお礼も言えなかったし、気持ちを100%汲み取れてなかったのかも、という心残りが大きいのは事実。

そして「スパイス」が無くなった、さみしさも感じている。

でも、最後までパリさおらしく、潔いなーと感じた。この卒業を応援したい!

今までありがとう!

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2 Comments

植松彩織

記事にしてくれてありがとう。
最近母がパリにきたが、5日間で音をあげて夜中に飛び出して日本に帰った。問題のある母だったけど、これで、家族観にきっぱり、対人間も、なんかつながってないとみたいなのはやめようと思った。個を尊重する国が教えてくれたのは、つながり自体が大切というより、個で生きてけばいいと。
それよりも、想像力とかを大切にしたい。
相手に無理、理解できない、我慢させてまで、続ける必要はないと。

半径徒歩圏内にいる人たちに直接支えれて、寄り道できる場所もあって、娘の母親としては一人の役割を全うしようと思った。金も携帯もない状態で考えたことは、なにもないと、すごい身軽たなんだなってこと。こんなこと日本で起きないから、爽快だった。盗難という機会が与えてくれたよ(笑)

残りのパリ時間が今愛おしくて、娘と携帯、パソコン触らない時間がすごい愛おしいと思った。それが一番のメディア全般離れ。今彼女想像力も爆発してて、フランス語も爆発してきて、色々披露してくれてすっごい楽しい。付き合ってこうって。この彼女の幸せの持続にエネルギーをさこうと。それが帰国することへの悩みでね。。
帰国してからのプロジェクト、海外からのおうちお手伝い&娘にとって鍵になる学生フランス語話者の調整を年間単位で管理しなきゃいけなくて、それでも、私は一人しかいないから、時間確保のために、snsを削りました。
母の事件で、価値観が合う、理解しあうとかに期待しないで、出来ないことの方が多いでふらふらとヒッピー的なのがやっぱり合うなと(笑)

何かあったら、メールで!お知らせなどwelcomeです。

これからも頑張ってね。
ありがとう。

植松彩織

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植松彩織

近況
こちらの難民宿泊施設でドレミ!
難民といっても、そこは、フランス、保護するフェーズは終わって、そこに住んでる人がいかにいきいきと暮らせるかに、重点をおいてて、お洒落でフリマもやる、近所の交流施設&私は保育園帰りによったり、ローカルの人と話したり、洗濯機を使いにいこうと思ってる、、。そこのスペースでドレミをする機会を得れそうで、またエネルギーを取り戻したので、練習頑張るよ!こんな素敵な場所はないと思って、子供たちと楽しむ。娘をこういう場所に出入りさせることで、いきいきとしてる。これが一番。そういうのでエネルギーがもってかれちゃうんだ(笑)。あと、大切な人だけ連絡もつながればいいかなと思ったことが新年からあって、、そゆこと。大好きな人と忘れてないってことだけ確認できたら、もうあとは、いいかなと。
結局はそういう形の生き方(笑)

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