「自分軸」を持つと、承認欲求から解放される。

昨日、自分軸を持つことの大切さと、自分軸を持つことがWell-being(持続的な幸せ)につながることを、ブログに書きました。

「自分軸」を持つことが、Well-beingにつながる。

今、「自分軸」を持つためのプログラムを開発していることもあり、

これから、しばらく「自分軸」をテーマに書いていきたいなと思っています。

昨日のおさらいとして、

「自分軸」を持つことが、Well-beingにつながるイメージ。

  1. 「自分軸」を持つ : 根っこ
  2. 「自分」を生きる : 芽が出る
  3. 「つながり」という栄養を得る : 太陽
  4. 「Well-being」な状態になる : 自分の花が咲く
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今日のテーマは、「自分軸」と承認欲求。

承認欲求とは何か?

そもそも、承認欲求とは何か?

Wikipediaによると、

承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。

  • 自分の頑張りを誰かに認めてもらいたい」
  • 「誰かに褒めてもらいたい」
  • 「SNSで『いいね』をたくさんもらいたい」
  • 「友達に『すごい!』と思われたい」

こんなふうに、認められたいという欲求が、承認欲求。

心理学者であるアブラハム・マズローが定義している、5つある人間の根源的な欲求のうちの1つ。

日本人は「周囲から認められなければならない」「期待を裏切れない」という切迫した感覚に陥りやすいと言われている。これだけインターネット、SNSで情報発信できる時代に、「承認欲求」が浮き彫りになり、過激な投稿や、分断を生んでしまっていると感じます。

例えばTwitterではいいねを多くされる人が影響力を持ち、多くの人の注目を集めます。それだけこの人の発信する情報には、価値があるのだという見方をされます。 フォロワーが多いことがチヤホヤされる時代。

「承認欲求」とは「他人軸」から生まれる

心理学者のアドラーは、この承認欲求を否定しています。

「他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります」

「褒められたい」「認められたい」という欲求は、「賞罰教育」から生まれている。

「賞罰教育」とは、いいことをしたら褒められ、悪いことをしたら叱られる教育方法。

「賞罰教育」がベースになると、「ほめてくれる人がいなければ、適切な行動をしない」「罰する人がいなければ、不適切な行動もとる」という、誤ったライフスタイルにつながる。

そもそも人は、他者の期待を満たすために生きているのではない。これは「他人軸」の生き方。

誰のために生きているのかというと、すべては「自分」のため。

スティーブ・ジョブズも、このように言っていました。

「あなたの人生の時間は限られています。無駄に他人の人生を生きないこと」

自分にウソをつかないことが大切。

これがまさに、「自分軸」になります。

「自分軸」に大切な「課題の分離」

「自分の人生を生きる」は分かる。

他人からの承認を求めすぎないのも分かる。

でも、他人から好かれたいという気持ちが芽生えてしまうのが人間かなと思います。

承認欲求から解放されるため、他人軸から自分軸に変えるために大切なのが、「課題の分離」。これは、「嫌われる勇気」ということもできると思います。

「課題の分離」とは、「自分の課題」と「他者の課題」を明確に分けること。

「自分の課題」には取り組むけど、「他者の課題」には踏み込まない。

自分にウソをつかない。自分の信じるベストな選択をする。これが「自由」な状態。

この自分の選択について、他者がどう思うかは、「他者の課題」。

ざっくり言うと、他者から嫌われようが嫌われまいが、それは「他者の課題」なので、気にしない。

これを自分の意見に引き入れようとか他者をコントロールしようとするのは、「他者の課題」に土足に踏み込んでいて、自分勝手なこと。

誰の課題かを見分ける方法はシンプルで、「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」による。

たとえば、これが「転職をする」という決断だとしたら、それは「自分の課題」。他者からアドバイスをもらうことはあるけど、最終的に決めるのは自分自身だし、その決断を他者がどう思うかは「他者の課題」。

それを他者に言われたからと言って、自分の決断を変えてしまうと、のちのち後悔したり、他者のせいにしてしまう。

ちなみに余談ですが、SNSの「いいね」の仕組み自体は、良いと思っています。「読んだよー」という確認にもなるし、他者の反応も分かるので、承認欲求にこだわらなければ良い仕組みかと思います。

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