ニシノコンサル #21 お中元・お歳暮の慣習を若者に広める方法とは!?

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。

みなさんは、Abema TVの「ニシノコンサル」という番組をご存知でしょうか?

ビジネスの悩みを抱えた相談者に、キングコング西野亮廣さんと、ゲストがコンサル!アイデアを出していく切り口とか、すごく勉強になる番組です。 ちなみに、ニシノコンサルはこちらから観れます。

*こちらの記事に入れている画像は、番組より引用させていただいております。

今回は21回目の「お中元・お歳暮の慣習を若者に広める方法とは!解決には“スポッ”が必要!?」がテーマですので、こちらの内容をまとめます。色んなビジネスに共通するテーマである「ブランド化」の話がでて、今回も興味深かったです。

  1. お中元、お歳暮ビジネスはオワコンか?どんな課題がある?
  2. お中元、お歳暮の”概念”を変える?
  3. ブランド化をするには、どうすればいい?

お中元・お歳暮の慣習を若者に広める方法とは!?

相談者:
・お中元・お歳暮ビジネスをやっている株式会社ヤバケイ 中西さん

相談相手:

・キングコング・西野亮廣さん

・オリエンタルラジオ・中田敦彦さん

今回のクライアントは、小売店やデバートなどの企業向けに
お中元・お歳暮商品を企画・展開している会社(株式会社ヤバケイ)の中西さん。

みなさんは、お中元・お歳暮を贈ったことはありますか?

私の場合、お中元・お歳暮は実家に贈られてくることはあっても、贈ったことはないので、あまり馴染みは無いですね。ちなみに実家に贈られてくる物は、油だったり、焼き菓子だったり、ビールだったり、そんな物が多いです。若者がお中元・お歳暮を贈っているイメージは無いですね。私の周りでお中元・お歳暮の話をすることがまず無いですね。

1. お中元、お歳暮ビジネスはオワコンか?どんな課題がある?

まず今回のクライアントである株式会社ヤバケイさんの売上の落ち込みが半端ないようです。なんと1年間で2億円の減少!

お中元を贈り合っている高齢者数が減少しているとか。若者層を取り込むなどの、新しい打ち手がないことには、ビジネスがどんどん縮小していく。

じゃあ、若者層を取り込むためには、どんな課題があるのでしょうか?

特定のイベント日が無い!

中田さんはお中元・お歳暮を贈ったことが無い、西野さんはたまに贈る程度とのこと。その贈らない理由の1つが、特定のイベント日が無いからではないか?

クリスマスだったら、12/25とか。バレンタインデーなら2/14とか特定のイベント日があるので、そこに向けて、街全体が盛り上がっている気がします。
じゃあ、お中元・お歳暮はどうかというと、

  • 7/15辺り(お中元)
  • 12月くらい(お歳暮)

この日というのは無く、すごくふわっとしている。だから、買うキッカケが無いんですよね。

お中元・お歳暮のイベント日を”1日”に絞る
贈る日を決めて、大々的に宣伝する

中田敦彦さんからのアドバイス

2. お中元、お歳暮の”概念”を変える?

ここでコピーライター&コミュニケーションディレクターである、マーケティングのプロ・川上徹也さんが登場。

まず前提として、お中元・お歳暮はオワコンだ!とバッサリ。その前提で、2つのアドバイスがありました。

1) 概念を変える(自分に贈る)

バレンタインも、気づけば自分に贈るような文化ができてきた。このバレンタインの変遷を参考に、お中元、お歳暮も「自分に贈る」という”概念”を変えるのが必要では?とのこと。

セルフお中元、セルフお歳暮

たしかに、この発想は無かったですが、自分へのご褒美をこのタイミングでしよう、というのは有りな気がしますね。やっぱりこの新しい概念を普及させるには、ネーミングは重要と思いますが、セルチュー、セルボについては笑いが起きていました。

2) 贈りたい人、贈られたい人のマッチングサイト

次に貰って困るというミスマッチが起きないように、贈られる側が「これください」って事前に言えて、それが贈られてくるようなマッチングサイトを作るのはどうか?という提案。

西野さん曰く、取材時の差し入れでのミスマッチ率が高いとのこと。贈る側は良かれと思って贈っているものが、迷惑になってしまっているとしたら、すごい悲しい。贈られる側としては、「これじゃなくて、もっとこういう物が良かったな」と思うことはありますよね。

この仕組みはいいね!という話になりましたが、ちょっとお金掛かりそうかもね、という懸念もありました。

3. ブランド化をするには、どうすればいい?

今の売れ筋商品は?

ここで、お中元・お歳暮って何が売れているの?という話に。

こちらがお中元の売上トップ3。

すべてアイス!しかも、高級感ある感じですね。

これについては試食タイムがありましたが、味のクオリティは高いけど、個数が多い!という話になりました。

11個入りとか、一人暮らしには多い

贈られた側は、少量(2-3個くらい)のほうが嬉しい

西野亮廣

冷凍の配送料が高く、小分けにしても料金は変わらないという問題はあるようですが、若者を狙うには確かに少量のほうが嬉しいですね。多いと単純に食べきれないし、箱を開けた瞬間多いな、という気持ちになります。

贈り物についてのアンケート(20-40代)

Q. お中元・お歳暮を贈ったことがありますか?

贈ったことがある人は37%ですが、このなかは40代が主流。

20-30代は、贈ったことが無い人が多いですね。

これが贈ったことある人の意見。義理で贈っている人も多そうですね。

Q. 贈り物をどこで買うか?

若い人のほうがデパートで買う、という意外な傾向に。

ブランド化して、プレミアム感を出したほうがいいのでは?

やっぱり量は、2個、3個くらいが良い。数量を減らす場合は、値段に見合ったクオリティに見せることが重要、つまり”ブランド化”して、プレミアム感を出す。

例えばの案として、こんなアイデアがでました。

  • 地域ごとの名産品を集めた贅沢セットにする
  • 器を高級にする

博多あまおう苺のアイス単体だけではなく、福岡の伝統工芸品の器、金のスプーンをつけて福岡の贅を究めるセットにすると、地域の職人を助けることにも繋がる。1つのストーリーができる。

あえて、お中元・お歳暮はオワコンだ!というのをアピールして、応援してもらうのもあり、という話も出ました。中田さんのTシャツも「売上がやばい!」と言っていると、応援者が出てきて売上が上がるとのこと。

ライブチケットでいうと、SS席、C席も作るといいのでは?

よくあるライブチケットのパターン。下記は参考例ですが、こんな感じでプレミアのSS席から、A席、B席、C席とランクがありますよね。

今のお中元・お歳暮商品は、「A席」しかない

  • プレミアのSS席でセレブ層を取り込む
  • リーズナブルなC席で若者層(自分向けの贈り物含む)を取り込む

じゃあ、どうやってハイブランド(SS席)を作るのか?

ここで例にあがったのが西野さんのお友達である世界一のパティシエ 小山進さんのチョコレートブランド 「es koyama」

私は知らなかったのですが、チョコレートが抜群に美味しいのはもちろん、パッケージにこだわっているとのこと。

たしかに、すごくかっこいい!

しかも、子ども向けの未来製作所というのまであり、ストーリーがある。子どもはこの未来製作所で遊び、大人はプレミアムチョコレートを買う。ちなみに未来製作所は兵庫県にあるようです。これは子どもが居る身としては気になります。

高級感は、”スポッ”?


このチョコレートが”スポッ”と入っている感じが、高級感ある!ということで盛り上がっていました。大切にパッケージされているのが、それだけこだわっている感じが伝わるし、すごいクオリティの高いものなんだ、という感じになりますよね。

こちらはゴールドが使われていて、しかもナンバリングまで入っている。この順番に食べてね、ということ?なのでしょうか。

ということで、最後にキーワードは”スポッ”ということになりました。

“支持される”というのはどういうことなのか?というのを考えると、結局あらゆるビジネスで一緒。これはお中元・お歳暮に限らない共通のこと。全く違うジャンルの人と話しても、”共通の問題” で打ち解けられるというのが良いよね、とお話されていました。

そして、番組の最後に以前コンサルされた「占いフェス」のイベント結果がありました!

西野さん、前田さんのおでん屋さん!

そして来場者数は約3,000人ということで、大盛況に終わったとのこと!見事黒字化ということで、おめでとうございます!!

記事が気に入ったらシェアお願いします!

2 Comments

佐々木

うちには毎年お歳暮にリンゴが盛岡から届きます。箱で来るのですが、年末年始に近所の友達に配ったりしてます。かなり好評です!繋がりが繋がりを呼んでる気がして、私は良いと思います。恒例の行事になってます。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください