「焼酎」 x 「フレンチ」。新しい焼酎のビジネスモデル

こんにちは、Natsumiです。

 
この前の記事で、焼酎の話を書きました。
その流れで、本日も焼酎のビジネスの話を書きます。

 
以前、宮崎の黒木本店」という焼酎蔵を訪ねました。
黒木本店は、「焼酎一筋」で明治18年から焼酎をつくり続けている伝統のある焼酎蔵です。

黒木本店がある場所は、宮崎県の高鍋市です。
わたしは、この時に人生ではじめて宮崎県を訪れたのですが、その豊かな自然に驚きました。
宮崎県といえば、とにかく食べものが美味しい、マンゴーなどの果物とか、地鶏とか、豚とか牛もありますよね。その源となっているのが豊かな自然と、豊かな水。
焼酎造りにも最高の環境のようです。
 
黒木本店は、創業から130年以上つづく、「焼酎一筋」の老舗ですが、そんな老舗ではありながら、新しい焼酎のビジネスモデルを開拓されています。
そのキーマンとなるのが、若き5代目・黒木信作さんです。直接お話をお伺いして、そのとてもチャレンジングな姿勢に感激しました。

 
黒木本店の焼酎で有名なのが、「百年の孤独」。
プレミアがついている麦焼酎です。

蒸留後にそのまま瓶詰めして出荷される一般的な焼酎とは異なり、ウイスキーと同様に蒸留した焼酎をホワイトオークの樽で熟成させ、3年もの・4年もの・5年ものをブレンドしたものが「百年の孤独」として出荷されています。

 

「焼酎 x フレンチ」で、新しい焼酎の楽しみ方を提案

 
黒木信作さんが、2016年に新しく作った芋焼酎が「球」です。
これまでの焼酎の常識をくつがえし、新しい焼酎の楽しみ方を提案しています。

 
・ストレートで飲むための焼酎
 
焼酎はロックや水割りで飲むことが常識、アルコール度数が30-40度くらいです。

この「球」は、ストレートで飲むことを前提にしており、アルコール度数は「14度」
水にとにかくこだわっているとのこと。

 
・フレンチに合う!
 
焼酎は和食に合わせるもの、というのが常識

フレンチに合う焼酎を作った。
焼酎のイメージを再定義していきたい。そんな思いが詰まっています。
ワインと同じように、香りを楽しめる、そんな焼酎です。

 
・デザインにこだわっている!とってもスタイリッシュ!
 
焼酎といえば、おじさん好み。

スタイリッシュなイメージで再定義。
ラベルがとってもかっこいいデザインです。
ローマ字で「KUROKIHONTEN “Q”」、ワインのラベルのようなデザインです。

 
黒木さんはブランドも再定義したいと取り組みをされており、ロゴなども見直しされました。
そのブランディングを一緒にやっているのが、水野学さん。
あの「くまモン」をデザインした方です。

 

・ホームページの「球」の商品説明より
 

芋由来の柑橘類の皮のニュアンスに、白桃やライチの風味が優しく香り、穏やかな香ばしさが香りにアクセントを与えている。程よいボリューム感で滑らかで甘やかな口当たり、マンダリンオレンジの風味や米の甘みを思わせる風味が心地よく余韻に残る。

 
黒木さんの話を聞いて、さっそく「球」を飲んでみました。
その裏側にあるストーリーを知って味わうと、本当に感じ方が違います。

 
すっかり、黒木本店のファンになりました。これからも応援しています。
 

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