こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日は、前田裕二さんの「メモの魔力」出版記念の講演会に参加してきました!
今回の講演会では、事前に集めた20個の質問を、前田さんに聞いていくスタイル。その中で心に響いた前田さんの名言について、まとめてみたいと思います。”愛”、”共感”、そして”アウトプット”の3つに対して、それぞれの名言について、勝手に私のベスト3まとめてみました。
“愛”についての名言ベスト3
恋愛感情の伴う”愛”ということではなく、あくまでも人と人との”愛”ということについての、名言をまとめました。
1位「自分のコップを満たそう」
まず話があったのが、自分のコップと、相手のコップの話。
自分のコップの水が満たされてないのに、相手のコップに水は注げない。
自分のコップを満たすことを、まずは優先していいということ。つまり、利己的。自分のコップが満たされた状態で、相手のコップに水を注ぐようにする。これが利他的。
自分のコップを満たす = 自分がハッピーでいること
これができている状態で、相手を思いやることができる。これって子育ても同じだなー、と思いました。
子どもに対して何かしてあげたい、という気持ちはあっても、自分のコップが満たされてないと、ついイライラしてしまう。余裕が無いと、子どもに何かしてあげたいと思っても、結局できなくって、またイライラしてしまう。
それであれば、まず「自分のコップを満たそう」。子どもを公園に遊びに連れて行って、イライラするくらいなら、フジロックに子連れで行って自分がハッピーになればいい。母親であっても、もっと利己的であってもいい。それを肯定いただいたような気がして、勇気づけられました。
ちなみに、前田さんのコップは常に”ひたひた”になっているとか。だから、周りに対して、いつもあれだけの無償の愛をもって接することができているんだな、と腹落ちします。
「どうやったら、”愛”の質を高められますか?」という質問に対しては、「”利己成分”を高めること」という答え。”利己成分”という響きが、斬新でした。
2位「愛は、”取引”ではなく、”与える”もの」
あなたのために、何かやってあげてる。という感覚でいると、どうしても見返りを求めてしまう。つまり、愛が”取引”になってしまう。そうではなく、愛は”与える”ものであるということ。
プロダクトアウトではなく、マーケットインという表現をされていました。つまり、 相手が求めているものを、”与える”こと。
たとえば、”愛されたい”ために料理をするのではなく、相手が食べたいと思うものを料理する。いわゆるGive & Takeではなく、「Give」で見返りを求めるものではない。見返りを求めると、それが来なかったときに辛いけど、「愛は”与える”もの」なんだと思えば、自分もハッピーになれる気がする。
3位「”大事な人”の”大事な人”を想像する」
“大事な人”の”大事な人”まで想像する、そして愛することが大切。
たとえば、社員の家族まで想像して、感謝の手紙をそのご両親宛に書くこともあるという前田さん。目の前にいる”大事な人”だけではなく、その人の”大事な人”まで想像しているという、愛の深さには驚くばかり。
これは、”鳥の目”とも言われる、空から物事を見ることができるような力でもある。誰かにネガティブなことを言われて、イラっとすることがあっても、その人の”大事な人”まで想像する。 その人のご両親ってどんな人なんだろう?とか。そうすると、その人のことが嫌にならず、キュートに思えるとのこと。
“共感”についての名言ベスト3
1位「”夢中”には、自分の夢の中と、誰かの夢の中の2つがある」
前田裕二さんの最近の好きな言葉は、「夢中」
「だって、”夢の中に入る”って、すごいステキな言葉だよね」という言葉が印象的でした。
夢中になるには、2つ方法があって、
- 自分の夢を持って、中に入る
- だれかの夢の輪の、中に入る
どちらも大切。自分で夢を持たなくてもいい、だれかの夢を実現するのも素晴らしい。だれかが立てた”旗”に共感して、その輪の中に入っていく、これを 「夢中」と言う。たしかに、「夢中」って「夢の中に入る」と考えると良い言葉!
2位「お金は、”共感”の対価である」
クラウドファンディングの例でいうと、共感をどれくらい集められたか?というのが、お金になる。「お金は”共感”の対価である」という表現をされていました。
- 最初にあったのが「可処分所得」という、お金の奪い合い。
- その後に来たのが「可処分時間」という、時間の奪い合い。
- そしてこれからは「可処分精神」という、心の奪い合い。
どれだけ”共感”を惹きつけられるか?が大事になってくる。
人が自分の精神をつい割いてしまう、心から好きと思える、共感できる人やサービスが活躍する。
3位「一点突破と余白」
自分の能力を、6つの要素で表す、六角形のレーダーチャートをイメージしてみる。すべての点数がそれなりに良いチャートではなく、一点突破型のチャートの方が良い。自分の好きなことに振り切っている人が、共感を集めている。
これは、この間のイベントで箕輪厚介さんも同じことを言っていました。今、そうなっていなくても、じょじょに比率を上げていって、自分の好きなことの比率をあげていけばいい。
そして、足りないところは「余白」
足りないところは、誰かに埋めてもらえばいい。
ちなみに最近の前田さんは、「仲間を探す力」に自分の比率を思いっきり振っているとのこと。なので、それによって出来なくなっていることもある。東京駅発の新幹線のチケットを持っているのに、品川駅に行ってしまって、富山に行くのに遅刻してしまったエピソードを話されてました。こういう「余白」をさらけだすことができるのが、魅力になる。
“アウトプット”についての名言ベスト3
1位「”自分の言葉”を置いていく」
まさに、今日のブログで書いているように、前田さんのひとつひとつの”言葉”が心に響いている、これを「”自分の言葉”を置いていく」という表現をされていました。
ここで大切になってくるのが、エピソード力。
抽象的なことは、誰にでも言える。
でも具体的なエピソードは、その人にしか言えない。ここで差がでてくる。
これは流行っている曲からも、同じことが言える。
90年代に流行っていた曲: 井上陽水さんの「少年時代」
夏が過ぎ 風あざみ
→すごく抽象的で、聴き手が想像を膨らませて聴いている。
最近流行っている曲:西野カナさんの「Darling」
ねぇ Darling 脱ぎっぱなし靴下も裏返しでもー、誰が片づけるの?
→すごく具体的で、聴き手がすぐに分かる。
こんな感じで、前田さんも井上陽水、西野カナという具体的な例やエピソードを話すことで、私たちの心に響くということ。
2位「インスタントラーメン化している」
さっきの”流行っている曲”の話から、世の中が「インスタントラーメン化」しているという話がありました。
情報がありふれている時代で、すぐに答えを求めようとしている。私は、この講演会から家に帰ってきて、焼きそばを食べながら、思ったことがあったのでツイートしました。
逆に、最近の私は「みんなで焼きそば化」してる。
母親アップデートコミュニティ(HUC)をやるようになってから、時間掛かっても、みんなでそれぞれができることをやって、「もっとおいしいもの作ろうよ」って、試行錯誤して、焼きそば作ったら、おいしいと思えるようになった。
この気持ちを大切にしたい。みんなで焼きそばを作ろう!(笑)
3位「とにかく打席に立つこと」
とにかくアウトプットの機会を増やす、打席に立つ回数を増やすことが大事というお話がありました。
私もブログを始めてから、約半年経つけど、ほんとにこれは実感すること。回数を重ねないと、上手くならない。「どれだけ打席に立てるか?」が大事。
そうだ、 この講演会でいただいた名言を心にいれて、 もっと打席に立とう!
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