こんにちは、Natsumiです。
本日は、ワーク・ライフバランスの代表取締役であり、
働き方改革の第一人者である小室淑恵さんの新著のレビューです。
プレイングマネジャー
『残業ゼロの仕事術』
チームの「生産性」が自然と高まるマネジメントの技術 小室淑恵
ワーキングマザーとして、ひとり「働き方改革」
私自身、産休前は長時間労働、残業が当たり前の生活を送っていました。
産休・育休から復帰したあとは、育児も仕事もきちんとこなさなければならない、というプレッシャーを感じました。
それが仕事も手を抜かないという気持ちを生み、育児が終わったら夜自宅で仕事、という流れで遅くまで仕事をする。
休み明けの最初の3か月で体調を崩しました。
そこでようやく「いかに短い時間で成果をあげていくか?」という、ひとり働き方改革に取り組むことになりました。
そこで出会ったのが小室さんの本だったり、メンタリストDaigoさんの本だったり、第一線で活躍されている方の本です。
本に書かれていることを小さいことでも実践してみる、自分に合うものをどんどん取り入れる。
自己投資にお金は惜しまない!という考えで、特に本は多く読むようになりました。
小室さんは、一人目のお子様を出産してわずか3カ月で企業。
「働き方改革」という言葉が流行る前から、1,000社を超える企業向けにコンサルティングを実施されてきました。
2018年6月の「働き方改革関連法」の可決にも貢献されています。
小室さんは本書を「働き方改革」の決定版、と名付けておりますが、まさにそのノウハウが詰まっていました。
こんな人におススメ
・マネジャー(管理職)として、チームの成果を上げたいと思っている人
・チームの長時間労働を変えたいと思っている人
・チームの雰囲気を良くして、楽しみながら働きたいと思っている人
・「働き方改革」を実践しなければならない人
・ワーキングマザーとして、ひとり「働き方改革」が必要な人
働き方改革の目的とは?チームで共有することが重要
最近のトレンドである「働き方改革」、これに取り組むこと自体が目的化してしまっているケースも見受けられます。
なぜ働き方改革が必要か?何を目指すのか?という点を、チーム全体で共有する、納得する、これが最初の一歩と感じました。
小室さんは、あくまでも一般的な定義として、下記と表現されております。
目的:チームの生産性を高める
生産性=成果/時間
→ 残業や働く時間を最小化して、成果を最大化する。
改革に取り組む前に「チームのあるべき姿」を皆で考え、きちんと目的・目標を腹落ちするところまで話し合う。
これが重要ですね。
この本では、働き方改革の具体的なステップやノウハウが書かれています。
・マネジャーの考え方をチェンジ (例:頑張らない、弱みを見せて良い)
・マネジャーはマネジメントに軸足を置く (どんどん仕事は人に任せていく)
・チームメンバーの「関係の質」を高める
・チームメンバーが自発的に行動できるようになる
・働く時間を最小限に
・成果を最大化
マネジャーや、チームメンバーの一人ひとりのボトムアップの活動が改革を生む。
そんな勇気を持てる本です。
コメントを残す