こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
今日は、ほっこりする絵本のお話です。私には4歳の息子がいます。絵本はすごーく好きで、いろんな絵本を読み聞かせしています。恐竜が好きなので、けっこう恐竜系の絵本はよく読んでいます。
そんな息子が最近お気に入りの絵本が、『ほんやのポンチョ』です。みなさんはご存知でしょうか?
あのキングコング・西野亮廣さんが著者の絵本です。私は西野さんのビジネス書『革命のファンファーレ』とか『新世界』とかは読んだことがあったのですが、絵本は初めて。絵本の常識を覆す「分業制」で絵本を作ったり、絵本の「全文公開」をネットでしたりと何かと話題豊富です。
前作の絵本 『えんとつ町のプペル』 は、なんと37万部のベストセラー!それに続く最新作の絵本です。
『ほんやのポンチョ』ですが、ほんとに息子の”お気に入り”。最初に読んだときから、毎日読みたい!と言ってます。なんで「毎日読みたくなる」くらいお気に入りになったのか?を考えてみたので、それを今日はみなさんに共有します。
『ほんやのポンチョ』とは
どんなストーリーか、Amazonの概要を抜粋しますね。
不器用で商売下手な本屋さんが、行列のできる人気店になったのはなぜ?
ポンチョと町の人たちが、本を通してつながっていく。優しい優しい物語。
本屋のポンチョは、力持ちだけど不器用で、商売が苦手。
それでもポンチョは、大好きな本に囲まれて幸せに暮らしています。
ポンチョの癖は、面白い本にメモを書き込んだり、ページを折ったりしてしまうこと。そんなことをしたら、売り物になりません。
ところがある日、女の子が訪れて、汚れた本を欲しがります。
「しるしのおかげで ポンポンポンチョの ドキドキワクワクよくわかる
これは せかい にひとつだけ とってもステキな『しるしぼん』」
町の人たちは、次第にポンチョが汚した「しるし本」を欲しがるようになりました。
そんなときに、お店が火事に!
ポンチョは大事なものを取りに火の中へ――。
ポンチョはどうなる? お店はどうなる?
『ほんやのポンチョ』を毎日読みたい理由
大きく分けると、3つあるかなと思います。
- とにかく読みやすい!
- ポンチョの魅力、世界観がいい!
- 長く楽しめる!
1. とにかく読み聞かせしやすい!
1) リズム感
とにかく西野さんがこだわったのは「読み聞かせしやすい」本にするということのようです。
まず、最初に読み聞かせして思ったのは「あれ、なんかこれ、音楽みたいで読みやすい」ということ。他の方のレビューでもあったのですが、5・7・5調になっていて、なんかリズム感があるんですよね。先ほどの概要にも載せているのですが、こんな感じです。
しるしのおかげで ポンポンポンチョの ドキドキワクワク よくわかる
これは せかい にひとつだけ とってもステキな『しるしぼん』
普通の絵本のように文章を読み聞かせるのではなく、音楽とか俳句?みたいな感じで、読み聞かせしやすいです。
このリズム感が、子ども好きみたいで、この絵本を読み終わると自然と口ずさんでいるんですよね。この頭の中に残るリズム、思わず口ずさみたくなるというのが、いいですね。
2) 引き込まれる”ストーリー”
次に”ストーリー”です。たとえばアンパンマンでも、だいだい感動するストーリー構成がありますよね。それと同じで、引き込まれるストーリー展開なんです。
書店の店長であるポンチョは、全然売れなくて、お客さんがいなくて困っているけど、とにかく本が大好き。自分の書店の売り物である本に、折り目をつけたり「メモ」をしちゃう困ったさん。でも大火事が発生して、大ピンチになったときのポンチョの行動が、周りの感動を生む。
3) クオリティの高い絵
この本ですが、オールカラー、完全分業制で作られています。こちらの西野さんのブログに制作したときのことが書かれています。
『ほんやのポンチョ』の制作風景
1つの絵を完成させるのに色んな人が作業している感じですね。なので、やっぱり他の絵本と比べるとクオリティが明らかに違います。ちょっとWebでは伝えきれないのですが、紙の本で見ると、そのクオリティに感動しました。
ちなみに、どれだけクオリティが高いかというと、途中ポンチョが読んでいる本の絵が出てきますが、その本の文字まで鮮明に表現されています。
「衰え」ではない「成長」だ
なんて書かれているのが、読めちゃいます。
2. 「ポンチョ」の魅力、世界観がいい!
1)「ポンチョ」のキャラがいい!
最初のほうは、ポンチョってダメなやつだなーとか思っていたのですが、なんか憎めないんですよね。最後のほうになると、本の中でも人気者になって、読んでいる私たちも、ついつい「ポンチョ」に引き込まれちゃいます。
ゆるキャラみたいな、この愛らしさが「ポンチョ」の魅力です。ちなみに、うちの息子は、「ポンチョって何の動物なの?」と聞いてきますが、「なんだろう、動物ではないんだよ、きっと」と、何の動物かは答えられませんでした。
2) 「しるし書店」の世界観
ところで、みなさんは、「しるし書店」を知っていますか?
しるし書店とは?
自分でお店を作り、自分の読んだ本にしるしをつけて買ってくれる人を待つサービス。
まさにこの『ほんやのポンチョ』は、この「しるし書店」の世界観を表現されています。これを読めば、いっしょに「しるし書店」のコンセプトも分かっちゃいます!
3. 長く楽しめる!
最後にこの絵本を読んだとき、「なんか長く楽しめそう」と思ったんですよね。なんでそう思ったんだろう、と考えてみました。
1) 何度でも観たくなる映画みたい
先ほどの世界観というところにも繋がるのですが、なんか絵本なんだけど、映画みたいなんですよね。ストーリー展開もそうだし、そのファンタジー感。
これは西野さんも、この絵本を作る時にこだわったポイントのようです。こんな感じで、主題歌まで作っちゃっています。
そして、絵本の最後にあるクレジットにも
絵・文・監督
西野亮廣
という感じで書かれています。まさに映画みたいですね。
2) なんと日本語と英語で書かれている
これはオマケ的な要素なのかもしれませんが、全文の日本語に、なんと英語も一緒に書かれているんです。大人は英語の勉強にもなるし、子どもが大きくなって、英語が分かるようになっても楽しめるようになっています。そこまで考えられていて、すごい!と感動してしまいました。
ちなみに、この本ですが、最初から「しるし本」になっていて、西野さんのサインが入っていました。この間、クラウドファンディングのリターンで初詣に一緒に行くという企画があり、そのときに名前も入れてもらいました。
毎日読む絵本なので、毎日サインを目にして、初詣のことを思い出します。ホームレス小谷さんも居て楽しかったなー。
このときホームレス小谷さんには、後光が指していて、きっとご利益ある!と思った1日でした。
和みました。読んでみたいです。
大人にもオススメですー!