こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、コミュラボのイベントに参加してきました。
テーマは「コミュニティマーケティング」
今年3月に発売された著書『ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング』が話題の小島英揮さんをお招きしてのイベントです。
小島さんは、2009年から2016年までAWS(Amazon Web Services)の日本法人で、マーケティング部門のヘッドとして従事。AWS在籍中に、日本最大規模のクラウドコミュニティ「JAWS‐UG」を発足させました。AWS退職後もその知見を活かし、コミュニティに関する知見の共有をしつつ、企業のマーケティングやエバンジェリスト業務をパラレルに推進中。
著書は営利企業でコミュニティ運営をする「コミュニティマーケティング」のお話がメインですが、この話はコミュニティ全般に使える内容です!
当日の実況ツイートを追いながら、濃縮ミックスしてお届けします!
「行動変容」がゴール
とにかくこのイベントで一番印象に残った、何度も言われていたワードが、
「行動変容」
小島さんはB2Bのマーケティングを長らくやられていますが、
マーケティングの目的は、「行動変容」させること
と言われていました。
「行動変容」させるためには、誰を?という「WHO」が必要になります。
ここでのポイントは、全員を相手にしないこと。その意味で、単にビールとかピザで人をイベントに呼ぶのではなく、誰に来てもらいたいか、を明確にしておく。
だれを、どのように「行動変容」させたいのか?
これを常に意識することが大切。
たとえば、私が運営している「母親アップデートコミュニティ(HUC)」では、母親が、”have to”ではなく”want to”で生きられることが目的。イベントに来た時に、これを明日から変えてみようという行動変容してもらうキッカケを作れるか、ということ。
「ああ言うの」戦略
何か新しいことを会社で始めるときは、
- ✕「こうあるべき」なので、これをやりましょう
- ◯「ああ言うの」もっとやりましょう
「ああ言うの」で進めると通りやすい。
こんな感じで「ああ言うの」でおススメしてくれる存在をつくるのが「コミュニティマーケティング」
そのためには「どのようにおススメしてもらいたいか?」というコンテンツを提供する必要がある。
コミュニティマーケティングの「マジック3」
このイベントでは、こちらのコミュニティマーケティングの「マジック3」を教えていただきました。
- 「3つのファースト」
- 「3つのレイヤー」
- 「3つの成長軸」
- 「3つのコミュニティマネージャーの資質」
それぞれを見ていきたいと思います。
「3つのファースト」
こちらは、コミュニティマーケティングの原則。
- コンテキストファースト →興味関心軸を合わせる
- オフラインファースト →熱量を高める、種火をつくる
- アウトプットファースト →行動変容につなげる
この3つは、実際にコミュニティ運営をやっていて、ものすごく共感する内容でした。
そもそも、小島さんの「コミュニティマーケティング」の定義は、
関心軸が同じ + オープン(広げたい) ということ。
こちらのコミュニティ4分類の図でいうところの右上。
- タテが、関心軸(上)⇔ 地域軸(下)
- ヨコが、オープン(右)⇔ クローズド(左)
おもしろかったのは、コミュニティ初期は熱量を上げる必要がある、「焚き火」でたとえると、種火をつけることが大切。なので左上の「関心軸+クローズド」から始めて、じょじょに右上の 「関心軸 + オープン」に移行していく。
「3つのレイヤー」
つづいては、コミュニティを構成するレイヤーを意識するということ。
コミュニティマーケティングの 「3つのレイヤー」とその比率は、だいたいこれくらい。これはコミュニティのメンバー人数が増えても、比率は変わらないように保っていくことが大切。
- リーダー 5%
- フォロワー 15%
- ワナビーズ 80%
「いいね」だけでもいい。その行動をいかに促すか。 いかにアウトプットを増やすか? それで、この比率を意識していくこと。
「3つの成長軸」
つづいて、コミュニティを拡大にしていくにあたっての3つの成長軸があるというお話。
- 自走化 → 自分ゴト化
- 地方展開 → 全国に参加できる場所
- 株分け → テーマごとに分かれる、リーダーが増える(分科会)
まさに、私がやっている「母親アップデートコミュニティ」は、この3軸が動き出していると感じてます。地方展開は、関西支部がめっちゃ盛り上がっていて、合宿もやることになっている。株分けのように、テーマやプロジェクトが出てきている。
コミュニティマネージャーがいなくても、勝手に自走化するのが、理想の状態。
逆にいうと、自走化しないとコミュニティは拡大していかないということ。
「3つのコミュニティマネージャーの資質」
では、そのコミュニティマネージャーに求められる資質はなにか?
こちらは会社(営利組織)のコミュニティマーケティングの例。
- 人に好かれる能力
- マーケティング的なセンスとスキル → 何のためにやってるか?
- 会社にちゃんと要求できること
私は、そして私たちは、「何のためにこれをやっているか?」というのを問い続けることが大切だなと思いました。
「ハッシュタグ」を持とう
このイベントの冒頭と最後で、小島さんが強調されていたのが、
「ハッシュタグ」を持とう
ということ。
これは自分自身を表現する「ハッシュタグ」。
私の場合は、「#朝5時ブログの女」だと思います。
このように朝5時に起きてブログを書いている、それを毎日やっているという継続できること、そして自分自身への行動宣言みたいなのをハッシュタグにしています。
あとは「#母親アップデート」。もっと母親として「have to」じゃなく「want to」でおもしろく生きられる人を増やすということ。コミュニティとしても、「ハッシュタグ」を持っておくことで、コミュニティが拡大していっても、そのハッシュタグで、そのコミュニティきっかけだったのね、と分かってもらえる。
ちょうど、私がやっている母親アップデートコミュニティが、始まってから6ヶ月経って、コミュニティ拡大期に差しかかっているところ。このタイミングで、小島さんからアドバイスいただけたことに感謝です!
そしてこのコミュラボを運営されているG2さんは、私にとっての「コミュニティの師匠」です。いつものスーパー幹事力、このイベントでの進め方や、人としてのあるべき姿を、いつも学ばせていただいております。ありがとうございました!
小島さんの著書は、コミュニティ運営に関わる方には、ぜひ読んでいただきたいです!
コメントを残す