こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、こちらのイベントに参加してきました!
『0秒で動け』を発売されたばかりの伊藤羊一さんの発売記念イベント。対談相手は、新著の『アフターデジタル』が話題の尾原和啓さんです。
おふたりの著書はすべて読んでいるのですが、このおふたりの対談が、どのような展開になるか、行く前からワクワクしていました。結論から言うと、
すごい!やばい!
ものすごく学びが多く、あっという間の濃い2時間でした。
これをぎゅっと濃縮して、私なりに学んだことを書きたいと思います。
ちなみに『0秒で動け』の内容という意味では、この前参加したトークイベントのレポートに書きましたので、
伊藤羊一さん『0秒で動け』 朝渋トークイベント前回のが基本編で 今回が応用編のイメージで書きたいと思います!
「変化の時代」に求められる行動が、「0秒で動け」
今回のイベントで印象的だったのは、「変化の時代」という言葉を、尾原さんが多く使われていたこと。
「安定成長の時代」から、「変化の時代」になって、私たちがどうやって行動していくか? そのためのヒントをいっぱいもらえました。
「変化の時代」に求められるのが、ひと言で言うと「0秒で動け」ということ。
「安定成長の時代」では、会社の”部品”として働いていることが、良しとされていた。交換できるので、失敗できない。”部品”として与えられたことをやることが、求められる。
でも、「変化の時代」では、何が起こるか分からない。尾原さんの著書『モチベーション革命』に書かれていたように、ゴレンジャーのカレー好きのイエローが力を発揮することもある。一人ひとりの”個”が大切になる。会社の”部品”ではなく「◯◯さん」として、働けている状態。ゴレンジャーの例にあるように、一人ひとりの”強み”をどう発揮するかが大切になる。
どんどん”失敗”しよう
失敗のリスクは減っているし、むしろ失敗をしていくと良いことがある。
- 失敗をいっぱいすると、経験が増える
- 失敗をいっぱいしている人は、希少性が高くなる
- 失敗自体が、ストーリーになる
- どんどん舞台が増えてきて、さらに経験が増える
- 経験が増えると、「直感」で動けるようになる
ここでの尾原さんの名言はこちら。
直感は、経験の”圧縮”である
たとえば羊一さんは、2018年に約300回のプレゼンをしている。これだけ回数やっていて、経験が増えていくと、“直感”で動けるようになる。
失敗を失敗のままで終わらせるのではなく、
「すぐ行動」➜「振り返る」「気づく」➜「すぐ行動」をサイクルで鍛えていくことが大切。
迷っているあいだに、チャンスは逃げてしまう。このインターネットの世界で、自分がアイデアを思いついた瞬間に100人は同じことを考えていると思ったほうが良い。この瞬間に直感で動けるようにしておかないと、チャンスは逃げてしまう。
「やれることは全部やる」という感覚が大切になる。
「切り替えスイッチ」を持っておこう
でも、失敗していると落ち込むこともあるし。そもそも失敗慣れしていないと、失敗が怖いというのもある。
ここについては、お二人とも「切り替えのスイッチ」を持っているというお話がありました。他人と比べて自己嫌悪になってしまった時とか、プレゼン前の集中したい時とかも、同じようにスイッチを持っている。そして、イメージトレーニングができる。
失敗して落ち込んだときのスイッチ
- 日経新聞の「私の履歴書」に載っているのをイメージする
- 「プロフェッショナルの流儀」をイメージする ➜ テーマソングが頭のなかで流れ出す感じ
羊一さんがプレゼン前に集中したいときのスイッチ
- パーカーのフードを被りながら、 控室の魔娑斗をイメージする
尾原さんの自己嫌悪になったときのスイッチ
- 人に”ギブ”する
- マンガ喫茶にこもって、『シャカリキ!』を読む
この『シャカリキ!』を読むことで、安定した物語を自分のなかで追体験して、自分の心を取り戻すことができる。
この自分のなかでの「切り替えスイッチ」をいくつかパターンとして用意しておくというの、すごく良いですね。ちなみに私も、落ち込んだときとか、気分をあげたいときに聴く曲とか決まってます。
自分で「問い」を立てよう
ここで見せていただいた動画がおもしろかったので、貼っておきます。
この動画で「白いTシャツのチームが、何回パスをするか数えてください」
この「問い」を言われながら、パス回しを見ていくという実験です。
これは、見えないゴリラという有名な心理学の実験。バスケットボールとは一切無関係の「ゴリラの着ぐるみ」が通ったことに気づいたかどうかを試しています。
人が見えているのは、全体の2、3割くらいと限られているようで、あるものに注意を払うと、ほかのものが見えなくなる。
安定成長の時代には、与えられた「問い」に正解を見つけることで良かった。でも、変化の時代には、この「問い」自体を疑うことや、「問い」を自分で立てるということが大切になってくる。それが身についてくると、変化に早く気づけるようになる。
みんなにとっての「ポケモン」になろう
ゴレンジャーの例にもあるように、一人ひとりの個性が生きる時代。
ここで大切になるのが、「自分の軸」を持っておくということ。これを持っておけば、迷ったときも自分で進めるようになる。
尾原さんからのメッセージは、
みんなにとっての「ポケモン」になろう。
ちなみに、これは余談ですが、最近流行っていた「ポケモン自己分析」というのがあって、私もやってみました。いわゆる心理テスト。
「未来」は、「現在」と「過去」の積み重ね
心理テストで「自分の軸」を見つけるのではなく(笑)
どうやって「自分の軸」を見つけていくのかというと、
- 未来 : どうなりたいか?
- 現在 : 今大事にしていることは何か?
- 過去 : どんな原体験があったか?
これを振り返っていく。
ちなみに、これは「自分の軸」だけじゃなくて、「会社の軸」もある。たとえば、リクルートだったら、過去、現在を見ていくことで、どういう軸があるかが分かる。インターネットについても同じで、未来を見たかったら、過去、現在を見る。
インターネットのトレンドを見ていく具体的なやり方として、「Softbank world」のセッションを観ていくのが尾原さんのおススメ。ここで大切なのは2年前と今年の両方を見比べること。変化も分かるし、過去➜現在➜未来を見ていくことができる。
「自分の軸」に話を戻すと、
尾原さんは、「赤いマフラーをいつも着ける」ことで自己暗示をかけているとか。これは、ヒーローになるという自己暗示で、尾原さんはご自身のことを「屯田兵」と表現されていました。
「屯田兵」とは、明治時代に北海道の開拓にあたった兵士のこと。尾原さんは、ITの最先端の情報を持っている、最先端の場所に行く人というポジションを築いている。これを、だれでも分かりやすいように言語化してくれる。
世の中で活躍されている人たちが、当たり前にやっていることを言語化したという意味で、『0秒で動け』は、すごく意味があるとのこと。
いまの行動を変えよう
自分の未来を創っていくために、いまの行動を変える。
その「自分の軸」は何なのか? これを意識していくこと。
自分をリードして、周りの人たちをリードして、社会をリードする。
すばらしいトークイベントをありがとうございました!
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