こんにちは、なつみっくすです。
今日は、「デジタル発酵」をテーマに書きたいと思います。
私も最近知った言葉なのですが、これは落合陽一さんが『2030年の世界地図帳』の本のなかで、提言されている言葉です。
私たち母親アップデートコミュニティは、この本をテーマに読書会をやっていました。この本についてと読書会での気づきを、書いていきます。
「デジタル発酵」とは?
『2030年の世界地図帳』 の本の中では、第1章と第4章で取り上げられています。
「デジタル発酵」とは、ネットワーク、5G、IoT、SNS、オープンソースなどの新しいテクノロジーを、日本の中で発酵させて、新しい文化を創っていくこと。
GAFAMに代表されるアメリカのIT企業の台頭に、中国、インドも追随している。
日本は人口は減少していて、GDPは横ばい。他の国に比べて遅れている状態。テクノロジーの発展という意味でも遅れている。
落合さんが、2020年代のカギとなるのは、4つのデジタル・イデオロギーだと言っています。
- アメリカン・デジタル :GAFAMに代表される
- チャイニーズ・デジタル :アリババなd
- サードウェーブ・デジタル :インドやアフリカの新種のイノベーション
- ヨーロピアン・デジタル :ブランド力、伝統と文化
あれ、日本はどこ?
と思うのですが、入ってないですね。。
それだけ、日本はデジタル・テクノロジー面では、遅れています。
SDGsについて考える
この本を読むまで、SDGsのことを、よく分かってなかったのですが、この本はSDGsを中心に書かれています。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2030年に向けた、世界共通の目標です。
地球規模の共通目標を17のゴール、タスク型の目標設定にしているのは、すごいなと思います。
ただ、その分、抽象度は高くなるし「自分とは関係ない」と感じてしまうことも多い。
これを、どう自分ごと化するか? のヒントも載っていました。
- 世界に視点を向ける、レイヤーを上げる
- 「持続可能性」を具体例に落とす
- 興味あるテーマを掘り下げる
私は、「ジェンダー平等」とか「教育」は興味があるのですが、他のテーマはなかなか自分ごと化できませんでした。
これを読書会を通じて、みんなの経験や視点でディスカッションできたのが、良かったです。
環境問題に関心のある人は、エコバッグを使っていたり、サランラップを使わないようにしたり、フードロスに気をつけていたり。エネルギーに関心のある人は、電気自動車に乗っていたり。
この本の最後には、
- すべての問題を、自分ごとにしなくてもいい
- 時間もリソースも限られているので、自分が興味のあるテーマを自分ごと化する
- それ以外のテーマは、それに取り組んでいる人の活動を応援する
と書かれていて、気持ちがラクになりました。
「デジタル発酵」は、日本の勝ち筋
デジタル・テクノロジーの発展という意味で、日本は遅れている。
SDGsはヨーロッパが進んでいる。
日本の勝ち筋は、「デジタル発酵」だというのが、落合さんの提言。
日本はこれまで、モノづくりなどコストと性能で勝負してきたが、これからはテクノロジーをローカルで発酵させて、新しいイノベーションを生み出していくことが大切になる。
デジタル発酵のための「7つの対立軸」が、本の中で書かれていました。
- デカルトかつベイトソン :原子論的かつ全体論的に
- ソーシャルグッドかつディスラプター :硬直的理想の攪乱者であれ
- 集団かつ個人 :公でありつつ私を忘れない
- デジタルかつアナログ :デジタルは完全な世界ではない
- 短期かつ長期 :1年後と100年後を同時に考える
- 理念と空気 :支配の構造を脱中心化する
- 傍観者と主体者 :私たちはすべてをできはしない、しかし何ができるか考えてみよう
私には、この「7つの対立軸」が難しすぎる。
でも、読書会のなかで、参加していたメンバーが、「この読書会こそが、デジタル発酵じゃない?」と言ってくれました。
デジタルでつながりながら、それぞれの視点を持ち寄り、みんなで発酵させて、新しい価値を生み出していく。
ほんとにその通りだなと思いました。だって、この7つの対立軸も、自分ひとりでは消化しきれないけど、みんなでディスカッションすることで、深められたから。
最後に、読書会の写真を貼っておきます。
この本を読んでの、みんなのファーストアクション、気づき。
自分の幸せの先に、コミュニティの幸せ、その先に地球の幸せがある。
「まずは、自分を大切に」という言葉が、心に響きました。
ちなみに、今日の読書会ではヤギさんも参加してくれました!八木さんじゃなくて、リアルヤギです!
ありがとうございました!
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