「教育とビジネスとアート思考」花じゃなくて、種と根が大切。

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

昨日は、こちらのイベントに参加しました。

イベントページより

最近よく聞くようになった「アート思考」。

これに関する本の著者である末永幸歩さんと若宮和男さんのトークイベント。

プレゼンが分かりやすくて、リアルで参加者といっしょにワークしながら参加したかったなと思いました。今回は、オンラインイベントでしたが、なんと申込みは1,000名以上だったとか。すごいです。

こちらが全体のメモですが、このうちの左半分が末永さんのパート。

今日のブログでは、このイベントで自分なりに感じたことを、書きたいなと思います。

アートは、「花」ではなく「種」と「根」が大切。

最初の末永さんのプレゼンで印象的だったのは、

アートを植物でたとえると、みんなが注目するのは、作品である「花」の部分。 でも、アートは「花」ではなく「種」と「根」が大切。

  • 「種」とは、興味のタネ
  • 「根」とは、探求の根

その花が咲くまでの、根~種のプロセスを「アート思考」と呼んでいること。

この発想は考えたことがなくって、ついつい「花」の部分だけに注目してしまっていたことに気づきます。

ちなみに、余談ですが、絵本制作ワークショップの認定を最近取ったのですが、そのワークショップでは「自分を植物にたとえてみよう」のテーマで、絵本制作をします。その話と通じるところがありました。

種だけじゃなくて、根に注目しているのが、おもしろいなと感じました。外からは見えないけど、自分だけの興味、疑問、好奇心の種を「探求」することで、根が張っていく。これを自分なりに意識していきたい。それがあるからこそ、表現が生まれる。

私は、学生のときから「アート」系が苦手教科でして、絵がヘタなのでなんとなくアートと聞くと、抵抗があったのですが、種と根に注目すると、その気持ちが和らぎます。

そもそも、「花」を人と比べる必要もない。

アート思考は、自分起点

若宮さんからは、ロジカル思考、デザイン思考、アート思考のちがいの説明がありました。

アート思考は、自分起点。

「プレゼントをあげるなら?」というテーマでたとえると、

  • ロジカル思考が「年代別にリサーチ」
  • デザイン思考が「何が欲しいかな?」
  • アート思考が「自分が大好きなモノをあげる」

この例がわかりやすかったです。ロジカル思考、デザイン思考では生まれなかったであろうiPhoneやdysonは、アート思考の賜物。

より不確実性のある世の中だからこそ、自分起点で、一人ひとりの「ちがい」を大切にしていくのが「アート思考」とのことでした。

アート思考は、課題解決の手段ではない。

役に立つとか、役に立たないとか関係ない。

でも自分起点で、自分の興味の種と根を張っていくと、結果として「花」が何かの役に立つことはある。そして、それが他の花との触発が生まれることもある。

自分のいびつな視点で試す(100人に1人)✕ みんながしないことをする(100人に1人)✕ やり続ける(100人に1人)= 1万分の1

いびつな視点だけではダメで、みんながしないことをする、やり続けることが大切。

「いびつでいい」というのは、勇気づけられる言葉。

末永さんの本は、まだ読んでないのですが、これから読んでみます!

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若宮さんの本、中身ももちろんなのですが、カバーも好きです。そのままインテリアとして飾っておきたい。

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ありがとうございました。

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