最近よく組織のことを考えていて、いわゆるピラミッド型組織の構造があまり好きではないです。
上にいけばいくほど、偉いといった権力的な争いが、好きじゃないのかもしれません。
ちなみに、「部下」とか「上司」という、下とか上の表現もあまり好きではないです。
そんなときに、逆ピラミッド型組織とリーダー(サーバント・リーダーシップ)という概念を知りました。
これが分かりやすい図だったので、引用してみます。
なんと記事をみると、2008年のブログでびっくりしました。
2020年に、この組織を実現できている会社はどれくらいあるんだろうか。
この図でいうと、左がよくあるピラミッド型組織で、右が逆ピラミッド型組織。
人間というのは不思議なもので、図の上のひとが偉いような感覚を持ってしまう。なので、図で表現するときには上下関係だったり、フォントの大きさだったり、繊細に考えなければいけない。
サーバント・リーダーシップとは、ロバート・グリーンリーフ氏が提唱した、大きなビジョン実現のために邁進している人たちに対して支援するリーダーのあり方です。
部下が会社がめざす使命に向かって邁進しているのであれば、リーダーはサーバント(奉仕する人)となって部下につくすべきであり、「リーダーのために部下がいる」のではなく、「部下のためにリーダーがいる」と考えることです。
このように言うと、まさに「召使のような指揮者」という感じになりますが、実際の企業においては、現場の意見に常に耳を傾け、現場を優先しながら経営ビジョンに向かって企業集団を進ませていく経営者のことなのです。
すなわち、経営者と現場が価値観を共有した上で、権限の委譲をはかり現場が仕事をしやすい環境をつくることこそ、経営者の最大のミッションである、ということでもあります。
理想論かもしれないけど、お客様と従業員をトップに持ってくる考え方は良いですよね。
ちなみに、ロバート・グリーンリーフ氏は、「サーバント・リーダーの条件」として次の10点を挙げています。ご参考まで。
1. 人の言うことがきちんと聞ける
2. 同時に共感できる
3. 困っている人がいたらそれに対して癒すことができる
4. 気づきに訴えることができる
5. 何か大きな使命や目標を訴える説得力を持つ
6. そのために自分の夢がきちんと概念化できている
7. 先見の明がある
8. 執事としての役割ができる
9. 尽くすということを通じて、人々の成長にかかわる役割を持つ
10. コミュニティを作る
この記事が勉強になったので、今日はほとんど引用ですが、逆ピラミッド型組織とリーダーについて、取り上げてみました。
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