今日は、こちらの本について書きたいと思います。
330万部突破の『女性の品格』著者であり、
国政行政官として女性政策などに携わり多くの功績を残し、
現在は、 昭和女子大学教授 の学長である坂東眞理子さんの著書。
私は本を読む前とか後に、その本のレビューとか書評をざっとチェックするのですが、その中に興味深いものがありました。
「生き方の答えは、この本には見つからなかった。」というレビュー。
正直、私はびっくりしました。
だって、生き方の答えなんて無くないですか?
本人にだって生き方の答えは無いし、ましてや他人から生き方の答えを聞くものでもない。
この本で書かれているのは、
自分の人生をどう生きるかは、自分がどうありたいか、いかに真剣に求めるかで変わってきます。
ということ。
私が心に響いた箇所を引用します。
自分の可能性を信じる
私の考える「自分を大切にする」とは、自分らしく、自分の好きなように生き、自分のやりたいことをする、自分の好みを振り回すということではありません。
自分は成長できると信じ、磨くことをあきらめないこと、つまり、自分の未来を大切にし、自分の可能性を信じているということです。
自分を大事にするには、今の自分を受け入れることから始まります。
「私には無理」と言ってしまう理由
多くの人が「今さら新しいことはできない」「私には無理」「事情があってできない」と尻込みしてしまう。
その理由として2つ挙げられています。
ひとつ目は、自分自身の問題。
自分に自信が無いとか、自分で自分を見放し、自分を低く評価してしまっている。
ふたつ目は、他者(環境)の問題。
たとえば「親の介護が必要になるかもしれない」「子どもの受験が終わるまではほかのことはできない」「夫や知人たちが反対するかもしれない」など、まだ起こっていない事態を悪いほうに想像し、できないと思ってしまうケースです。
他人の都合にばかり合わせていると、いつまで経っても自分のしたいことは後回しになってしまい、タイミングを逃すばかりです。 他人の都合に振り回されないために、自分なりの優先順位を持ち、他人の都合とどう折り合いをつけるかを考えることです。
先のことは分からない。
なので、自分で自分の可能性を狭めないことが大切。
まだ起こっていない未来を、自分が今、踏み出さない言い訳にするのはやめましょう。
現実に起こるかどうかもわからない未来を心配するより、いざその時が来たら全力で取り組めばなんとかなるさという「楽観的ないい加減さ」を持ちましょう。
何かが起きたとしても、直面した時に考えればいいのです。その時のあなたは、今よりもっと知恵も実力もついています。なんとかなるものです。
内面の「美」をつくるもの
本の中では、外見的な「美」よりも、内面の「美」をつくりましょう、ということが書かれています。
では、内面の「美」をつくるものとは何でしょうか?
- 他人に対する思いやりを持つこと
- 常に学ぶこと
- 損得を計算しすぎないこと
目の前の利益に飛びつくのではなく、「少しぐらい損をしてもいい」くらいの心構えでいると、余裕が生まれ、行動も美しくなる。
何歳であっても行動したら明日が変わる。
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