このまま今の会社にいていいのか?『転職の思考法』レビュー

こんにちは、Natsumiです。

 
『転職の思考法』という本が売れています。
発売2ヶ月で、10万部のベストセラーになっているとのこと。

 
先日、『転職の思考法』の著者である北野唯我さんと、落合陽一さんの対談があり観ました。
対談のまとめは、こちらで書いています。

 

なぜ、こんなに『転職の思考法』が売れているのか?

 
目新しいテーマではないし、私自身も著者のことを知らなかったので、
なぜこんなにこの本が売れているのか?疑問です。
以下、自分なりの考察です。
 
 
 -『人生100年時代』がメディアで多く取り上げられ、キャリアチェンジを本気で考える人が増えた
 -AIのテクノロジーが急速に進化して、いまの仕事がなくなるのでは?という不安を持つ人が増えた

 
実は、私自身も、似たような感じです。
新卒から勤めている会社に16年勤務していますが、2018年は「転職」について深く考えました。
その中で読んだのが、この本です。

 
転職エージェントには何社も登録しましたが、信頼できるエージェントは居ませんでした。
手数料欲しさに、ひたすら可能性のありそうな企業を勧めてくる、どこもそんな感じです。
自分なりの転職についての思考法をもつことで、自分のキャリアや人生を創っていくことが重要と思いました。

 

「いつでも転職できる状態」を作れ!

 
・いつでも転職できるだけの「市場価値」を持つことで、生き方も変わる
・そのために必要なのは、情報を見極める「思考法」

 
どうやって市場価値を測るか?

「技術資産」x 「人的資産」x 「業界の生産性」

 
3つの要素の掛け算で、市場価値(給料)が決まる

     
    1. 技術資産

     
    専門性と経験
    →どのような職種で、どのような経験を積んだかの棚卸し。
     ポイントは、他の会社でも展開できるかどうか?
     20代は専門性、30代は経験が重要になる。

     
    2. 人的資産

    →仕事が変わっても、人脈で仕事を引っ張ってこれるか?
     40代は人脈が重要になる。

     
    3. 業界の生産性

     
    エスカレータの向きを見ろ!伸びている業界を選ぶ。

     
    →その業界における、1人あたりの粗利
    業界によって20倍差が出る。
    たとえば、ウェディング業界は低い。金融業界は高い。

 
・伸びている業界を見つけるには?

 
1) 急成長のベンチャーが複数いるか?
2) 既存業界の非効率をつく「ロジック」に着目する
  たとえば教育業界で、今までにない新しい試みをやっているベンチャーがいるなど。

 

どうやって会社を選ぶのが良いか?

 
1. 市場価値 (上記の理論)
2. 働きやすさ
3. 活躍の可能性
  →どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか?
  →中途で入った人が、どのようなキャリアパスで、どんな業務で活躍しているか?

 
・ベンチャーか大企業か?

 
この本では、良いベンチャーを見極めるポイントについても書かれています。

 
1. 競合はどこか?競合も伸びているか?
2. 経営陣と、現場のメンバー、どちらも優秀か?
3. 同業他社からの評判は悪くないか?

 
まとめると、いつでも転職できるだけの「市場価値」をもつことが重要ですね。

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