こんにちは、Natsumiです。
みなさんは、箕輪厚介さんを知っていますか?
編集者として、堀江貴文さんの『多動力』が30万部のヒット、これを代表するようにヒットを連発しています。
Twitterのフォロワー数は7万人以上、そしてオンラインサロン「箕輪編集室」は1,300人以上が登録されています。
そんな箕輪さんの人生をあらわす言葉が、『死ぬこと以外かすり傷』。
なぜ、ここまでヒットメーカー、最先端の編集者、インフルエンサーなどと呼ばれるまでになったか?
それについて、書かれた本を読みました。
編集者は、最強の職種だ!
箕輪さんは編集者という軸から、起業家、オンラインサロン経営、コンサルタントなど、幅広く活動されています。
すべての軸になっているのは「編集者」。
編集者が最強と思う、3つの理由について書かれていました。
正直、これまで「編集者」の仕事って、具体的にイメージできていなかったのですが、すごい職種ですね。
1.「才能カクテルが飲み放題」
1冊の本を創るのに、とにかく熱狂して、「自分が読みたい本を創る」。
売れる本を創るという観点ではなく、自分が読みたいと思う、著者かどうか?
その著者の「思想」を、そのまま本に表現する。
その本を創る過程で、その著者と濃い時間をすごし、そのままその「思想」が憑依するとのこと。
堀江貴文さんの『多動力』は、それを象徴する例です。
『多動力」は、マンガ化もされています。
そこに出てくる「副業で給料の3倍を稼ぐ」という規格外の先輩・堀口は、箕輪さん自身がモデルになっているそう。
ちなみに、このマンガは、ビジネスマンガでよくあるオフィスが舞台ではなく、無人島が舞台になっています。
ここにも箕輪さんのこだわりがあります。
『多動力』を作って、自分がそれを実践する人になっていたとのこと。
ほかにも、幻冬舎の見城徹さん、SHOWROOM代表の前田裕二さん、メディアアーティスト・落合陽一さんなど、多数の著名人の本を手がけています。
その方々の「才能がカクテルとして飲み放題」だ、と表現されています。
2.「ストーリーを作れる」
最近よく言われるのは、モノで差別化できない時代である。
いかにそこにストーリーがあるか、これが重要。このストーリーで人はモノを買う。
このストーリーを作る仕事が「編集者」である。
3.「人の感情に対する嗅覚を磨ける」
「世の中の人が日々、何に悩み、何に歓喜しているのか」が肌感覚で分からなければ、売れる本はつくれない。
これはAIで出来ることではなく、人間だからできること。
特定のだれか1人をどこまで熱狂させられるか?その人の人生を変えられるか?これに尽きる。
ただ熱狂し、狂う。自分の好きなものに情熱をもってひたすら入れ込む。
この精神が重要とのこと。
オンラインサロンで「お金を払って働く」ということ
オンラインサロンとは?
月額1,000円で、1万6千人という驚異的な加入者数である「西野亮廣エンタメ研究所」
月額10,800円で、1,400人を超える「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」
月額約6,000円で、1,300人を超える「箕輪編集室」
をはじめ、続々とオンラインサロンが出てきている。
オンラインサロンは、大きく2パターン
大きく分けると、オンラインサロンは2パターンある。
1) ファンクラブ型
カリスマ的な中心人物がおり、その人物および周辺コネクションに近づきたい/何か一緒にやりたい/お近づきになりたいなど、その人物への好意がベースにあるもの。テンションは一定。良くも悪くもゆるい。
2) プロジェクト型
カリスマ的な人物がいるケースと、いないケースがある。多くのプロジェクトが走っていて、コミュニティ内で仕事の受発注も活発に行なわれている。テンションは高めで、「熱狂」というフレーズが飛び交う。
西野さんは、オンラインサロンの投稿を読むだけ(ROM専)でも歓迎としているので、ROM専はファンクラブ型。
でもプロジェクトも多数動いているので、1)と2)の混合ですね。
堀江さん、箕輪さんは2)のプロジェクト型ですかね。
オンラインサロンでは、今まで考えられなかった「お金を払って働く」という構図ができています。
「会社にいて、給料をもらって働いている」⇔「オンラインサロンなどで、お金を払って働いている」
それでも人は「自分がやりたいことに没頭する」ということを求めている。
なぜ幻冬舎を辞めずに、サラリーマンであり続けるのか?
箕輪さんはオンラインサロンの収益が月700万円あり、ほかにもプロデュースやコンサルを10件以上。
副業の収入が、幻冬舎の収入の20倍になっているとのこと。
なぜ、それでも幻冬舎を辞めないのか?
これは気になりますよね。
理由は「会社員であることは、とてもおいしいから」だそうです。
副業に対する考え
会社でずば抜けた結果を出して、名前が立って、それによって個人として仕事を受け、大金を稼ぐこと。
会社というフィールドを使って、外で稼ぐための個人ブランドを打ち立てる必要がある。
会社員であることの意義
ノーリスクでギャンブルができる。ビッグプロジェクトにフルスイングできる。
なので会社員でありながら、副業で大金を稼ぐ、これが箕輪流。
なぜ、ここまで稼ぐ編集者になったのか?そのキッカケは?
学生時代は飲んだくれで落ちこぼれだった、と箕輪さんは書いています。
じゃあ、なぜここまでの稼ぐ編集者になったのか?3つの転機がありました。
1. 与沢翼「ネオヒルズジャパン」での3万部のヒット
突如として話題になった新ビジネスセレブ「ネオヒルズ族」。
「ネオヒルズ族」全面協力のもと、彼らの全てを初公開。
だれもが「怪しい」と敬遠していたこの企画を、自ら取ってきた。
悪ふざけのバカ企画と表現されていますが、「バカなことにフルスイング」したからできたこと。
全力でやりきること、そうすれば熱狂が伝播して、周りが巻き込まれていく。
「トラブルに身を投げる」、その覚悟をもってやっていた。
2. 月収2/3以上の都内マンションに引越して、自分を追い込んだ
それまでは郊外のマンションから2時間かけて通勤。
多忙と、著者からの呼び出しなど、毎日の通勤が限界になった。
そこで月収2/3以上の都内マンションに引っ越しという掛けにでた。
そこから、どうやってお金を稼ぐか?必死に考えたとのこと。
・Webメディアに実績を売り込んで、1本3万円で記事を書く
・編集者養成講座で話して、2時間5万円。
・そのうちオンラインサロンを月5000円で始めたら、10人集まった。
・「月5万円であなたの商品をプロデュースします」とTwitterに投稿したら、何十件も問い合わせがきた。
・いまではコンサル料が、1時間50万円になっている。
無謀にも市場にでていき、自分の腕ひとるで稼がなければいけない状況に自分を追い込んだ。
どんな小さいことでも、自分の手で、頭で、足で、名前で稼ぐことが重要。
そんな箕輪さんも、ここまでヒットを飛ばす前には、ビジネス書を読み、いろんな講演を聞いて、情報をインプットしていたとのこと。
意識高い系と揶揄されても、「情報を浴び、知を獲得しろ。意識くらい、高く持て。」
3. 幻冬舎とNewsPicksの協業 「NewsPicks Book」を創刊
新レーベル「NewsPicks Book」を創刊し、オリジナルの書籍を毎月出版。
NewsPicksアカデミア会員に、毎月、書籍を送付する。
幻冬舎は、それまでビジネス書は強くなかった。
誰も行かない未開を切り拓く、「NewsPicks Book」を創刊した。
毎月1冊の書き下ろしは、出版社にとっては前代未聞。
前田裕二 『人生の勝算」
佐藤航陽 『お金2.0』
落合陽一 『日本再興戦略』
など、ヒットを飛ばし、1年間で100万部売れた。
朝3時に出勤して6時に入稿。怒涛のスケジュールのなか走り続けているとのこと。
スマホに張り付き、Twitterでインフルエンサーの動向を観察し、彼らにどうツイートしてもらうか考えた。
そして自分自身がインフルエンサーになることの重要性に気づいた。
ツイッターでは、自分の人間性を丸裸にして、人生丸ごとさらけだすことに決めた。
誰も言わないようなことをどう言うか、誰もやっていないことに挑戦する。
この本を通じて、自分がしていく行動
最後にこの本を通じて、自分がこれからしていく「行動」について、3つまとめます。
1. 情報を浴び、知を獲得する。意識くらい、高く持とう。
情報を「知っている」と「知らない」には、太い川が流れている。
情報は浴びよう。そして意識は高くもとう。
2. 「やります」「行きます」と言う。
少しでも気になったら、すぐに「やります」と言おう。
それが1歩になる。打席に多く立つこと、これが重要。
「やりたいです」「行きたいです」ではなく、「やります」「行きます」と言う、これを意識する。
3. とにかく手を動かそう。
考えていても始まらない、とにかく手を動かす。
そしてトライ&エラーを積み重ねていく。
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