こんにちは、なつみっくすです。
昨日は、こちらのイベントに参加しました。
「コロナ時代の時間戦略を考える | ゲスト=石川善樹(予防医学研究者)| H¹O 連続オンラインサロン」
これが、すごくおもしろかったので、おもしろかったポイントを書きたいなと思います。
最初に、こちらがこのイベントで描いたグラレコです。
このコロナウイルスの外出自粛の影響で、生活(空間、仲間、時間)にどのような変化が起きているのか? 石川さん独特の視点から解説がありました。
オン「ライン」の、「ライン」とは何か?
まず起きている変化として、オンライン化が進んでいること。
石川さんは、この言葉の「ライン」に注目されたようです。
「ライン」とは何か?
私は、単純に「インターネット」の回線としか考えてなかったのですが、ここから深堀りした解説が、おもしろかったです。
オフ「ライン」の王者である電鉄を例にお話されました。
電鉄は、郊外と都市部をつなぐ「ライン」。
ここのラインの需要を高めるために、電鉄会社は都市開発にも取り組んでいる。郊外に学校や住居を、都市部にはデパートなどをつくり都市開発をした。
ここでいう郊外をプライベート、都市部をパブリックと表現することもできる。
山手線で言うと、より中心部がパブリック、周りをプライベートが囲むイメージ。(図の円で描いたところ)
ここで興味深いのは、パブリックとプライベートの境界に文化圏が生まれるということ。場所で言うと、三軒茶屋や下北沢のカフェを思い浮かべて欲しいとのこと。いわゆる「サードプレイス」という概念も、これと合う。
で、三軒茶屋のカフェは、どういう構造で成り立っているか? なぜ人が集まるのか? を解説されたのが、オレンジの囲みの絵。
マスターがいて、常連がいて、観客がいる。常連が、新しい常連を連れてきたり、観客が新しい観客を連れてきたりする。これは、まさに「コミュニティ」の構造。
モードを行き来する「間」をどう作るか?
このパプリックとプライベートの「間」が大切になるが、今リモートワークが急速に進んだ状況では、この「間」がない。
家のなかで、完全にパブリックとプライベートが混在している状況。
4象限の図で言うと、プライベートとパブリックを縦軸、ひとりとみんなを横軸にする。この4つのモードを行き来するときに、「間」を通って、気持ちをリフレッシュさせることができる。「タバコ部屋」も、この役割を担っている。
ちなみに、間が無いことを「間抜け」。間を取り戻すことを「まつり」と言うらしい。
今まで閉&密だった環境は、開&疎に移行している。
時間管理の意味では、「神が時間をつくり、悪魔が時計をつくった」という言葉があるようで、現代人は時間に追われている。
これが今の在宅勤務が続く状況では、時間管理が自分でできるようになった。
月曜から金曜が仕事、土日がフリー。
ここから、夜の時間がフリーになったのが働き方改革。
そして、今は在宅勤務になって、朝から夜、平日も土日も時間管理が自分でできるようになった。
ここで大切になるのが、「自由と規律」。
人は自由であることを求めるけど、規律をどう作るかがポイントになる。私も、なかなか規律ができず、生活リズムが作れないことに苦しんでいます。
ここで、話に出てきたのが「食事」。
食事とは、生まれ変わるチャンスである。食事をすることで「間」ができて、規律につながる。たしかに、その通りだなと思いました。
「門」と「問」と「間」とは?
ここから、石川さんがお話されたのは、「門」と「問」と「間」。
人生をグラフで表すと、横軸が時間で、縦軸がインパクト。
まず、人生には、3つの「門」がある。
- ハードワーク期に訪れる「門」 :自分の専門を深める
- ブランディング期に訪れる「門」 :自分の幅を広げる
- アチーブメント期に訪れる「門」 : 仲間と志を持って達成する
ここの2つ目の期で、自分の幅を広げるのが「問い」。
それから3つ目の期で、仲間と志を持って達成するのに大切なのが「間」。
自分が「間」になって、周りをつなげたりとか、そんなイメージでしょうか。
仲間、空間、時間も、すべて「間」が入っているのが、おもしろい。
続きは、「時間の使い方に戦略を持つことで、フルライフ(充実した人生)を実現する」をコンセプトにした石川さんの新著『フルライフ』を読んでね、とのことでした。
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