こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
みなさんは、どのような”コミュニティ”に参加されていますか?
最近いろいろな所で、”コミュニティ”というキーワードを耳にします。私にとっては、2018年はこれまでの人生で、一番このワードを多く耳にして、”コミュニティ”を意識した年だったと思います。
私は会社やママ友といった”コミュニティ”から、いくつかのオンラインサロンなどの”コミュニティ”にも参加しています。逆に運営する立場としては、会社の中で女性社員のコミュニティをやっています。そして、先日のブログでも書きましたが、これから「母親をアップデート」するコミュニティを立ち上げるべく、調整しています。
とは言え、コミュニティ作りをきちんとした事が無かったので、一からコミュニティ作りを学んでいます。たとえば、本を読んだり、そしてコミュニティ作りの達人に朝活していただいたり。
今日は、コミュニティに関して書かれている『WE ARE LONELY BUT NOT ALONE』という本について、書きたいと思います。
わたしの大好きなNewsPicks Bookレーベルの本です。このNewsPicks Bookは、ソーシャル経済メディアのNewsPicksと幻冬舎 がタッグを組んだ書籍のレーベル。「ビジネス × 教養」を手がけるNewsPicksアカデミア会員(5,000円/月)に毎月提供している本で、もちろん一般向けにも販売されています。
こちらはNewsPicks Book創刊2年目の第1弾!Amazonにあったこの本の概要が分かりやすかったので抜粋します。
『君たちはどう生きるか』『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を仕掛けた、メガヒット編集者がたどり着いた、インターネット時代のヒットの法則!
Amazonより
Apple、シャオミー、楽天、ほぼ日。
使われ続ける企業にはコミュニティが必ずある!
◆メガヒット編集者によるコミュニティ論
スマホによって、大衆は分断され、
Amazonより
会社や近所付き合いなどの繋がりも薄くなり、人々は孤独になった。
SNSで繋がっていても、誰もが自分の居場所を探している。
だからこそ、いまの時代に合わせてコミュニティをアップデートすることが求められている。
また、大衆が分断されたことで、モノの売り方も根本から変わった。
テレビCMなどの一方的な情報は伝わらなくなり、新商品はヒットしづらくなった。
ビジネスにおいても、コミュニティを持っているかどうかが成否を分けている。
講談社から独立し、コルクを立ち上げたメガヒット編集者・佐渡島庸平は従来のビジネスモデルが崩壊していく中で、いち早くコミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰している。
最前線で考え実践する佐渡島庸平のコミュニティ論。
こちらが、著者の佐渡島庸平さんのTwitterページです。
と前置きが長くなってしまったのですが、ここからが本についての本題になります。
- 「安心」と「自由」
- 参加者がハッピーになれる場
- コンテンツ、コミュニティ、コマース
の3点のポイントがあると思いますので、それぞれについて見ていきます。
1.「安心」と「自由」
まずコミュニティは「安心」と「自由」を両立する必要があると書かれています。この2つは人間が本能的に求めるものだから。
これまでは、例えば会社というコミュニティだと、組織のヒエラルキーがあって、「安心」ではあるかもしれないけど、「自由」は無いという環境だった。この2つを両立することはできなかったが、インターネットが普及することで、”なめらかな社会”ができて、その両立が可能になったとのこと。
インターネットがもたらす”なめらかな社会”のキーワード
- 情報:いつでもどこでも誰でも手に入る
- 可視化:いろいろなことが”可視化”される
- 個別化:自分の好きなことに集中し、”個別化”できる
この”なめらかな社会”に対応する新しいコミュニティ像が必要である。タイトルにある通り、
WE ARE LONELY BUT NOT ALONE 「我々は孤独だが、一人ではない」
熱狂を生み出すコミュニティには「安心」が必要ですが、同時に「安心と自由は天秤」になっているので、どちらか一方を得ようとする、一方が失われてしまう、そんな存在のようです。
どうやったら「安心」が得られるのか?
人はイメージできないことが起きると「不安」になる。たとえば、何かわからないんだけど「とりあえず、何か頼みたいから予定あけておいて」と言われると不安になる。たとえば、Facebookで友達申請が来ても、何者か分からないと不安になって、申請を許可しないですよね。
安心 = イメージできること
- 共通テーマ:皆が目指す方向が同じであること
- 共通言語:そのコミュニティでの共通言語があると良い
- 自己紹介:コミュニティを作ったあとに、頻繁に「自己紹介」をして、メンバーが何者であるか?を皆で共有するのは、すごく大事
- 行動規範:どう行動するかがイメージできる、ただきっちりしすぎない
- 信頼:一人ひとり時間をかけて、向き合う
どうやったら、「自由」を得られるのか?
ここは「余白」が必要とよく言われます。
きっちり決めすぎず、みんなで一緒に作り上げる「余白」の存在が重要になる。一緒に作り上げるプロセスの設計が必要ですね。
2. 参加者がハッピーになれる場
結局、コミュニティに参加している人たちがハッピーになれなければ意味がないですよね。なので、ハッピー(あるべき理想の姿、なりたい姿)って何だろう?というのを参加者と一緒に定義して、それを目指していくのがコミュニティなのかなと思っています。
ちょっとお固い図ですが、現状(As is)とあるべき理想の姿(To be)があって、そのギャップを知る。そのために集まるコミュニティが理想ですね。
3.コンテンツ、コミュニティ、コマース
そして最後にコンテンツ、コミュニティ、コマースの3本柱の考えかたが必要と、コミュニティ作りの達人に聞きました。
うまくこの3つの関係性を表現できなかったので、横並びにしてみました。
- コンテンツ:このコミュニティの軸となる考え、共通テーマ、共通言語。
- コミュニティ:そのコンテンツに共感した人たちの集まり、共感レベルによってピラミッド構造で考えると分かりやすい。
- コマース:そのコミュニティを持続可能な経済圏にしていく
この本で書かれているのは、『宇宙兄弟』という「コンテンツ」に共感したファンの集まり、つまり「コミュニティ」ができて、そのコミュニティを起点として本が売れていく「経済圏」ができているとのこと。
コミュニティ作りは奥が深いですので、引き続き学んでいきます。
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