こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日は、こちらのイベントに参加してきました。
カラフルキャリア 1 Dayイベント 〜NewsPicksとともに働き方・生き方を考える〜
ソーシャル経済メディア「NewsPicks」は、女性をはじめとする多様な人々の幸せな働き方を応援する プロジェクト「カラフルキャリア」を展開中です。
ブルー、グリーン、イエロー、、、人により好きな色はさまざまです。生き方や人生観も多様であり、 どのカラーにも優劣はありません。ただ、どの色で人生を彩るかは、自分で決めたい。そして、1人ひとり異なる色のキャリアや仕事も尊重していきたい。
NewsPicksは、個性を活かしてカラフルな生き方を、自由にそして力強く歩んでいく方々を、本イベントを通じて応援します。
私は、このカラフルキャリアの考え方にすごく共感していて、特にこの「どの色で人生を彩るかは、自分で決めたい。そして、1人ひとり異なる色のキャリアや仕事も尊重していきたい。 」というのが好きです。
特に女性の場合は、出産、子育てというライフイベントが絡んでくることがあるのですが、それも含めてキャリアとして捉え、どのように働き方、生き方を考えるかというのが、今回のイベントのテーマでした。
プロピッカーから学ぶ「カラフルキャリア」
NewsPicksには、各業界の最先端をいく有識者を「プロピッカー」として選定しています。その中から、女性でご活躍されているお2人をお招きして、それぞれのキャリアを振り返りながらのパネルディスカッションがありました。
プロピッカー:
飾らない、リアルな話が聞けて、個人的にはすごーく共感できるお話だったので、このセッションはこのイベントの中で一番良かったです。
ガムシャラな20代
20代では、お2人とも、とにかくガムシャラに働いていたとのことでした。残業は当たり前、必死で会社で実績を残そうとハードに働かれていた20代を振り返りながら、ご飯を食べる間も惜しんでいたエピソードも語っていただきました。
「言われたことの、倍以上やります。」
と思いながらやっていたという、工藤さんの話は印象的です。
古田さんは、入社4年目で転職を決意、そのあとアメリカに渡りホームステイ。住み込みのベビーシッターとして働いたり、色んな会社でインターンをしていた。30代を手前にして、「自分の市場価値を上げたい、自分を安売りしたくない」ということで、キャリアを見つめ直したとのこと。
出産、育児期をどう迎えたか
テレビ東京で働く工藤さんは、とにかくハードに仕事をこなしていて、社内で自分のポジションを築き、イケイケの時期に出産を考えだしたとのこと。出産してからは、自分が見ていた景色が変わり、すべてのニュースが自分ゴトになった。たとえば、「このニュースが、自分の子ども世代に与える影響が何なのか?」を考えるようになったそうです。
Facebookの古田さんは、ワーキングマザーは社内で多いものの、出産・育児をして戻ってきて働いたケースは前例がなかった。身近な同僚が妊娠したのをキッカケに、それを支援するダイバーシティプロジェクトを立ち上げたら、そのタイミングで自分も妊娠したとのことです。
ここで面白かった例が、
- 女性マンガ : 身近な人を守りたい
- 男性マンガ : 地球を助けたい
という感じで、ヒーロー、ヒロインが描かれている。ここに女性と男性の違いが垣間見れる、まさにそれを象徴するように「自分は身近な人を守りたい」と思ったとのこと。
5年前、10年前の自分にアドバイス
古田さんより
やらない後悔より、やった後悔
何かが起こってから考えればいい
子供を産んで後悔することはない
子供を産んでワーキングマザーになる人には3パターンいるという話も印象的です。
- 子供ファーストになる人
- ワークライフバランスを取りたい人
- 子供産まれてから、むしろもっと働きたいと思う人
自分がどのパターンになるかは、産んでみないと分からない。周りは「あの人は子供がいるから出張はさせないでおこう」という忖度が出てきたりするが、自分がどのパターンなのか?を意識しながら、働くことが重要ということでした。
この話聞きながら「自分はどのパターンかな?」と考えてみたんですが、意外と3番目なのかな、という新しい気付きがありました。
古田さんは、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグさんの著書『リーン・イン』 の言葉が好きとのことで、その中から特に好きな言葉を紹介いただきました。
キャリアは「はしご」じゃなくて、「ジャングルジム」
はしごを上に登っていくのではなく、ときに横にスライドしたい寄り道したりしながら、上に登っていく。
この言葉、私もすごーく共感です。
工藤さんより
やっかみを気にするな
チャンスがあるのに目立ちすぎたら、どうしようとかいう考え方は要らない。周りにどう思われるか気にしないこと。
自分が信じたもの、やりたいものを突き詰める勇気、これが大事だと思いました。
内省する力を磨く『リフレクション法』
NewsPicksで圧倒的な反響を呼んでいる「リフレクション法」の記事があります。NewsPicksユーザーの方はこちらから読めます。
一言で言うと 、リフレクションとは「自分を振り返る」ということ。
過去の経験から、そのときの自分の感情、大切にしたい価値観を、振り返って内省するワークをしました。
人は誰もが、「動機の源」を持っている。
「動機の源」とは、やりがいを感じる理由であり、あなたを突き動かす、大切な価値観のこと。
この動機の源につながる目的をもったときに、人は主体的になって、パワーを発揮する。
たとえば、熊平先生のワークシートでは、「自然」という大切にしているキーワードから、その経験、そのときの感情、そして動機の源になる大切な価値観(画像右下)が書かれています。
全く同じ経験をしても、全く同じ本を読んでも、人によって感じること、それによって突き動かされるものは違う。たとえば、さっき書いたプロピッカーさんのセッションでも、私が感じたことと、隣の人が感じたことは違う。
少し話がずれますが、私がこうやってイベントのレポートを書いていると、「それだけまとめてくれるから、私は書かなくてもいいよね」というコメントをいただくことがあります。私も、そう思っていたので、この気持ちはよく分かります。でも、「その人がどう感じたか?」が本当に人によって違うので、それを自分なりに整理すること、そしてシェアすることが重要だと思って、私はこんな感じでブログに書いてみることにしました。
とは言え、まだまだ、単にイベントの内容をまとめるだけなのですが、なるべく「自分がどんなことに何を感じたか?」ということを書くようにしたい。それでこそ自分が書く意味があると思います。
まさにこのブログが、私にとっては毎日の「リフレクション」なのかなと。
チアリーダーズによる人生相談
次のセッションでは、NewsPicksで人気のチアリーダーズであるお三方によるパネルディスカッション。
- 産業医 大室正志さん
- LUSHジャパン 安田雅彦さん
- ランサーズ曽根秀晶さん
いつもに増して、鋭いツッコミの大室先生のお話が面白すぎました。
あらゆる難しいことを例え話で軽快に話していただけるのが、ほんとに分かりやすいし、面白い。
女性向けのイベントって、「女性だけが言っている」というのになりがちなので、この男性がどう思っているか?というセッションは嬉しいです。しかもチアリーダーズとか、この女性を応援してくれる男性サポーターの存在が本当に大事ですよね。
いくつかこのセッションでも、男性と女性の一般的な違いがあげられました。左が男性、右が女性。
- 肩書き重視 ⇔ 肩書きは気にしない
- ヒエラルキー重視 ⇔ 個人として尊敬できるか?を重視
- 損か得か ⇔ 正義感
- 論理的 ⇔ 感情的
この違いはあくまでも一般的なものですが、この違いを理解しつつ、これからの時代は、男性と女性の差、とあわせて個人差も大きくなっている、社会のOSを変える必要がある、と理解しました。
サッカーで言うと、いままではルールが変わらなかったので、とにかく走ればよかった時代。それが、ルール自体も変わっていく時代になっているので、自分で考えて走っていくというバランスが必要になってきたということ。
参加している女性の意見を聞くと、みんなそれぞれで抱えているモヤモヤがある。個人で出来ることは限界があるかもしれないけど、まず自分ができるところを、草の根的にやっていくことが重要。
どうやって人を巻き込んでいくか?ということについては、サバンナ高橋が参考になるとのこと。彼の言っていることを文字起こししてみると、実は失礼なことしか言っていない。でも、なぜか愛されている。そこから学べることとして、こちらの3つが大事。
- 私はあなたの敵ではないという姿勢を見せる
- タッチポイント(接点)を増やす
- ネガティブなことも、正直にフィードバックする
タッチポイントを増やすは、これまたすごーく共感です。オンラインでもオフラインでも、タッチポイントを増やすと、少しずつ関係性ができていく。これは、改めての気づきでした。
メンタリング(各界有識者・実務家のメンターさんとのセッション)
そして最後に、各界有識者のメンターさんとの個別セッションがありました。10名の有識者が事前に設定されたテーマがあって、そのテーマについて話したい人が集まってディスカッションする。
私が選んだのは「豊かに生きるための”選択と集中”」
家事代行サービスをされている株式会社CaSyの取締役 CHROである白坂ゆきさんにメンターをしていただきました。
同じテーブルになった皆さんと一緒に「いまどんな状態か?」「半年後の私はこうありたい」「そのためにまず、明日から私は何をする?」をワークして、共有、フィードバックするセッション。
限られた時間ですが、こういうワークはすごく好きな時間で、いろんな意見を聞くのが本当に有り難いです。
1 Dayという盛りだくさんな内容でしたが、色んな出会いもあり「カラフルキャリア」を考える貴重な時間でした。ありがとうございました!
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