こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
今日は、こちらの昨日のブログのつづきです!
まさかの「登壇」ができた理由。SIWで小橋賢児さんと同じステージに。#セカンドID「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」というイベントの、こちらのセッションに急きょ登壇させていただいたことを、昨日のブログに書きました。
登壇者は、このお三方と、金山さんからお声がけいただき、私も含めて何名か追加で登壇しています。
- リアル株式会社 代表取締役 小橋賢児 : 「ULTRA」「STAR ISLAND」などの数々のエンタメのクリエイティブディレクター
- 博報堂ケトル クリエイティブディレクター 大木秀晃 :
「TRAIN TRAIN TRAIN」 という渋谷のストリートオフィスなどを手掛けている - 一般財団法人渋谷区観光協会 代表理事 金山淳吾 : 音楽フェス「ap bank」のプロデュースなど
こちらのセッションで話されていたことが、ものすごく良かったので、忘れないうちに書きたいと思います。
みんなが「クリエイター」になる時代
はじめに、セッションタイトル「セカンドID – I’m not a creator」の意味について話がありました。
セカンドIDは、小橋賢児さんの著書のタイトルであり、「セカンドID」とは、人生を豊かにする「もうひとつのアイデンティティ」 とのことです。
- 大きい、小さいは関係ない
- いくつもあっていい
このイベントの前に出ていたインタビュー記事で、小橋さんが言われていたのを引用します。
アイデンティティを1人1つに限定するのでなく、最初は小さなものでいいのでもう1つのアイデンティティを持つことによって、出会いや学びがうまれ、それらを紡いでいくあいだに気づけば、確固としたもう1つのアイデンティティ = セカンドIDができている。そこに立って自分を見つめることで、本当の自分を見つけ出す大きなきっかけになると思っています。
例で言われていたのが、”主婦がYouTuberを始める”とか、そういうのも「セカンドID」。
大木さんが、本職ではないけど写真を撮るのが好きで、「写真展」をやったときに付けたタイトルが「I’m not a photographer」だったとか。「写真家ではないけど、写真展をやる。」それでもいいよね、という逆説的な意味が込められている。
今回のセッションは、それをヒントに「I’m not a creator」としたそうです。
”クリエイター”が本職ではないんだけど、だれもがクリエイターになれる。
そんなイメージです。
“子供を産む”ことは、最もクリエイティブなこと
小橋さんは、2歳のお子さんをお持ちですが、子供が欲しいと思ったキッカケになった言葉があったとのことです。尊敬する先輩に言われたのが、
子供を産むほど、クリエイティブなことはない
という言葉だった。
それを聞いたときに、ハッとして、”子供を産む”ことの大切さに気づいたそうです。
私もこの話を聞いて、そういう風に考えたこと無かったけど、ほんとにそうだな、と思いました。
2人のお子さんを持つ金山さんも、
“子供の名前を付ける”というのは、”最高のコピーライティング”だよね。
という話がありました。
「セカンドID」に、これまでの経験が活きてくる
他にもファッションディレクターから農業に転身されて、Ome Farmというのを立ち上げられた 太田 太さんの例もあげられました。こちらに太田さんの記事がありました。
“農業にファッション業界の視点を重ねる。”ということをされていて、ニンジンをいかに高く売るか、どう見せるか?
ファッションでいうと、そのシーズンのトレンドがあって、一番洋服が良く見えるようにディレクションしていく。それと同じように「野菜 2019 Spring」みたいなイメージで、その考え方を転用していく。
- ファーストID:ファッションディレクター
- セカンドID:農業クリエイター
ファーストの経験や知識が、セカンドにも活かされている。
“アップデート”の意識を持ちつづけることが大切
こんな話の流れから、私もひょんなことから、「母親アップデートコミュニティのチーフミックスオフィサー」として、登壇させていただくことになりました。
「母親アップデート」とは何か? ということについて、
子供を産んで、自分が”母親”になってからは、「母親はこうしなければならない」という固定概念や、同調圧力に縛られていたことに気づいた。小橋さんのおっしゃっている「want to」というワクワクで生きられる、そういう母親を増やしたい。ということをお話しました。
この話の流れで、小橋さんに「アップデートって、大切だよね」と共感していただきました。
“アップデート”とは、何かを新しくするということ。この“アップデート”という意識をずっと持ち続けることが大切。
小橋さんが手掛けたエンタメとして、2つの例をあげられていました。
- 「STAR ISLAND」という次世代型花火エンターテイメント
- 「PuChu!」 という、宇宙をイメージした屋内キッズテーマパーク
“アップデート”は、「出会い」「違和感」「ストック」から生まれる
「STAR ISLAND」が生まれた経緯について、特に「日本の伝統を守るとは何か?」「花火大会は、なぜ無料なのか?」という違和感が大きかったとのことです。
- 出会い : 花火師との出会い
- 違和感 : 日本の伝統を守るとは何か?花火大会は、なぜ無料なのか?
- ストック : 人との繋がりや経験。3Dサウンドの経験
「PuChu!」 についても、同じように小橋さんの奥様が子供を産んだ後に、「子連れで楽しめる場所が少ない」という違和感から始まった。それまで普通に行っていたような場所には、子連れで行けないし。子連れで行ける場所は、サービスが雑だったり、大人が楽しめない。
なので、大人でも子供でも楽しめるキッズパークを作ろう、そんな想いから創られたのが「PuChu!」だった。
この話には、めちゃくちゃ共感でした。
思えば、私たちが「子連れ100人フェス」というイベントをやったのも、同じように「子連れで楽しめる場所が少ない」という違和感から始まった。子連れで楽しめるフェス、100人100通りで楽しめるフェス、そんなコンセプトでやっていた。
それからイベントの参加人数が、多いとか少ないとかは、あまり関係ない。
大切なのは、「参加してくれた人たちが、どう感じるか」ということ。たとえ人数が少なくても、参加してくれた人が何かを始めるキッカケになったり、何かの気づきを得たりしてもらえること。
“気づき”を与えるようなチャンスを増やしていく
前のセッションで、私から小橋さんにこんな質問をさせていただきました。
-「固定概念」を変えるのは難しい。何かアドバイスはありますか?
これについての小橋さんの答えは、
外から無理に変えようとするのは難しい。その人の中から”気づき”が生まれることが大切。あくまでも、中から変えていく。その“気づき”を与えるようなチャンスを増やしていくこと。
何か大きなことを変えるのは難しい。目の前にある”違和感”とか、不条理なことにチャンスがある。
今の時代は、情報もいっぱい手に入れることができるし、何かをやりたいと思ったら応援してくれる人を集めることもできる、そんな「ラッキーな時代」。
このラッキーな時代に、小さな違和感に気づき、何か自分で変えられないか、”アップデート”していけないか、その意識を持ち続けて、行動につなげていきたい、そう感じました。
すばらしいセッションと、ラッキーな時間をありがとうございました!
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