最近よく「ファシリテーションが大切だ」という話を聞きます。
私も、そう思いますが、これまで実は「ファシリテーション」を学んできたことが無かったし、なんとなくやっていました。
オンラインミーティングが当たり前となってきて、その人の肩書きとか関係なく、参加者がフラットに話すことができるようになった。
いい議論をするために、ファシリテーションは大切だなと思います。
全員が議論に参加できるように、その全員の考えや意見が触発されて、新しい気づきやアイデアが出るように。
その目的を達成するために、ファシリテーションがある。
誰か1人がファシリテーターにならなくても、全員がファシリテーションを意識することができれば、いい議論が生まれる。
『シン・ニホン』という本のアンバサダー養成講座で、この本のプロデューサーである岩佐文夫さんから、ファシリテーションのことを学んでいます。
それを踏まえて、ファシリテーションで大切にしたいことを今日は書いていきます。
ファシリテーターに必要な3つのこと
ファシリテーターに必要な3つのこと(資質)
- リーダーシップ
- コミュニケーション力
- 創造性
リーダーシップという響きだと、「強力に議論をリードしなければならない」というイメージがありますが、そうではない。
自分らしいリーダーシップでいい。
ユーモアのある人であれば、ユーモアを中心にすればいい。自分のスタイルを確立していくことが大切なようです。
次に、コミュニケーション力。
ここは、「聴く力」が特に大切。
問いが6割になるように、ファシリテーターがしゃべり過ぎないこと。
ファシリテーターが議論の中心ではなく、全員が議論をできるように、ファシリテーターは聴く、そして問う。
そして、3つ目に「創造性」。
議論に参加している人が、お互い触発されるように、共通点を見つけたり、違う点を見つける。
ファシリテーターの3つのマネジメント
ファシリテーターの3つのマネジメント
- 場
- 時間
- 議題
いい議論ができるような場づくり。
チェックインといって、議論を始めるまえに、参加者が今の気持ちをシェアしたり、場をあたためる時間があるといい。
あくまでも全員が主役。そのための良い空気をつくるのがファシリテーター。
それから、時間。タイムマネジメントは、やっぱり大切。
そして、3つ目に議題。
議題とは、「問い」とも言いかえられる。
「どうすれば、〇〇できるか?」とか、5W1Hの形で、いい議論が生まれるような議題にする。
議題から、議論が外れないように、膨らましていく。
議論から外れないようにする、その人の発言が分かりにくいと思ったら、「言いかえると?」と聞くと、話が整理される。
話を膨らませるには、「他には何かありますか?」と聞くといい。そこからさらに話が発展してきたら、「新しい疑問が出てきましたね」と、新しい問いを投げかけていく。
さいごに、議論を収束させていく、つまりまとめるのは、ファシリテーターがやらなくてもいい。
ファシリテーターが、「これまでの議論をまとめると、どうですか?」と参加者に投げかけるのでもいい。
ファシリテーターがしゃべり過ぎないこと、問いを6割にすることで、参加者ができる限り発言できるようにする。
と、ここまで書いてきたのですが、結局は実践を積んでいくのがいいですよね。
何も自分がファシリテーターの役割を担っていなくても、ファシリテーターを意識して議論に参加すれば、実践が積める。これを意識していきたいです。
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