この前ブログに書いたのですが、
どうやったら、子どもの成績を心配しないようになるのか?NHKプロフェッショナルの流儀で話題となったイモニイこと井本陽久先生と、元教え子の対談番組を観ました。
サッカーで得点王も勉強では赤点王の園生悠太と,小学生の時から一人で海外を飛び回り中3で積極的不登校を選択した飯嶋帆乃花。
学校の枠の中ではうまくやれなかった二人に共通するのは,そんなことどうでもいいと思わせてくれるような圧倒的な魅力です。
子どもの成績の心配してしまうのも親なら,本当はそんな価値観から一番逃れたいと思っているのも親。
お子さんにも保護者にも是非彼らの話を届けたいです。
この番組がすごくおもしろくて、反響が大きかったようです。その続編として、今度はお二人の母親をゲストにイモニイとの対談がありました。
こちらのリンクから観れます。
子どもを「おもしろい」と思えるか?
前回番組に登場したイモニイ元教え子の2人は、
「サッカーで得点王も勉強では赤点王」
「小学生の時から一人で海外を飛び回り中3で積極的不登校を選択した」とイモニイから紹介がある通り、ぶっ飛んでいるエピソードを持っている。
世の中的には、「前へならえ」で「みんな同じ」を求められてしまうので、自分の子どもが周りのこと違うことをやるのに抵抗感を持ってしまうことが多い。
今回の番組のなかで印象的だったのは、「小さい頃から、自分の子どものことを”おもしろい”と思っていた」という言葉。
ただただ子どものありのままを認めて、「おもしろい」と言い切っている姿は、すごいなと思いました。
誰になんと言われようと、世間体がどうかとか気にする訳ではなく、子ども自身を見つめること。言うは易し、行うは難しですが、それを体現されているエピソードには勇気をいただきました。
子どもの主体性に任せること、手出しをしない
これは、前回のブログからの抜粋です。
ずっとサッカーに没頭していたが、高校のときに難病にかかり、サッカーを断念したそうです。でも、このときも「根拠の無い自信」があったとのこと。この病気から這い上がって、アフリカにボランティアに行った。
親が子どものありのままを認めて、日頃から子どもの話しを良く聞いていたというエピソードから、これが子どもの「根拠の無い自信」に繋がっていると感じました。
前回の配信で、私がメモした内容。
- ひたすら話しを聴いてくれる親。
- 自分の決断を認めてくれる親。
- 長時間話すことができる友達のような親子関係。
中学に入ってからの勉強や、アフリカのボランティアも、とにかく子どもの主体性に任せて、手出しをしない。親として、子どもがやりたいことを実現できるようサポートしていたことが伺えました。
小学生の時から一人で海外を飛び回っていた帆乃花さんのエピソードもおもしろい。
「小学生の時に、花まる学習会に通うために夜行バスを自分で探してきた」
その行動力と主体性にびっくりしましたが、それを親としてサポートできるのは、子どもを信じているからこそ、と思います。
ちなみに前回の番組後に、今回のゲストである園生晴子さんからいただいたメモがすばらしかったので、ここに引用させてください。
・自己肯定感は低くて構わない。それぞれに意味がある。
・自分のことを理解してくれる。興味を持ってもらえる。それだけで人は生きていける。
・不登校の子は、自分のことを失敗した、と自分も周りも思っている。でも、世間の評価軸から外れた時はある意味チャンス。その時にいかに丸ごと認めてもらえるか。
・先回りしてあれをやらせなきゃ、これをやらせなきゃ、ではなく、今そこにいる子がなにを欲してるか。キラキラしたものを持ってない子は1人もいない。一番それに気づけないのが自分。一度気づけば自分で伸びていく。
・葛藤するのは良いこと。その時に自分を丸ごと受け入れてくれる、興味を持ってくれる存在、居場所があるかどうかが大事。
すばらしい番組をありがとうございました。
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