「対話型ファシリテーション」とは何か?「なぜ?」を聞かない理由。

最近ファシリテーションを学んでいて、今こちらの本を読んでいます。

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「対話型ファシリテーション」がテーマとなっている本です。

対話型ファシリテーションでは、「なぜ(Why)」や「どう(How)」を使わない。

「なに(What)」「いつ(When)」「どこ(Where)」「だれ(Who)」などの疑問詞を使うことで”事実”を尋ねていく、それにより相手の問題解決への気づきをうながす、という対話の手法。

最近、「なぜ?」を使って、その人の大切な価値観を聞いていくという手法をしていたので、それと真逆の話しで、目からウロコでした。

もちろん、意図的に「なぜ?」を聞いていく手法も大切なことはある。

でも、あえて「なぜ?」「どうして?」を使わずに、ひたすら”事実” だけを聞いていくことが、相手に気づきをうながすのだとビックリしました。

たとえば、朝ごはんについて聴きたいときに、3つの質問があります。

この3つの質問のうち、どれが”事実”を聞いている質問でしょうか?

  1. 「朝ごはんは何が好きですか?」
  2. 「朝ごはんはいつも何を食べますか?」
  3. 「今朝は何を食べましたか?」

私は3つとも、”事実”を聞いていると思いました。

でも、これは違う。

  1. 「朝ごはんは何が好きですか?」 → ”感情”を聞いている
  2. 「朝ごはんはいつも何を食べますか?」 → “考え”を聞いている
  3. 「今朝は何を食べましたか?」 → “事実”を聞いている

1は、「何が好きか?」という相手の”感情”を聞いている。

そして2は、一見”事実”を聞いているように思えて、相手が「朝ごはんはいつも何を食べていると思うか?」という、その人の”考え”を聞いている。

相手は、「いつも白米を食べています」と答えたとしても、

3の質問のように、「今朝は何を食べましたか?」 と聞くと、

「パンを食べました」と答えが返ってきて、

「昨日は何を食べましたか?」 と聞くと、

「パンを食べました」 と答えが返ってきて、それを繰り返すと、大半はパンを食べていたという事実が浮かび上がっていく。

相手が、「いつも白米を食べています」 と答えたのは、”事実”ではなく、相手の”考え”を聞いているにすぎない。

相手が嘘を付いている訳ではなくて、”事実”を聞きたいなら、”事実”を聞く質問をする必要がある。

人は、どうしても自分の都合のいいように解釈してしまうもの。

この例だと、「パンを食べていると思われたくない」と深層心理的に思っていて、「白米を食べている」ように見られたいと考えていたら、事実とは違っていたとしても「白米を食べている」と、自分の”考え”を答えることになる。

何か失敗をしたときにも、「なぜ?」「どうして?」と問われると、どうしても無意識的に言い訳をしたくなる。

これは、自分が悪いんじゃなくって、人はそういうものだから。

この言い訳をあえて聞いてしまっているのが、 「なぜ?」「どうして?」というWHYとHOWを聞く質問。

こちらから言い訳を聞いてしまっているのに、相手が言い訳を言うと不快になってしまうもの。

相手が言い訳をしてしまうのは、こっちの質問が悪いから。

だったら、最初から「なぜ?」「どうして?」と言い訳を聞く質問をこちらからしないこと。

ただただ事実だけを聞いて、相手に気づきをうながすことが大切。

シンプルなことだけど、目からウロコでした。

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