こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
3月8日の箕輪編集室定例会のゲストは、 組織コンサルタントとして数々の実績を打ち立ててきた株式会社リンクアンドモチベーション取締役の麻野耕司さん。
麻野さんと箕輪さんがチームを組んで作った新刊「THE TEAM」が今春に発売されます。
この定例会では、「麻野さんがいかに箕輪さんをチームに巻き込んで、本を作ったのか?」という話がリアルに語られて、麻野さんの人柄が知れて、本当に感動の回でした。早く「THE TEAM」が読みたいです!!
ちなみに、箕輪編集室の今回の定例に至る話は、こちらから確認できます。
最強タッグ結成!箕輪厚介×麻野耕司「最高の本をチームで作った」二人が定例会へやってくる!
こちらが話題となった麻野さんのツイート。本を作っている過程が「THE MINOWA」というnoteにまとめられています。
チームは「与えられるもの」から、「自分が創るもの」になった。
この「THE TEAM」はチームを作っていくための法則を伝える本。
いまは「個」の時代と言われるが、その前に人類発展の歴史は「チーム」にあるとのこと。
人類の歴史は、チームの歴史。ホモ・サピエンスがネアンデルタール人のほうより、「集団」を発展することに長けていた。そこから人類は逃れられない。
僕たちは一人では何もできない。
チームであれば奇跡を起こせる。
今まではチームというのは与えられるものだった。でも今はインターネットを通じて、チームは「与えられるもの」から「自分が創るもの」になったとのこと。
プロジェクト単位でチームを作って解散して、ということができるようになった。
そういう時代だからこそ、「チームの創り方」を伝える必要がでてきた。
「チームの創り方」はどこでも教わらない。老若男女全員に関わることなのに、どこでも教わる機会がない。これまでのチームは、経験則、精神論で語られている。科学とか法則で語りたかったという麻野さん。
チーム作りを「国語」ではなく、「算数」で語っているのが、この本とのことでした。
偉大なチームに必要なのは、「リーダー」ではなく「法則」だ。
チームは、「カリスマが居て奇跡を起こす」ものであったのが、そうではなくなった。 これは、リーダーになる人ためだけではなく、世の中に生きる全員のための本として書かれているとのこと。
箕輪さんのこちらのコメントは印象的でした。
麻野さんは、気づいたら”自分の土俵に持ち込む男”だ。
箕輪さんは、もともと麻野さんの本に興味がなかった。箕輪さんは麻野さんを「自分と交わらないタイプの人」だと思ってたとのこと。
どうやって箕輪さんをチームに巻き込んだのか?
麻野さんから、箕輪さん宛に「本を出したいから編集して欲しい」という旨のメッセージを、長文で送ったとのこと。
それに対する箕輪さんの返事は、「面白そうです!次のニューズピックス定例会で出してみます!」と一言。
麻野さんはこの時に「ぜんぜん俺に興味ないな、この人」と思ったとのこと。
ここから麻野さんは、箕輪さんと組めるように虎視眈々とチャンスを伺ってた。
箕輪さんの記事が炎上しているときに、麻野さんがフォロー。箕輪さんがそのときに、「麻野さんと絡みたい」というツイートをしたのが、関係が深まったキッカケ。
箕輪さんが「俺、相談に乗りましょうか」というコメント。飲みのときに22時半待ち合わせ、20時半にこんなメッセのやり取りが。
「具合が悪いから延期したい」
なんと、ズル休みをしようとしていた箕輪さんのエピソード。これは、まだ箕輪さんが麻野さんについてそんなに興味を示していなかったということで、面白かったです。
ここから、麻野さんは本気をだしてチームの法則をフルで使って、箕輪さんを巻き込んだとのこと。
箕輪さんをチームに巻き込むのに必要だったのは、「E」の法則。
今となっては、箕輪さんが「俺が全部しきる」と、まるで人が変わったように麻野さんのチームに巻き込まれているとのことです。
ここにはどんなチームの法則を使ったのか?という話がありました。
箕輪さんを巻き込むのには、「E」の法則、「Engagement(絆)=どう共感を創造していくか?」が一番重要だった。
そして、人がチームに惹かれる要素は、「4P」
たとえば、学校の部活選びを例にとると、
- サッカーという種目で選ぶのが「Profession」
- “和気あいあいしたい”ということで選ぶのが「Philosophy」
- 人に惹かれて選ぶのが「People」
- 就職に有利らしいということで選ぶのが「Privilege」
箕輪さんは、この中のどの「P」に興味があるか?ということを考えたとのこと。
そして、People(面白い人)とProfession(面白い仕事をしたい)と、この2つに焦点を絞った。
People
箕輪さんが人のどういう所に興味があるか?というのを、箕輪さんが編集した本などを読み漁って分析した。
アントレプレナー(起業家)> 専門家
専門家には興味がなく、アントレプレナータイプに興味があると分析。つまり、自分のアントレプレナーとしての一面を見せていかなければいけないということ。
それで、「時価総額を10倍にした」話とか、「ZOZO前澤さんを超えたい」という話もした。
Profession
箕輪さんに「この人との仕事が面白い」と思って欲しかったとのこと。じゃあ、どうやったら「僕との仕事を面白いと思ってもらえるか?」
前田裕二さんほど、面白いエピソードはないから勝てるわけがない。じゃあ、「箕輪さんからもっとも刺激を受ける人」になる、と決めたとのことです。
今は誰でもすぐ転職しちゃう時代で、「何かに縛り付ける」のは難しい。じゃあ「チームの法則を徹底的にやるしかない」と思った。
箕輪さん曰く「自分の意思とは違って、勝手にチームになったのは初めて」とのことでした。
産業医の大室先生には、「箕輪さんは、人生にドラマがある人は好きだけど、家でドラマを観ている人は好きじゃない」と言われた。強制力では動かない、自発力で動くはずと思って、自分でチームに巻き込むしかない、と思った。
「こいつ、ちょっと言ったらメチャクチャ成長する奴」になろうと思った。
そして「言われたフィードバックを一言一句、全部やる」全部120%で返していったとのこと。
箕輪さん「人にアドバイスするときに、チームの法則が使える」って思った。普遍的に売れる可能性がある。チームって分かっているようで分かってない。
麻野さんがチームにこだわる理由
なぜチームで「1+1は2以上になるか?」
たとえば、僕一人が仕事したときに出すパフォーマンスが100。
- 僕が企画が苦手で、運用が得意。
- 相手が、企画が得意で、運用が苦手。
この2人がチームを組めば、ひとりは得意な運用だけに集中し、100を150にすることができる。
箕輪さんも「適材適所」にフォーカスして、自分が得意なことだけしかやらないようにしたら、パフォーマンスが飛躍的に伸びたとのことです。
ふつうの企業だと、「ディフェンダーなのに点を取れよ」と言われる。人の持っているスキルのタイプを見極めることが重要になる。
Communicationの法則
本にも書かれているというCommunicationの法則で、箕輪さんは「意外と母性がある」と判断したとのこと。
これに気づいてから、箕輪さんとの仕事がやりやすくなった。箕輪さんは打ち返していくタイプ。自分からアイデアをぶつけて、フィードバックもらうスタイルにしていったとのこと。
たとえば、本の表紙を決めるときも、「麻野さんがどれが良いと思っているか」を箕輪さんはめちゃくちゃ気にしてくれる。
「THE TEAM」のチームを組んで、プロモーションしていきたい。まず10万部は目指したいとのことでした。
麻野さんにとって、何がモチベーションなのか?
僕は「Philosophy」派という麻野さん。チームを通じて、何かを成し遂げる喜びを感じている。
人間を幸せにするのも、不幸にするのも「チーム」。人を苦しめるのもチーム。
この「チームの法則」を解き明かして、チームを通じて、人を幸せにしたい。
そんな麻野さんも、チームがボロボロになってしまった経験があるとか。チームが数字だけを追いかけるようになり「おれ、チーム作れてない」と思った。そこから変わったことで、売上も株価も10倍になった。それによって、自分が幸せになったとのこと。
大事なのは「意義目標」
目標には、3つのタイプがあるとのこと。
- 成果目標
- 行動目標
- 意義目標
このなかで重要なのは「意義目標」。気づいたら数字しか見なくなったボロボロになったチームで、意義目標を再定義した。
そこから、「もっと小さい企業にも変えたいよね」という話がでてきて、モチベーションクラウドが生まれたとのこと。
チームが変わって、ほんとに仲間ができた。目標達成したら、肩くんで喜ぶことができた。
社員旅行のときに、もらったメッセージビデオがほんとに嬉しくて、涙した。これには何億円もの価値があると思ったんですよね。
麻野さんの「チーム」に対する熱い想いが聞けて、ほんとに感動しました!
「THE TEAM」の本の10万部達成に向けて、一緒に拡散していきたいです!
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