こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
みなさんは、Abema TVの「ニシノコンサル」という番組をご存知でしょうか?
ビジネスの悩みを抱えた相談者に、キングコング西野亮廣さんと、ゲストがコンサル!アイデアを出していく切り口とか、すごく勉強になる番組です。 ちなみに、ニシノコンサルはこちらから観れます。
*こちらの記事に入れている画像は、番組より引用させていただいております。
今回は25回目の「家族経営の老舗飴屋の売上をUPさせる方法は!?
飴は会話ツールになる?」
相談者:
・ 鵜飼やっこ飴本舗 鵜飼大輔さん
相談相手:
・キングコング・西野亮廣さん
・SHOWROOM代表・前田裕二さん
年商1億円から、670万円に激減!
今回のクライアントである「鵜飼やっこ飴本舗」は、 岐阜県で86年続く老舗の飴屋さん。飴は全て昔ながらの製法で職人の手作り!
初代の頃は年商1億円越えしていたのが、三代目の父親の現在は670万円まで下がってしまい、いつ潰れてもおかしくない状況とのこと。
なんで売上が下がってしまったかは、2つの理由があります。
- 時代やニーズの変化
- 後継者(職人)不足
86年前というと、「甘い物」がそもそもない時代だったようで、「甘い物」が貴重。飴も「甘い物」というだけで売れていたとのこと。それが時代やニーズが変化して、飴が貴重なものでは無くなってしまった。
後継者不足は、いろいろな産業で深刻な問題になっていますが、稼げない産業というイメージが付いてしまうと、後継者不足になってしまう。
いかに「稼げる」ように、本業以外で収益を得る方法をつくるとか、時代のニーズにあったサービスを展開していけるかが課題と思います。
手数料、配送料問題!
飴を個人向けに売ろうとしたときに、発生するのが手数料・配送料問題!
そもそも飴を毎日食べる量は限界があるので、個人で買おうとすると、そんなに量は要らない。
こんなにかわいい、美味しそうな飴がありますが、1袋はたったの270円!
思ったより安くてビックリしました。ただ個人だと食べきれないので、1~2袋買えば十分かなとなりますね。
ネット販売はしていない?
現在はネット販売はしていないとか。個人向けには、1人あたりの買う量が少ないので、楽天などのネット販売をすると、手数料・配送料問題が出てきてしまうとのこと。たしかに、飴を500円分買って、配送料が600円とか取られてしまうと、割高になりますね。
飴はさすが86年も続く老舗ということで、「おいしい」と西野さん、前田さんも盛り上がっていました。
「企業向け」で成り立っているビジネスモデル
個人向けが、「量を買わない問題」「手数料・配送料問題」があるので、企業向けで成り立っているビジネスモデル。
「手数料・配送料問題」を考えると、 飴の少量生産はできず、2,500粒から元が取れるとのこと。
こちらが現在の売上の内訳。
大手和菓子屋との契約が8割以上。ここは、「鵜飼やっこ飴」のブランドではなく、その会社の「飴」として販売されていることもポイントでした。
オリジナルの飴を、新たなコミュニケーションツールに!
「鵜飼やっこ飴」では、オリジナルの飴が作れるサービスを既に展開されています。
道の駅とのコラボ、有名外資ホテルの”おもてなし”、オリジナルのおたふく飴とか、既に活用事例があるようです。
前田さんいわく、「飴は新しいコミュニケーションツールになる!」とのこと。
たとえば飲食店で帰り際に、その飲食店オリジナルの飴をもらえたら嬉しい。それは2個とか少量で十分で、そのオリジナリティが重要。
どうやって、”オリジナル飴”のサービスを展開していくか?
来年のオリンピックに向けて外国人観光客も増えるので、「和のテイスト」は需要が増えていく。ここを抑えるべきというアドバイスがありました。
- 誰に: まずは「飲食店」。特にそのお店に訪れた外国人観光客を狙う。
- 何を: その「飲食店」のオリジナル飴 + オリジナルの絵とセット
たしかにお客様の立場でいうと、帰り際にコンビニで買ってきた飴をもらうより、オリジナル飴をもらったら嬉しいし、家に帰ってからも自慢しちゃいそう。デザインが可愛かったら、SNSにもあげてもらえそうですね。
じゃあ、どうやって”オリジナル飴”のサービスを展開していくか?、という話になりました。
- その飲食店のテイストにあったデザイン
- 和のテイストは活かす
- 紙のデザインで、クリエイティビティを出す
- 書体やイラストは統一したほうが良い、 キャラとタッチは決めちゃう
「鵜飼やっこ飴」のブランド 、名前を出さなくてもいいというのは、飲食店側からするとメリット。ただ書体やイラストは統一することで、ブランドを出さなくても、これは 「鵜飼やっこ飴」 だと認知されるようになる、そのためにも統一しておいた方が良いというアドバイスでした。
まずは飲食店で実績をつけていくと、グッチなどのハイブランドも狙えるかもしれない、という話もありました。
クラウドファンディングで予約販売!
クラウドファンディングのリターンで、「オリジナル飴を作れる」というのを展開すれば、予約販売というカタチが取れる。販売数量が見込めるというメリットがある。
ホームレス小谷夫婦が運営する「スナックCANDY」で、まずは展開したいねという話がありました。飴だけにCANDYとも、相性がいいですね!
鵜飼さんが、「ニシノコンサル」用に作ってきたオリジナル飴、「西」飴にも盛り上がっていました。
ちなみに以前、鵜飼さんはPolcaで資金集めをしようとしたが失敗したとのこと。
Polcaは、自分の友人から気軽にお金を集められるサービス。
西野さんいわく
Polcaは大喜利だ
結構ふざけた企画、たとえば「焼き肉食べたい」とか、そういうのに友達が支援してネタを買うイメージ。「こんなふざけた企画に支援しちゃった」みたいな感じ。
そういえば、私も思い当たる節ありです。
Polcaではなく、SILKHATとかのクラウドファンディングサービスであれば、もっと真面目にビジネス寄りで設計できるとのこと。今クラウドファンディング準備中ですかね? これからの展開に期待しています!
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