こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
こちらのイベントに参加してきました!いま東北が熱いです!
東北外から東北に移住して、お酒の事業を立ち上げたお三方のお話をお伺いしました!移住をしなくても首都圏に住みながら、東北の事業に関わることもできるという可能性を感じました。
やっぱりお酒も食べ物もそうですが、その裏側にあるストーリーを聞いて味わうと、本当においしい!ワインも、ビールも、日本酒も飲みましたが、おいしかったです!
〜東北の挑戦者が集い発火する場 「TOHOKU IGNITION 2019 DAY1 」 〜
東北のウマい!お酒をめぐる挑戦STORY
TOHOKU IGNITIONは、東北で「熱」を持って活動している人たちの “面白さ”や”多様性”を伝えることで、その「熱」を着火剤として、想いを持って東北と関わる人を増やすために、仙台市が中心となって2016年から実施しているイベントです。
2018年度は東北経済産業局が主催となり、全2回のイベントを実施いたします。
1回目は「東北のウマいお酒」をテーマに、東北でビール/ワインづくりに挑戦している遠野醸造の田村さん、南三陸ワイナリーの正司さん、日本酒の魅力を引き出す新しい飲食店に郡山で挑戦している小笠原さんをゲストにお迎えして、東北の魅力に迫ります。
このお三方の話に共通する点が多く、自分なりにまとめてみたいと思います。
やっている人が熱い!
まず感じたのは、それぞれの想いがあってビール、ワイン、日本酒に取り組んでいる、それが熱いということ!
たとえば遠野醸造の田村さん。もともとリクルート出身で、岩手県の遠野市に人とのつながりがあって移住することになったとのこと。遠野市はビールの魂と言われるホップの生産で有名、56年の歴史がある。ただホップ農家が減少していることに危機感を覚えた。
ホップの里から、ビールの里へ
ビールの原材料としての”ホップの里”から、遠野市を”ビールの里”にすることで、地域の資源(民泊、どぶろくなど)をつなげて、遠野市をもっと輝かせられるんじゃないか?という熱い想い。
南三陸ワイナリーの正司さんも、南三陸をワインで盛り上げたいという気持ちが熱い。
宮城県はワイナリーの空白地帯だったということで、そこに可能性を見出した。そして食とワインのマリアージュによって、付加価値を向上できる。南三陸という地域を盛り上げるキッカケになると感じたとのこと。牡蠣とワインは、最高の組み合わせですね。いただいたワインは、香りが独特で美味しかったです。
日本人だけではなく外国人を呼び込むために、多言語での発信に取り組まれているという話も印象的でした。
福島で同じように、日本酒とおつまみのマリアージュを提案するサブスクリプションサービス「fukunomo」をやっている小笠原さん。
震災をキッカケに、福島を訪れ、人と人とのつながりができて、そこから4回も訪れることになり、結果的に福島に移住していたとのこと。小笠原さんがおススメしてくれた福島の日本酒は、ほんとに美味しかったです。
人と人とのつながりについては、熱く語られていて、首都圏に住んでいたときに感じていなかった”地縁”を東北で感じているとのこと。良い意味でワークとライフの境界線がなくなってきた、という話は身にしみました。
これが、小笠原さんおススメの、もち米から作られているという「花泉」。甘くて、日本酒嫌いも飲みやすい。
あと、原材料がラベルに書いておらず、「感じるままに飲んでください」と書いてあった「山の井」。
ラベルが好み。味も美味しかったです。というか、小笠原さんがおススメするんだから、間違いない。
この誰に、どういうストーリーを聞くか、というのが大切だと思っています。これだけ日本酒がたくさんある中で、何を選んでいいか分からないけど、熱い想いでおススメされてから飲むと、ほんとにおいしいですね。
「わざわざ客」(ファン)を作る!
このイベントでも何度もでてきたキーワードが「関係人口」。つまり、移住はしないけど、その土地に何度も訪れる人口。
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。
これをどう増やすか?という話になりましたが、ここで印象的だったのは、遠野市の「遠野醸造所」のここでしか飲めないビール。
ホップ畑で、そこで作られたビールを飲める体験ができたり、わざわざ関東とか別の土地からくる「わざわざ客」が訪れるキッカケがそこにはある。
「わざわざ客」が何度も訪れファンになっていくというのが理想で、遠野の「ファン」を増やすというのが2019年のテーマとのことでした。
コミュニティ化、本業以外の収益!
ファンができてくるとコミュニティが生まれてきて、地元の人だったり関係人口の人だったり、輪が広がってくる。
小笠原さんのお話で良かったのは、
関係人口、交流人口の前に、まず地元の人が盛り上がること
地元の人が、福島だったら日本酒が好きとか、その土地のことが好きとか、そういう想いを大切にして、まず地元の人たちが盛り上がる環境を作りたいとのこと。そのために、地産地消のスナック「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」をやったりしているとか。
この考え方は共感しました。まず地元で盛り上がる、そしてそれだけ楽しそうに盛り上がっていると、勝手に外から人が集まってくる、それでコミュニティが生まれていく。小笠原さんのゲストハウスは「誰でも泊まっていいよ、無料だよ」という話は、この考え方を象徴されているように感じました。
また、遠野醸造の田村さんのコミュニティに対する考えは、「コミュニティブルワリー」が真ん中にあって、それを核にホップ農家だったり市民、観光客だったり、飲食店を繋いでいくということ。
スライドにある「参加型運営」というワードも好きです。参加者が運営になったり、逆もあったりということで、運営の仕組みが持続可能なものになっていく。
田村さんの話で印象的だったのは、「博物館」を作るということ。
個人的にはキングコングの西野さんが、地元で美術館を作るというプロジェクトをされていますが、それに通じる話で、鳥肌が立ちました。
それ以外にもビールアカデミーの開校なども考えているようで、面で勝負することが大事とおっしゃっていました。本業(ビール販売)以外の収益化もできることは、ビジネス面でも大きいと思います。
個人的には、遠野醸造のビールは現地でしか飲めないとのことで、飲めなかったのは残念でしたが、そう聞くとホップの収穫がある夏に行ってみたいなー、と思いました。
熱い想いを持っている人の話を聞くのは、ほんとに楽しいし、その人たちが作っている、勧めてくれるものは間違いない、と思っちゃいますね。
まさかお三方とも移住者とは思わなかったので、すごく良いお話が聞けました。ありがとうございました!
参加しました!セミナーのあとに美味しいお酒を飲みながら、講師の皆さんとそれぞれお話しできて、3人の功績を語るだけでなく、今後のイノベーターからの相談ができるようになってて、すごく良かったと思いました‼️
佐々木さん、楽しかったですね。こういうイベントで熱い想いを聞きながら、お酒を飲む! 良いです!
なつみさん、先日はご参加いただきありがとうございました! 3/15もご都合あえばぜひお越しくださいね(^^)!
佐々木夫妻からコメント 笑。お誘いいただき、ありがとうございました!!