ミシェル・オバマ『マイ・ストーリー』発売記念イベント

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

8月23日に、全世界で1,000万部のベストセラーとなっているミシェル・オバマさんの『マイ・ストーリー』が日本で発売となりました。

この本の発売を記念したトークイベントがあり、それに参加してきましたので、そこから得た気づきを、濃縮でレポートします!

このイベントの案内を見た時に、一瞬ミシェル・オバマさん来日!と勘違いしてしまったのですが、来日は無く(笑)、日本でこの本を愛する登壇者のみなさまのトークイベント。みなさまのこの本に対する熱い想いや、ミシェルさんへの共感ポイントが満載で、おもしろかったです。

https://twitter.com/shueisha_mo/status/1165209721307127808?s=20

集英社さんの特設サイトには、登壇者の篠田真貴子さんのインタビュー記事なども載ってます。

「私の中に”オバ美”がいる」

ファーストレディというと、雲の上の存在。そんな雲の上の存在であるミシェルさんが、身近に感じられるエピソードがこの本にはたくさん書かれています。その身近でリアル、具体的なエピソードがあまりにも私たちに起きている日常とリンクする。ミシェルさんが「まるで友達」かと思ってしまう錯覚を感じる、という話をみなさんされていました。

たとえばとして挙げられていたエピソードがこちらです。

  • 小さい子供がいるワーキングマザー時代の忙しいランチのエピソード。短いお昼休みの時間に子供のおやつを買いに行って、残りの時間でランチを食べる。という日常。
  • 付き合う男性に理想を求めてしまい、「着ぐるみに入りたい」と言った男性と別れてしまうエピソード。
  • バラク・オバマさんと結婚して、子供を産んだあとの「ワンオペ育児」

バラク・オバマさんがいい加減で、夫としてはダメダメというのを、この本でさらけ出しているのにも衝撃。でも、バラクは夢追い人で、圧倒するほど楽観的。だからこそ大統領になれたのか、と分かるエピソードが満載です。そんなバラクを支える妻としてのミシェルの葛藤がリアルに描かれている。

バラクさんがプロポーズするシーンがおもしろかったよね!」というので登壇者のみなさんが盛り上がっていました。レストランで、あえてミシェルを怒らせながら、サプライズをするシーン。シンプルな英語で書かれている分、これをどう翻訳するか、翻訳者が一番悩んだシーンだったとか。

そして、雑誌eclat(エクラ)の編集長である長内さんがお話されていたのですが、「ミシェル・オバ美」というニックネームで人気になっているというのに、びっくりしました。

ミッシェル・オバ美 というサイトもある!おもしろいです!

こんなツイートも。

身近なエピソードだけじゃなく、この写真からも分かるように表情が豊か!

ちゃんと自分が思ったことを喜怒哀楽で表現してくれる感じ。コメディー要素も入れてくれるのが親しみ感を持てる、仲良くなれそう、と勝手に思ってしまう。

長内さんが「私の中に”オバ美”がいる」と表現されていたのが、印象的。

この本では、ミシェル・オバマさんご自身の人生を3つのパート

「BECOMING ME」「BECOMING US」「BECOMING MORE」に分けて書かれています。なんと、500ページを超える大作!

英語のタイトルは「BECOMING」。

今回のイベントでは、この本の翻訳のまとめをされた山本さんもご登壇。このタイトルを日本語で表現するのには苦労されたそう。いろんな日本語タイトル案を検討した結果、「マイ・ストーリー」としたとか。各パートの英語の訳も悩まれたそうですが、 こちらは英語のオリジナルのニュアンスを残したいとのことで「BECOMING ME」「BECOMING US」「BECOMING MORE」 をそのまま採用したそうです。

そして、英語版のAudible(オーディオブック)はなんと、ミシェル・オバマさんご本人が、約20時間かけて朗読されています!

小島慶子さんも、このAudibleを絶賛!シンプルな英語で分かりやすく、英語の勉強にも使えるとのことで、思わずAudibleもポチしました!

⬇英語版「BECOMING」のAudible

ちなみに、Audibleは最初の1冊は無料です。

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ファッションに自分のメッセージを乗せる

これは本とは直接関係ないのですが、エクラ編集長の長内さんが、ミシェルさんのファッションについて語られていて、そのお話がすばらしい。

大事なオバマさんんのスピーチのときに、J CREWの88ドルのワンピースで登場していたというミシェルさん。このエピソードから「私たちは同じ」という親近感、安心感をファッションで与えていると感激しました。

それから、来日したときは日本ブランドであるKENZOの服を着て、イタリアに行った時はイタリアブランドであるMISSONIの服を着るなど、ファッションを通じて「私は、あなたの文化を受け入れている」というメッセージを伝えているとか。

幼い頃から、黒人ということで「人からどう見られているか」を気にしていたというミシェルさん。それを逆に、人からどう見られるかを最大限に考えて、「ファッションや表情などで、自分のメッセージを乗せていく」というのをされている。この話は鳥肌モノでした。

心の葛藤をさらけ出すミシェルさんのスピーチ

このイベントにご登壇されていた篠田真貴子さん。ミシェル・オバマさんのトランプ大統領(当時は候補)の女性蔑視発言に対して、怒りの演説をされたことに、心をつかまれ、このメッセージを自ら訳してnoteで発信されたとのこと。

このツイートとnoteを存じ上げなかったのですが、1万件の「いいね」がついていて、大きな反響があったようです。この篠田真貴子さんのnote、まだ読んで無い方がいれば、ぜひ読んでいただきたいです!

同じ女性として「悔しい」という気持ちと、ミシェルさんの熱い想い、悔しい想いがものすごく伝わってきて、なんとも言えない気持ちになります。

この『マイ・ストーリー』の本は、ハッピーエンドではありません。単なるサクセス・ストーリーでもありません。このスピーチのあとに、トランプが大統領に選ばれるという衝撃で、この本は終わっています。

まさに、映画のような衝撃のエンド。

でも、ミシェルさんのように、自分に素直になること、失敗や悩みも見せていくことの大切さを教えていただいたような気がします。

自分でどうやって自分の人生を築いていくか、与えられた環境で自分のパワーや想いをどうやって活かしていくか、そんなことを考えさせられました。

⬇こちらが日本語版です。

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読んでいただき、ありがとうございました!

素敵なイベントに感動でした!

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