「ウェルカムベビープロジェクト」に人の温かさを感じました

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

みなさんは、神奈川県戸塚区、鶴見区で実施されている「ウェルカムベビープロジェクト」を知っていますか?

2016年から始まっているとのことで、このプロジェクトを立ち上げられたのは「NPO法人こまちぷらす」 と「ヤマト運輸」。

昨日このプロジェクトのお話を聞く機会があり、感動したので、書き留めておきます。

みんなで子育てする文化や風土を醸成したいという想い

このプロジェクトが始まったキッカケは、横浜で実施した1,500件のアンケート結果からだったそうです。一言で言うと、「子どもを産んだあとに、生きづらさを感じてしまっている」人が多いという結果があった。

私も子どもを産んだ直後は、出産の疲れもあるし、初めてのことでどうしたら良いか分からないことが多いし、授乳で寝不足がつづいたり、体力、気力的にしんどい状況でした。

そんなときに、生きづらさを感じてしまうというのは、風土として変えていかなければいけないと思います。

ウェルカムベビープロジェクトのHPより

「みんなで子育てする文化や風土を醸成したい」という思いで、
「NPO法人こまちぷらす」 と「ヤマト運輸」 が協調して、このプロジェクトを立ち上げることになったとのことです。

ウェルカムベビープロジェクトのHPより
ウェルカムベビープロジェクトのHPより

「手作り」による人の温かさ

私がすごいと感じたのは、これを税金を一切使わずに、少しずつ協力してくれる人、会社、団体の輪を広げているということ。

そして、その協力の輪には「手作り」感がある。

1つの例ですが、このウェルカムベビープロジェクトで届くプレゼントの中に、「背守り」というのが入っているのですが、これがなんとすべて手作り

※ 背守りは、子どもの無事な成長を願って、人々が産着の背に一針一針縫いつけた「お守り」。

ひとつひとつ丁寧に縫われている。

ウェルカムベビープロジェクトのHPより

しかも、ひとつひとつに手書きのメッセージが添えられています。

ウェルカムベビープロジェクトのHPより

「みんなで子育てする文化や風土を醸成したい」という想いで始まったプロジェクトですが、文化や風土をつくるというのは、簡単ではない、そして短期間でできることではない。

この想いを、ひとつひとつ丁寧に広げていって、協力してくれる人が増えていっても、「手作り」による人の温かさのところは崩さない。

出産直後の体力、気力が弱っているときに、この「手作り」感のあるプレゼントやメッセージを受け取ったら「自分も子どもも、この地域に受け入れられているんだ」という人の温かさを感じる。

どうしても世の中の流れとして、機械化による大量生産、効率化を求めらがちで、人の温かさを感じることが少なくなっている。核家族化も進んでいるので、私もマンションに住んでいる人との交流はないです。でも、人の温かさを感じると、ほっとする。特に子どもが産まれてからは、孤独に子育てをする時間があるので、人の温かさがすごく大切に思います。

おむつの自動販売機

ウェルカムベビープロジェクトは、プレゼントから始まったそうですが、この輪が大きくなっていて、新たな展開も生まれています。

その1つが、おむつの自動販売機。

ウェルカムベビープロジェクトのワークショップで、 あるひとりのお父さんが 「自動販売機におむつが入っていたら、どれだけ助かるか。」 とお話されたことがキッカケ。その一言から、飲料用の自動販売機で、おむつも購入できるようにと、「ウェルカムベビープロジェクト おむつ自動販売機」が開発されました。

京急百貨店ベビールームのおむつ自動販売機
ウェルカムベビープロジェクトのHPより

しかも、 この自動販売機で飲み物を購入すると、一定割合の支援金がウェルカムベビープロジェクトに届けられる仕組みになっているそうです。

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