『シン・ニホン』オンライン読書会をはじめた理由と良かったこと

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

みなさんは、今話題となっている『シン・ニホン』を読みましたか?

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今コロナで先が読めない状況の中で、この本が読めることに、とにかく感謝しています。

私にとって、この本を一言で言うと、「希望」です。

著者の安宅和人さんの想いがこの本には詰まっていて、

  • 日本は、世界に比べて圧倒的に遅れている!
  • だからこそ、伸びしろしかない!
  • みんなで立ち上がろう!

ということが書かれています。

日本は世界に比べて圧倒的に遅れているという事実を、大量のデータやファクトから突きつけていただき、その厳しい現実を思い知ります。

みんな何となくは気づいているけど、その現実に目を背けたい気持ちだったり、そもそも自分でデータを取りに行かないと、その現実に気づかない。

まずは、その現実を認識することが大切だし、そして自分が何をできるか?を考えることが第一歩になる。

オンライン読書会をはじめた理由

この本は、正直言って、1人で読んで理解するのは難解です。

全部で6章ありますが、その1章ずつが1冊の本になってもいいくらいのボリューム。日本という壮大なテーマで、あらゆる領域の話が詰まっています。

オンライン読書会をはじめた理由ですが、

  • 1人で読んで、理解しきれない
  • いろんな視点を持った人たちとディスカッションしたい
  • そのディスカッションを通して、自分ができることを考えていきたい

そして何より、このコロナの状況で、少しでも「希望」のあるディスカッションをしたいというのが一番の理由です。

[安宅和人]のシン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)

本の表紙に書いてある

「この国は、もう一度立ち上がれる。」

というメッセージが好きです。

運営している母親アップデートコミュニティ(HUC)のメンバーと読書会をしているのですが、その読書会のページに書いたコメントがこちらです。

NewsPicks出版で話題の『シン・ニホン』のオンライン読書会をします!

ファクトベースの現状分析に基づいた、新たな時代に向けての日本社会への提言書!
AIとデータがもたらす社会の変貌と日本の現状を訴え、これからの残すべき未来を提示するという内容。


「くさいモノに、もうフタをしない!」そんな安宅さんの執念が詰まった本です。


「大切なのは、自らハンドルを握り、どうしたら希望の持てる未来になるのかを考え、できることから仕掛けていくことだ。濁流だからと腰が引けたまま待つのではなく、ラフティングのように流れに乗ることを逆に楽しもう」-『シン・ニホン』より

この大作を一人では読みきれないし、理解できないので、みなさんと一緒にディスカッションしながら、読み進めたいなーと思います!
私と、いっしょにラフティングしませんか?笑

この本で一番好きなところはどこか? と聞かれれば、私は「はじめに」と答えます。

何度も「はじめに」を読み返して、何度も心が奮い立っています。

「はじめに」で書かれている文を引用させていただきます。

今だからこそ、この言葉が身にしみます。

確かに日本にとっても、相当にしんどい局面ではある。しかし、手なりの未来が受け入れ難いとき、そのまま待つのは負けだ。人間の持つ、おかしな未来が来ることを予測する力は、予測される未来を引き起こさないためにある。どんなことを仕掛けたら未来を変えられるのか。それを考え、仕掛けていくのはとても楽しい。

一人ひとりがヒーローになり得る時代なのだ。

僕らは少しでもましになる未来を描き、バトンを次世代に渡していくべきた。

もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。

そしてどんな社会を僕らが作り、残すのか、考えて仕掛けていこう。

未来は目指し、創るものだ。

『シン・ニホン』の「はじめに」より

試行錯誤しながら、オンライン読書会をやっています

実はオンライン読書会をやったことがなくて、試行錯誤しながらやっています。

まずは1章ずつに分けて、1時間半のZoomでのセッションをすることにしました。

1回目(1章)と2回目(2章)で改善したこと。

1回目で出てきた改善点をふまえて、2回目はこんな感じでやってみました。

  • セッションの冒頭に、10分でその章のサマリを誰かにプレゼンしてもらう
  • そのあと、そのプレゼンを受けた感じたことを全体シェア
  • それから、Zoomのブレイクアウト機能を使って、3-4名のグループに分かれてディスカッション(各自、この章で感じたことをシェアし合う。10分くらい。)
  • 全体に戻って、各グループで話したことをシェアし合う
  • グラフィックレコーディング(グラレコ)で途中経過を振り返る
  • そこから、さらに深堀りしてディスカッション

ちなみに土日の朝6時からやってます。平日の朝は忙しくて時間が合わない可能性があるので、土日にしています。

一回目のグラレコはこちら。(メンバーの湯朝かりんさんが描いてくれました)

2回目のグラレコはこちらです。

オンライン読書会をするメリット

たった2回だけど、すでにオンライン読書会をするメリットを感じています。

  1. 本を読むモチベーションが上がる → すべての章を一気に読めなくても、一章ずつなら読める
  2. 読書会の前に、みんながサマリをシェアしてくれる! → 予習ができる
  3. 読書会の冒頭にサマリをプレゼンすることで、プレゼンター自身の理解が深まり、聞いている人の理解も深まる
  4. いろんな業界、視点を持っている人同士がディスカッションすることで、1つのテーマをいろんな視点で見れる
  5. 読書会が終わった後に、いろんな情報シェアがはじまる

ちなみに、朝起きる理由ができるので、早起きできるというメリットもあります。

昨日の2章では、「第二の黒船」にどう挑むか — 日本の現状と勝ち筋 というのがテーマ。

大学に勤務しているメンバーからは大学の現状や課題をシェアしてもらったり、IT企業に勤務しているメンバーからは、データをどう扱っているか?データサイエンティストは何してるの?を聞いたり。

シンガポールに住んでいるメンバーは、グローバルから見た日本はどう変わっているか?

10年前にアメリカ行ったときは、日本はトヨタとかソニーとかのハード面のイメージが強かったけど、今はお寿司とかアニメとかソフト面のことでしか語られないとか。

すごいいいなと思ったのが、読書会終わったあとも、データはこうやって活用されているよという事例とか情報のシェアが進んでいること。

データマイニングのツールでこんなのあったよーとか、子供といっしょに学んでみようとか。

メンバーがシェアしてくれた「5分でわかる!データマイニングの意味と手法」の記事に、講座の情報もあったので、これ試してみたいなーと思いました。

これこそ、読書会のメリットだなと思います。

これからも続けていきます!

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2 Comments

竹内啓二

御礼です。
以前から気になっていたTHE TEAMを読みました。率直に物凄く腹持ちして、今の組織の課題解決に実践したくなった本です。特に取扱説明書が印象的で面白く、ABCDEのまずは肝のAから着手します。
ちょうど組織変更があり、それらを実践する立場なのでシンクロしてます。
またグラレコも本を買ってみます。
昨日の投稿のオンライン読書会の動画を観て、内容の良質さはもちろん、なつみっくすさんのグラレコを眺めると、言葉や考えが可視化されてより頭に残ります。
顧客提案やメールで社内の人を動かすことを意識する際、言葉ではストーリーを入念に描いてましたが、図や絵や矢印などを多用するとより分かりやすいですね。
いつもありがとうございます。

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Natsumi Suzuki

わ!竹内さん、ありがとうございます!うれしいっ!!

そうなんですよね。ブログにも、ちょいちょい絵を入れると、文章の固い印象も和らぐかなーと、続けていきます!

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