2月27日付けで安倍首相により発表された全国の小中高校一斉休校要請について、大きな衝撃が日本に走っています。
私たちは、母親アップデートコミュニティという任意団体を運営しており、170名超の母親が全国から集まり、活動をしています。
昨日の発表を受け、いろんなやり取りがコミュニティの中でも飛び交い、
子育てをしている家庭の実情を踏まえた緊急提言をすることになりました。
この中の一部を抜粋します。
私達は子育てをし、仕事をして、生活をしています。社会の多くのサポートを得ながら同時に社会に多くの貢献をしています。学校は私達が社会を支える上で必要とする重要な社会のサポート機能です。
子供をもつ母親や父親が突然社会活動を止めるわけには行きません。子育て世帯が社会にもたらしている貢献をあまりに軽視した今回の発表を容認することはできません。
私達は黙りません。
母親は日本の経済活動において無視できない存在であることを政策を決める責にある方々にご理解いただきたいと思います。
以上を踏まえ以下の要望を掲げます。一、母親・父親・保護者不在の決定ではなく、当事者との十分な対話を求めます
一、子供の居場所を家庭に限定せず、社会のサポートが得られる仕組みの構築を求めます
一、学習機会や給食など本来子供が得られた機会の提供を求めます
非常事態なので、子供の感染リスクを減らすこと、そして一斉休校の判断については、否定しているわけではありません。
ただ、学校を閉鎖することで、共働き世帯、シングル世帯、何らかしらの事情があり子供を1人にすることができない世帯への考慮が欠けていることに対して、色んな議論が巻き起こっています。
一斉休校を要請するのであれば、これらの考慮もセットでお願いしたいということです。
一部のツイートをここに貼り付けておきます。
千葉市の熊谷市長のツイートには、多くの共感が集まっています。
病児保育サービス「フローレンス」代表の駒崎さんのツイート。
あの岩田医師のツイート。エビデンスや説明が無いという実態。
休校になったときの、子供の受け入れ先の配慮についてのツイート。
シンガポールが休校に踏み切らない理由について。
この件は、教育だけの問題ではない。
政治への無関心さが、この状況を生んだという意見もあり。
遠隔学童の提案も。
今回の政府の要請を受けて、各教育機関などが対応に追われているようです。
新型コロナウィルスの感染を食い止めると共に、全国の子育て家庭に考慮ある動きになるよう願います。
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