松下幸之助『道をひらく』が深すぎる。

こんにちは、Natsumiです。

 

先日のブログで、前田裕二さんの新しい「読書」の概念を紹介しました。
ブログ:前田裕二さんの「読書」から学ぶ。「読書」の概念を変えたい!

 
これを読んでいただいた方が、さっそく「これからの読書の行動指針にする!」「アクションプランを3つ立てる!」と言っていただき、すごく嬉しいです!
 

だれかのヒントになるって、ブログやってて最高にいいことですよね。ほんとうに嬉しいです!
そんなフィードバックあると、どんどんブログを書きたくなりますね。

 
年間400冊、それを10年続けていて、1冊ごとに「自分が何をするか?」というアクションプランを最低3つ立てる。
というのが前田さん流の読書。そんな前田さんがバイブルにしている本があります。
 
パナソニック創業者・松下幸之助さんの「道をひらく」

 
 

一流の経営者が、松下幸之助さんを敬愛している

 

前田さん以外に、松下幸之助さんを敬愛している経営者は、ほかにも多くて調べてみるとたくさんいました。
たとえばソフトバンクの孫正義さん、ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正さん。
 
孫さんは、松下幸之助さんのテープを、ひたすら毎日繰り返し聞いていたとか。
それの影響からか、孫さんの発言が、松下幸之助さんとそっくりな時があると言われているようです。
 
たとえば、松下幸之助は「25年を1区切りとして、それを10回、250年続く経営を目指す」という名言がある。
孫さんは「30年を1区切りとして300年続く会社を目指す」と発言しています。
たしかに似ていますね。

 
 

累計520万部を突破し、戦後ベストセラー歴代2位

 
「道をひらく」ですが、いまでも年間10万部売れ続けており、なんと累計発行部数が「520万部」とか!
すごくないですか?
ちょっと目を疑いました。1冊のビジネス書で10万部売れるのは、かなりのベストセラーですよね。
それなのに、「520万部」とは。
あまりにもケタ違いなので、本当にビックリしました。

 
ちなみに、余談ですが、じゃあ戦後ベストセラー1位ってなに?と思って調べてみました。

 
800万部を超える日本の戦後最大のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』
女優の黒柳徹子さんが子ども時代に出会った、小林宗作先生とトモエ学園での思い出をつづっているとか。
え、黒柳徹子さんって、800万部のベストセラー作家だったの?って思いました。
全然知らなかったです。

 
ということで話を戻しますと、松下幸之助さんの「道をひらく」
私もさっそく読んでみました。
 

お恥ずかしながら、松下幸之助さんにについては、いくつかの名言を知っていたくらいでした。
この「道をひらく」は、経営者とかリーダーシップの心構えなのかな?と思って読みましたが、ぜんぜん違いますね。

 
そうとう深いです。
 
人間論、人生観というか、人間の本質について、語られています。
このなかで、心に響いた「ことば」を紹介させてください。

 
 

「雨が降ったら傘をさす」

 

雨がふれば 人はなにげなく傘をひらく
この自然な心の働きに その素直さに
私たちは日ごろ あまり気づいてはいない

だがこの素直な心 自然な心のなかにこそ
物事のありのままの姿 真実をつかむ
偉大な力があることを学びたい

何ものにもとらわれない 伸びやかな心で
この世の姿と 自分の仕事をかえりみるとき
人間としてなすべきこと 国としてとるべき道が
そこに おのずから明らかになるであろう

 
これは、前田裕二さんも取りあげていた一節です。
 
この他にも、心に響く「ことば」がいっぱい、この本にはあります。
500万部もこの本を読んだ人がいて、その人たちの心に根付いていると考えると、本当に深いです。
今でも語り継がれている本に出会えたことがありがたいですね。

 
この本を読んで、じゃあ自分が何をしていくか?どのように行動を変えていくか?が重要ですよね。
3つ考えてみました。
 
 

3つのアクションプラン

 

1. 雨が降ったら、この言葉を思い出す。

 
「雨が降ったら傘をさす」というのは当たりまえのことですよね。
でも松下幸之助さんの言葉を知って、これから雨が降ったら、この言葉を思い出すことができます。
すごくありがたいです。
今までは、雨が降ったら、ちょっと憂鬱と思っていたのですが、この言葉を思い出します。

 
2. だれに対しても耳をしっかり向けて、話を聞く。

 
自分が「素直」な心を持てているか、と改めてふり返ってみると、持てていないことに気づきます。
世の中の常識とか、先入観にしばられてみたり。自分本位にもなってしまったり。
どうやって「素直」な心を持ちつづけるか?は、そう簡単ではありません。
 
まずは、だれに対しても耳をしっかり向けて、話を聞くこと。
話を真っ向から否定しない、しっかり一人ひとりと向き合う、これを心がけます。

 
3. 状況をきちんと受け入れる。

 
晴れの日もあれば、雨の日もある。
その状況から逃げずに「素直」に受け入れること。

 
「日々是新(ひびこれあらた)」という一節も、本にありました。
1日1日を新しい日と思うこと、すべてがおめでたい日、見るもの、聞くものすべてが新しい。
すべてを素直に受けいれる、これを心がけます。

 
 

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