こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日は、母親アップデートコミュニティ(HUC)で、盛りだくさんの一日でした。午前中は、渋谷ラジオに出演。午後は2部構成で、アドラー心理学を学ぶ、みんなでディスカッションしました。
なんと、HUCの運営メンバーである江奈さんが、わざわざ秋田県・田沢湖から東京に来ていただきました。HUCが始まって4ヶ月。ずっとオンラインでのやり取りをしてきたし、その頻度も多い。なので、ぜんぜん初めて会った感じがしない。
(江奈さんのブログは、こちら)
実は、HUCは”母親”ではない、つまり、お子さんがいらっしゃらないメンバーの方もいます。その一人が、江奈さん。
HUCメンバーの共通点としては、
- NewsPicksが好き(NewsPicks好き)
- “母親”をアップデートしたいという強い想いを持っている
の2つです。江奈さんから初めて連絡をいただいたときに、「私は自分が”母親”という立場ではないけど、アドラー心理学を20年学んでいて、いろんな”母親”の子育てによりそってきた。いっしょに”母親”をアップデートしたい。」と書かれていました。
ご自身が”母親”ではないという立場にもかかわらず、ここまで親身に、よりそってくれて、いっしょに”母親”をアップデートしてくれる。いつも冷静に、そしてアドラー心理学をもとにしたアドバイスをしてくれることに、ほんとに感謝してます。
そんな江奈さんが、アドラー心理学をもとに“勇気づける子育て”のセッションを、HUCメンバーにオンラインでやってくれていて、感動の嵐が巻き起こっていました。「リアルでも、やってもらいたい!」というみんなの想いがあって、今回のリアル「江奈の部屋」をやることになりました。
と、その前に、「渋谷のラジオ」に出演してきました!
「渋谷のラジオ」出演の話!
こちらが、その内容です!
拡張家族Ciftメンバーの、さおりさん(兼HUCメンバー)、あゆみさんのお二人と、江南さんと私の4人での出演。
ざっくり、HUCの立ち上げの話だったり、HUCで企画している7月6日の「子連れ100人フェス」の話だったり。Ciftの話や、いまの子育て事情の話などなど。
あっという間の45分でした!あとからでもラジオの内容が聴けるようなので、もしよろしければ聴いてくださいませ!
母親の「アップデート」ってどういうこと?
ラジオが終わったときに番組ディレクターさんに聞かれたことがありました。
母親の「アップデート」ってどういうことですか?
いやー、すでに母親のみなさんは大変なのに、さらに「アップデート」するって。大変なんじゃないかな、と思って。
なるほどー、NewsPicks好きとしては、当たり前のように「アップデート」という言葉が出てくるので、あんまり違和感なく使ってしまっていました。たしかに、「アップデート」という言葉がピンとこない方も多いはず。ハッとさせられました。
「アップデート」と「アップグレード」の違い
NewsPicksのWEEKLY OCHIAIという番組で、「アップデート」とは何か?を議論されていたときに、「アップデート」と「アップグレード」の違いが出てきました。
その番組に観覧に行ったときのブログも貼っておきます。
WEEKLY OCHIAI収録レポ 『幸福をアップデートせよ』落合陽一 ☓ 石川善樹このときに話されていたことを、引用してみます。
Upgrade(アップグレード)とUpdate(アップデート)の2軸がある。
・Upgrade(アップグレード)は、”質の高さ”
・Update(アップデート)は、”新しさ”
なるほど、スマホの機種を”アップグレード”するというと、iphone7からiphone10になるように、質が高くなることを求めます。スマホのOSを”アップデート”するというと、新しい何かを求める。
一見似ているような言葉ですが、この2軸は納得感ありました。
アップデート”新しさ”を追求すると、基本的には”質”が低くなる。
ということで、この図になります。
アップグレード、アップデートも超えたのが、「イノベーション」であり「ルネッサンス(再生)」なのではないか。という説明でした。これには、落合さんも同意。
母親自身、そして周りの人たちの「OS」を「アップデート」したい
社会はこんなに変わっているのに、母親自身、そして周りの人たちの「OS」が古いまま。ざっくり例えると、1997年式OSのまま、みたいなイメージ。
いや、もしかしたら、もっと古いかもしれない。
そのOSが古いままで、家事・育児・仕事がのしかかってくる。けっして「全部完璧にやって、もっと質を高めていこうよ(アップグレード)」と言いたいのではないです。
そうではなくて、この古いOSをみんなでアップデートして、全く新しいものにして、みんなで楽しくやろうと、という感じです。
もっと言うと、”母親”が持っているタスクを、周りの人にやってもらって、”母親”だけが楽しくやろうということでもなく、みんなが楽しくハッピーになれる道を探っていきたい。
よくこういう活動は誤解されがちで、勘違いされて批判されてしまうこともあるかもしれない。でも、私たちのスタンスは、だれかと争いたいわけでもなく、「母親を、もっとおもしろく」したい、みんなでアップデートしていきたい。母親だけじゃなくて、みんなハッピーになれるのが理想です。
「アドラー心理学」をもとにディスカッション
そして、ラジオのあとは、拡張家族Ciftの拠点に移動してのランチ。Ciftメンバーが作ってくれました!
そのあと「アドラー心理学」をもとに、ディスカッションしました。
「嫌われる勇気」など、最近多くの本が出版され、注目を集めるアドラー心理学。私も、最近知りました。ビジネスの場面で取り上げられることが多いアドラー心理学ですが、実は、育児と教育が中心的な位置づけとされているそうです。
江奈さんは、この「アドラー心理学」をもとにした子育てを広めることで、もっと親子がハッピーになれるようにしていきたい、という想いで活動されています。
ポイントとなるのは「勇気づけ」だということ。
- ほめない → 勇気づける
- 怒らない → 一緒に考える
いくつかロールプレイをやって、親の役と、子の役をやって、台本を読んでみました。この中には、「ついつい、こんなことよくやっている」という胸が痛くなるようなBad事例もあり、それをもっとアドラー心理学を取り入れて、こうしたら良いよね、というのをみんなでディスカッションしていきました。
ついついカーっとなってしまったり、テンパって、「今は無理」というときもある。そういうときは、「ちょっと待ってね」と子供に待ってもらう。待つことができたら、「待ってくれて、ありがとう。お陰で、ママは仕事ができたよ。」と声をかけてあげるのが大切ということでした。
「原因」に目を向けるのではなく、「目的」に目を向ける
なにか問題が起きたときに、その起きたことや起きた人のことを責めてしまったり、その原因に目を向けてしまう。でも、そうではなくて、「ほんとは何をしたいか?」という目的に目を向けること。これができれば、余計な争いがもっと減っていくと感じました。
アドラーの考え方は、
- 子供を「子供扱い」しない、一人の人間として接する
- その子のパーソナルストレングス(強み)を見てあげる
子供がコミュニケーションの中で、こちらの2つのように感じることができれば、 「勇気づけ」が成功していると考えて良いそうです。
- 自分には「能力がある」
- 人びとは「仲間である」
ちょっとした”心のもちよう”で変えられることもあるし、みんなでディスカッションしていくことで、お互いのもっている課題に向き合い、それぞれがアップデートされていく感覚でした。
“半径3メートル”以内の人にちゃんと向き合うこと
ちなみに前半のセッションは、Twitterのライブ配信のアーカイブが残っていますので、そこから視聴できます!
江奈さんのブログは、こちら
江奈さん、そして参加いただいたHUCメンバーのみなさん、ありがとうございました!!
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