NHKプロフェッショナルの流儀で話題となったイモニイこと井本陽久先生と、元教え子の対談番組を観ました。
こちらが、番組情報からの抜粋。
サッカーで得点王も勉強では赤点王の園生悠太と,小学生の時から一人で海外を飛び回り中3で積極的不登校を選択した飯嶋帆乃花。
学校の枠の中ではうまくやれなかった二人に共通するのは,そんなことどうでもいいと思わせてくれるような圧倒的な魅力です。
子どもの成績の心配してしまうのも親なら,本当はそんな価値観から一番逃れたいと思っているのも親。
お子さんにも保護者にも是非彼らの話を届けたいです。
話しのなかで、ゲストのお二人が、自分の親について言っていたことをまとめると、
- ひたすら自分を肯定してくれる
- 話しを聴いてくれる
- 自分の決断を認めてくれる
- 長時間話すことができる友達のような関係
これは理想ではあるものの、なかなかできないこと。
「勉強はしなくてもいい」「他に好きなことを見つけて、それに没頭してくれればいい」とは良く聴くことだけど、実際に、全く勉強しない、留年しそうとなったときに、それを見守ってあげられるだろうか?
ひたすら子どものことを全肯定してあげられるだろうか?
私は正直自信が無いですし、今でもそうできているかと思うと、自信が無い。
今回の話しでおもしろかったのは、中高まで全く勉強しなかったのに、大学に入って突然勉強するようになったこと。
これには、イモニイもびっくりしていました。
勉強が嫌いな訳じゃない、ただ中高時代に没頭していたのがサッカーで、そのあと勉強に没頭するキッカケができただけ。
この話は、「勉強は押し付けられるものではない」「自分で勉強をしようと思えば、楽しく勉強できる」と勇気をもらえるエピソードでした。
どうしても、「他の子が勉強しているから」とか、「テストの点数が悪いから」ということで親が心配してしまって、子どもを認められなくなってしまうことがある。
そうじゃなくて、何も心配しない、ありのままの子どもを認めることができていたからこそ、その子どもは「根拠の無い自信」を持つ。
この「根拠の無い自信」があるからこそ、色んなことにチャレンジできる。また、そのチャレンジを親として認める。大学に入ってから、4ヶ月で中国語をマスターして、中国の大学に留学したエピソードにも、びっくりでした。
中高時代はあまりにも勉強していなかったので、中学校で留年危機が訪れたとのこと。「でも、そのときに、宮古島に家族旅行に行っていて、これには笑った」とイモニイが話されていました。
ずっとサッカーに没頭していたが、高校のときに難病にかかり、サッカーを断念したそうです。でも、このときも「根拠の無い自信」があったとのこと。この病気から這い上がって、アフリカにボランティアに行った。
「この病気の治療中に歩けなかったときも、階段に一生懸命上がっていく子どもの様子を、親御さんが笑って動画を撮っていた。」とイモニイが話してました。
この状況だったら、私は子どものことを心配してしまうと思う。そうではなく、この状況でも笑って見守っていたって、シンプルにすごいです。
今日のブログタイトルの「どうやったら、子どもの成績を心配しないようになるのか?」ですが、私は明確な答えを持っていません。(笑)
でも、1つ言えることは、こういうエピソードをいっぱい知っていることが大切なんじゃないかと。
自分の地域の情報しか知らないとか、限られた人としかやり取りしていないと、周りの人の意見に流されてしまいそうになる。
そうじゃなくて色んなエピソードを知っているとか、多種多様な親を知っていることが、自分の視点を広げるのかなーと思いました。
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