こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、コミュラボのイベントに参加してきました。
ゲストは、 ユニリーバの島田由香さん。テーマは「心理的安全性とコミュニティ」。言葉の1つひとつに力がこもっていて、エネルギーをいただきました。
「遠慮、無理、我慢」 の3無し
今回のテーマである「コミュニティ」。
コミュニティとは、ビジョン=作りたい世界の図があって、それにみんなが集っている「場」。
ビジョンをどうやって伝えれば良いか? という話に対して、
パッションがあったら、何らかしらの形で伝えられる。これが無いから、「できない」という言い訳が出る。
その人の中に眠っている想い、強みを出せる機会をつくる。「必ず、人は変われる」と思っている。
自分が満たされていないと、周りも満たせないので、「3無し」を徹底されているそうです。
- 遠慮
- 無理
- 我慢
この3つは絶対にしない。
ただし、「遠慮」はしないけど、「配慮」はする。「遠慮」とは、自分が言いたいことを言わないなど自分起点で、「配慮」とは、相手のことを考えるなど相手起点のこと。
パッションやモチベーションも、「上げる」のではなく、自然と「湧き上がってくる」もの。これは、自分の眠っている想い、強みや、Beingに向き合えているかどうか。そのために、やらないこと=「3無し」も明確にされている。
ビジョンは何でも良い。
とにかく、何かを表現することが大切。
表現すると、「反応しないから嫌だな」と思っている人が多い。反応しなくても、思ってくれる人はいるので、どんどん表現しよう。
コミュニケーションとは「む・き・つ」
次に、コミュニケーションの話になりました。コミュニケーションが取れたときと、取れていない時の違いを分析して、3つの大切なことがあるそうです。
- む 「向く」。意識を向ける。おへそを向ける。
- き 「聴く」。耳だけじゃなく、目も使って聴く。問いかけをする。
- つ 「伝える」。言ったと伝わったは違う。相手が受け取ったかを確認する。
この頭文字を取って「む・き・つ」。
「いつか流行語大賞を取りたい!」とおっしゃるほど、大切にされている言葉だそうです。
「Less rules, more principles」
人事をやっていると、ルールをつくることが目的になってしまっている人が多い。ルールは無くてもいい、プリンシパル(大切にしたいこと)があればいい。
たとえば、由香さんが大切にしていること、相手に大切にしてもらいたいことは、
- 中身と外身を一致させる。(自分の内側の想いに正直になる。嫌なことはやらない。分からないことは、分からないと言う。)
- 陰口は言わない。(モヤッとしたり、文句があるときは、相手に直接言う。相手に言えないことは、他でも言わない。)
- 表現する。(ちゃんと言う。)
ここで、例として話されていたのは、社会的役割(母親、役員など)=Doingに自分を当てはめてしまって、自分の内なる想い=Beingを抑えつけてしまっている人が多い。
2020年は、変化の年。「表現する」「チャレンジする」
由香さんが強調されていたのは、2020年が、日本人にとって、ものすごく大切な年であるということ。
- 2018年が、畑が根こそぎ掘り起こされた年(栄養分のあった土が上にあがってきた)
- 2019年は、根を張る年。
- 2020年は、チャレンジ、変化の年。
「PDCA」とか「生産性を上げる」とか、もうそんな時代は終わった。
みんな意識が外に向きすぎ。知識や能力を上げるという、外に向くのではなく、自分の内に目を向けることが大切。
2020年は、表現する。自分の強みを活かす。好き勝手にやっていい。4月までに自分を整えていくこと。そのチャンスを逃したら、次は2万6千年後。
あなたの「人生の目的」は何ですか?
「人生の目的」とは、Purpose=パーパスと表現される。
自分の内に目を向けていて、それに集中できていると、パーパスの方が自分を見つけてくれる。
なので、発信すること、表現することは、やった方がいい。
ここで、ビジョン、パーパス、ミッションを整理しておくと、
- ビジョン(自分が作りたい世界の地図)
- パーパス(Being。その世界を作るためにどうありたいか?)
- ミッション(Doing。)
リーダーとは、自分をリードすること。
リーダーとは、誰かをリードする前に、まずは自分をリードすることが大切。
リーダーに必要な要素は、LEADERの頭文字で表現できる。
- L(Love)・・・愛があるか?愛らしい、愛嬌があるも含む。
- E(Energy)・・・エネルギーがあるか?
- A(Authenticity)・・・ありのままか?
- D(Drive)・・・運転席に乗っているか?自分で運転しているか?
- E(Enthusiasm)・・・夢中であるか?
- R(Respect)・・・尊敬があるか?
リーダーは、チームの心理的安全性を作るために、「ありのまま」でいることが大切。
- 自己開示できるか?
- 弱さを見せられるか?
これができてくると、チームの心理的安全性は高まり、何でも言える、「失敗しても大丈夫」と思えるようになる。
自分で「フィルター」をかける。「サンクチュアリ」を作る。
お話のなかで面白かったのは、由香さんは自分のスタンスがはっきりしている。
「嫌なものは受けない」など。
それは、自分の中で「嫌なものは受けない」というフィルター、たとえば薄い膜のようなものを頭の中でイメージして、何か嫌なものが来たら、そのイメージした膜でフィルターをかければ良いとのこと。
同じように、ものすごく心理的安全性が保たれた「サンクチュアリ(聖域)」を、自分のなかでイメージして作るようにすると、そのように向かっていくとのこと。
「はい、サンクチュアリ作った!」という感じで、線を引くイメージだそうです。
さいごに、由香さんから一言。
コミュニティとは「居場所」でもあり、「よりどころ」でもあり、エネルギーの源。必ず、自分の側には誰かがいる。
その人を信じ切って、自分のBeingを大切にする。
しゅずいさんが描いてくださったグラレコも載せておきます!
旗がすばらしい!
由香さん、そして参加者のみなさんから、いっぱいエネルギーをもらいました。2020年は、自己表現して、チャレンジします!
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