こんにちは、Natsumiです。
佐藤 航陽さんの、『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』の本を読みましたので。
感想とまとめを書きます。
・お金にまつわる状況の変化
フィンテック、ビットコイン、シェアリングエコノミー、評価経済など、
お金や経済にまつわるトレンドが、多数でてきている。
たとえば「ビットコイン」の基本的なしくみを知りたい!ということで、あればこの本ではなく、
そのテクノロジーに特化した本を読むのをオススメします。
この本では「お金や経済とは何なのか?」
ひと昔前に比べて、どのように変化してきているか?
その大きなトレンドを掴む、ことができます。
中国は、新しい経済システムという点でかなり進んでいるので、
この本でもいくつか例が書かれています。もっと深堀りしていきたいと思いました。
テクノロジーが変える、お金の”分散化”
・スマホが普及し、誰もが常時インターネットに接続する時代
・「お金」を中央で管理する”仲介”は不要になる
・「お金」や情報が、”分散化”する
→ 単なる仲介ではなく、新しい経済システム、プラットフォームを作らないと、生き残れない
テクノロジーで作る新しい経済システムとは?
1) 共有経済(シェアリングエコノミー)
超有名なUBERや、Airbnbが代表格です。
中国はシェアリングエコノミーが、かなり進んでいる。
たとえば自転車のシェアリング、Mobikeが急成長している。
2) トークンエコノミー
仮想通貨やブロックチェーンを活用する。
経済システムが、そのネットワーク内で完結している。
たとえば楽天ポイントや、Tポイントなど。
3) 評価経済
YouTuberやインフルエンサーとファンが作る。
中国の有名な29歳のインフルエンサー Zhang Dayiさんは、
500万人のフォロワーがいて、年収50億円を超えるとか。
中国では、ライブ動画配信や、ライブコマースも成長している。
資本主義から「価値主義」へ
「お金」ではない、情報や信用といった「価値」が重要になっている。
・あらゆる「価値」を最大化しておく
・その「価値」は、いつでもお金に変換することができる
・お金以外のモノにも変換できる
たとえば1万人のフォロワーがいる人が、プロジェクトをSNS上で提案して、
クラウドファンディングで資金を集めるとか。
”共感”という「価値」の可視化
いままで可視化できていなかった”共感”という「価値」が、テクノロジーによって可視化できるようになった。
たとえば
・SNSの「フォロワー」「いいね」の数
・社内通貨を保有して、社内で「感謝ポイント」を通貨として渡す
VALUという、個人の「価値」をトレードできるサービスもでてきた。
名称の由来は「VAL(VALUE=価値) + U (YOU=あなた)」。
個人が株式会社のようにVAとよばれる擬似株式を発行することができ、売りに出されたVAは自由に売買することができる。
取引は全てビットコインを用いて行われる。
VALU上で、イケダハヤトさんの時価総額が114億円となっています。
「価値主義」の時代に、自分はどう生きていくべきか?
そんなことを考えさせられる本でした。
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