『メモの魔力』前田裕二流メモ。一行のメモが、一生を変える。

こんにちは、Natsumiです。

昨日のブログにつづいて、今日もSHOWROOM社長・前田裕二さんの『メモの魔力』のお話です。
ちなみに、昨日のブログはこちらです。
ニシノコンサル#17:目標100万部突破!前田裕二『メモの魔力』販促会議

みなさんは、メモを普段どれくらい取られていますでしょうか?

私は、ノートに気づいたことを羅列するだけです。。後から見返すこともあまり無いし、そもそもメモの取り方ってどうやるの?という感じです。
メモの取り方って教えてもらったことないですよね?

前田裕二さんは、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げられ、いま最も注目される起業家です。とにかく「メモをひたすら取る」というメモ魔として有名です。就活のときには自己分析の「メモ」をノート30冊分取ったそうです。

私も最初にネットの番組で前田さんを拝見したときに、「メモをひたすら取っている」のがすごく気になりました。正直言うと、見た目のイメージや経歴からイケイケな感じかと思っていたので、すごくギャップがあり好印象を受けました。

そんな前田さんが、なぜ「メモをひたすら取っている」のか?どのような「メモの取り方」をしているのか?についてまとめられた本が、『メモの魔力』です。
今週発売されてから、売れに売れているようです。発売前にすでに5万部のベストセラー!
自分を知るための【自己分析1000問】というのも『メモの魔力』に付録されています!

なぜ「メモをひたすら取っている」のか?

これについては、この本の序章のことばを、そのまま抜粋させていただきます。
いまキングコング西野さんのブログにも、この序章が全文公開されています。

~ここから~
なぜ僕は、ここまで狂ったように「メモ」にこだわるのか。
それは、この「魔法の杖なんてない」と言われる世知辛い社会において、メモこそが自分の人生を大きく変革した「魔法の杖」であると直感しているからです。
そして、今後も、その魔力で僕の人生を良い方向に導いてくれるであろう、という確信があるからです。

一体、どんな魔力なのか。
まず、メモをとると、あらゆる日常の出来事を片っ端からアイデアに転換できます。一見価値のなさそうな、普通の感覚では誰もがスルーしてしまう小さな事象でさえ、メモすることで、それはアイデアになる。メモの魔力は、日常をアイデアに変えるのです。

また、メモの効用は、アイデアを生み出すことに留まりません。
対象を「自分自身」に向けることで「自分とは何か」も見えてきます。つまり、自己分析が深まる、ということです。「自分を知る」などと言うと「今さら自分探し?」という声が聞こえてきそうですが、今の時代、自分を知ることはすごく大切です。

今後、お金をどれだけ持っているか、ではなく、人の感情や共感などといった「内在的な価値」こそが評価対象になるという「価値経済」が大きく勃興することは、ほぼ間違いないでしょう。
そんな時代の中で、「自分をよく知って何かに熱中している人」こそ、多くの共感を集める人になる、すなわち価値を持つのだと強く思います。

メモがあなたの「人生のコンパス」を作る

~ここまで~

「ファクト」をもとに「抽象化」し、自分のアクションに「転用」する

じゃあ、前田さんはどうやって「メモ」を取っているの?という疑問がありますが、これについて詳しく書かれています。これはきっと、みなさんのメモの概念が変わります。
ポイントは、「ファクト」をもとに、「抽象化」し、自分のアクションに「転用」すること。

空 → 雨 → 傘 で考えてみる。

これについては、この図が分かりやすいかと思います。

 出かけようと思って空を見上げると雲がかかっている。(事実、ファクト
 これは少ししたら雨が降りそうだ。(=事実解釈、抽象化
 そうだ、傘を持って出かけよう。(=自分のアクション、転用

わたしの場合は、これまで取ってきたメモが、ファクトだけだったと気づきました。おそらく同じような方が多いのかと想像します。たとえば、面白い映画を観ても「面白かった」「すごかった」「感動した」で終わらせてしまうと勿体ない、そこから何を抽象化して、自分のアクションに転用するか?が重要とのことです。

1. 映画「カメラを止めるな」の例

映画の例でいうと、最近ヒットした「カメラを止めるな」という映画があります。

この例を、ファクト → 抽象化 → 転用で、メモするとこうなるようです。

ファクト: ◎300万円という限られた予算。◎出演は無名俳優のみ。◎1ヶ月強で全国150館で展開するヒット。
抽象化: ◉ヒットには「落差」が必要(限られた予算なのにヒット)。◉ヒットには「共感」が必要。
転用: ★仮想ライブ空間「SHOWROOM」にも落差と共感を入れる。

2. 「SHOWROOM」の例

SHOWROOMも、前田さんが「ギターの弾き語り」をしていた経験をメモしていたところから、アイデアがうまれたとのことです。

ファクト: ◎カバー曲がオリジナルより人気。◎観客リクエストに応えると仲良くなる。◎仲良くなってからオリジナル曲を歌うとお金をもらえる
抽象化: ◉仲良くなるには「双方向性」が必要。◉人はうまい歌でなく「絆」にお金を払う。
転用: ★「双方向性」ある、「絆」が生まれる  仕組みをネットで つくる

3. 「タリーズのペットボトルコーヒー」の例

ちなみに、昨日のブログでも書いた「タリーズのペットボトルコーヒー」の例でもやってみました。

抽象化は、「比喩」を意識するといいかも

抽象化は慣れないと苦戦しますが、ファクトでそれに含まれる要素を抽出する。その要素を含む、他の例を考える。それが「比喩」になる。というイメージです。たとえば、フェンシングはブログと同じだと思います。

フェンシングのファクト(要素を抽出する)

・「胸」を突く

・個人プレーでも仲間がいる

この要素を持つということで「ブログ」も同じ。何だか、謎かけに似ていますが、これを訓練すると「抽象化」がうまくいきそうな気がします。

どうやって実際に「メモ」を取っているの?

このファクト → 抽象化 → 転用で、メモすると、このようになるようです。

EL BORDEの記事より引用

1) ノートを見開きで使う。

2) 日付、サマリをトップに入れる。

3) 標語をいれる。
メモしながら「標語=キーワード」でまとめていく。たとえば、これは「3大戦略」の話、これは「パラドックス」「notオリジナル」というふうに「標語」を付けて内容を構造化していく。

4) 左側のページに書くのは「ファクト」
※つまり客観的な事実です。ミーティングであれば会話の内容を書く、仕事以外の場面で自分の心が動かされたものごとを書くこともある。

5) 右側のページには「抽象化」と「転用」
※ファクトに対して、話している具体的な内容を「抽象化」して、自分が行動できるレイヤーに「転用」する。

6) 色の使いかた
ノートを書くときは4色ボールペンを使っているとか。
ふだんは黒、それ以外の緑、青、赤という色にそれぞれ意味を持たせている。

EL BORDEの記事より引用

緑→主観
青→やや重要・引用
赤→重要・客観

前田さん愛用のメモ帳は?


EL BORDEの記事より引用

1、モレスキンのノート(←主にこれ)
2、フランクリンプランナーの手帳(←会議で言うべきキーワードをメモ)
3、ロルバーンのメモ帳(←会食をする際など手軽にメモ)
4、スマホ (デジタルメモは、FasteverとEvernoteのアプリ)

ちなみに、メモ帳はこの前田さん流メモが取りやすいようなものを、NewsPicksと開発中とか。
来年春くらいには発売になるようなので、楽しみですね!
わたしは、4色ボールペンと、モレスキンのノートを早速買ってみました!

付録についているのは、自己分析1,000問ノック!

この本のさらに良いところは、読んで終わらせないところですよね。
付録として、自己分析1,000問が付いています。さっそくやってみました!

たとえば、「1,000問を答えることで何を得たいのか?」という質問。

次は、「幼少期のころの、将来の夢は?」という質問。

1,000問と聞くとハードルが高いですが、まずは最初の100問が重要とのことで、ここにチャレンジしてみます!

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