図解:朝渋『メモの魔力』前田裕二さんの講演レポート

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。

今日は、朝7:30から「朝渋」というイベントがあり、『メモの魔力』の著者である前田裕二さんの講演に参加してきました!

このイベントに気づいたときには、すでに売り切れ。そこから、こまめにチェックしていたら、たまたま1席だけ空いている瞬間があって、滑り込めました。

棚から「ぼたもち」じゃなくって、

棚から「メモ魔」!

ということで、今日は朝のブログ投稿を早々と切り上げて、渋谷に行きました。気合入れて早く行き過ぎて、一番乗りでした!講演の内容を、抽象化しながら、図解も交えながら、まとめてみたいと思います!

『メモの魔力』の初速が半端ない!

前作の『人生の勝算』と比べると、初速が半端ないとのこと。

発売前に、10万部!

発売2日後には、17万部!

これってすごくないですか?この初速があったのは、とにかく前田さんが
日常のメモをアイデアに変えるということを続けて、ガソリン溜め続けてきていた結果なのだ、と理解しました。

どんなガソリンが、あったか?

今回の『メモの魔力』の圧倒的な初速を生み出したのには、どんなガソリンがあったのでしょうか?

  • SNSで「タイトル当てゲーム」
    • 正解者50人とランチ!
  • SNSで「人生の軸」を募集
    • クレジットに入れた、なんと1万件集まった!今回載っていなくても、重版で載ってくるとか。これは、『動画2.0』の明石ガクトさんの本にクレジットがあって、そこからでたアイデア。
  • このあとも「重版での仕掛け」をいろいろ考えている。表紙とか背表紙が変わる?とか、楽しみですね!

いろいろな事前のプロモーションをSNSでの参加型にしたことで、その参加者にとっては「お祭りへの参加チケット」になったとのこと。

抽象化すると、

  • 買ってくれる人を企画の段階から巻きこむこと
  • 1つではなく、いくつも持ちたいというキッカケを作ること(AKB的)

が重要で、ここの設計に力を入れている。改めて、「メモの魔力」を感じます。

「抽象化」は言葉が分かりづらくない?

これは前から思っていましたので、前田さんが「抽象化」って言葉が分かりづらい、難しそうだよねとおっしゃっていたのに、ほんとに同感です。

私の中でのイメージは、

抽象化=コーヒー

  1. まず、コーヒー豆が「ファクト」。
  2. 「抽象化」は、このファクトの要素から、何を抽出して転用できるものにするか?というのが重要なので、「コーヒー」をドリップするイメージですね。
  3. そして「転用」は、自分ゴト化してアクションに活かす。つまり「飲む」ということですね。

みなさんは、「抽象化」をあらわす言葉で、他に良い案なにかありますか?

前田さんいわく、ファクトと抽象化を相対的なので、行ったり来たりするとのこと。これもよく分かります。 とにかくメモ・メモ・メモで日々訓練していくことで、この感覚が養われていくのかもしれません。

「朝渋」を抽象化、転用してみよう

ここで「朝渋」という、朝7:30に100人集まるイベントを、抽象化、転用してみようということになりました。まとめると、こんな感じです。

ファクトからの抽象化を、その場で実践いただきました。
WHYを追求していく 、つまり「朝の7:30に渋谷に100人集まるのはなぜか?」ということから抽象化していくのが大事とのこと。

「抽象化」「転用」の話は、ほんとに楽しそうにお話されていた姿が印象的です。

前田さんの「人生の軸」の考え

この『メモの魔力』の中で、自分の「人生の軸」=コンパスを持つことの重要性が書かれています。

今回『メモの魔力』を書いたのは、自分のノウハウを明かすことで、みんなのクリエイティビティがあがり、日本からアイデアがどんどん生まれてくることを願ったからなんです。

前田裕二

この言葉は、グッと心に深く染み込みました。今日イベントに来て、この言葉を聞けただけでもすごく感激です!

なぜ、新卒でUBS証券に入ったか?

  1. 給料が2倍だった。お兄さんに半分渡すと決めていたから。
  2. リストラがあったから。追い込まれる環境下にあったほうが、人は成長できると思っている。

すごくストイックと思ったのですが、前田さんいわく、「自分は甘えた環境にいたら甘えてしまう人間だから、追い込まれる環境に身をおいた」とおっしゃっていました。この話は、すごく共感できます。

どうやったら行動を起こせるか?

本にも書いてあると前置きされたうえで、トップダウン型とボトムアップ型があるとのこと。

  • トップダウン型 : 強烈なモチベーション
  • ボトムアップ型 : ワクワク

前田さんはトップダウン型で、堀江貴文さんはワクワクのボトムアップ型のようです。自分がどっちの型なのかを見極めて、トップダウン型であればモチベーションの源を持つこと、これが重要とのこと。

『メモの魔力』あるある、右側が白紙のときは、ゲームから始めよ!

前田さんいわく、転用するものが無いというのは、ありえないとのこと。

もしどうしても転用するものがないのであれば、2つの方法が’ある。

  1. ゲームから始めてみる!
  2. 環境を変える! 

たとえば、「話すことが苦手」という場合にはどうする?という話になりました。

  1. ゲームから始めてみる! → 「人の良いところ」を見つけようゲーム
  2. 環境を変える! → 自分が本当に話したいと思う相手がいる環境にいく

ここで注意しなければいけないのは、なんでも他責にしてしまうのは避けなければいけない。環境を変えるべきかどうかを判断できないのであれば、だれか客観的にアドバイスくれる人に相談してみるのが良いとのこと。

前田さんのオンラインサロンは、もう間もなく始まる?

前田さんはオンラインサロン始めないの?という期待を持っている方は多いと思います。私もその一人です。もう間もなく始められるように準備を進めているとか! 3段階構想で考えられているようです。

  • リアルもあるインタラクティブ重視の「松」
  • 日々の気づきを深掘りする「竹」
  • Twitter情報以上のものを提供する「梅」

とにかく楽しみしかない、争奪戦になりそうな予感ですが、気になる方はTwitterを常にチェックしておくしかない!

前田さん流「時間管理術」

超多忙で社会人になってから「3時間睡眠」になっているという前田さん。どのような「時間管理術」をされているのでしょうか?

これは「自分にしかできないこと」なのか?を毎日問い続けている。

その日の全イベント、全アクションをリスト化してみて、自分にしかできないことをしているのか?をチェックされているそうです。そして自分の考える時間も、自分へのアポとして確保されているとのこと。

自分のやれることを増やしていく

そんな前田さんも、社会人になりたての時は、資料のホッチキス止をひたすらやっていることもあったとか。大事なのは、自分のやれることを増やしていくこと。

リクルートで有名な「Will、Can、Mustの3つの輪」

  • Will・・・ 今、やりたいこと
  • Can・・・ 今、できること
  • Must・・・ ・ 今、やらなければならないこと

この理論での一番のポイントは、「 Will、Can、Must 」の3つの円が重なったコアの部分を大事に考えているということです。

  1. Can(やれること)が増えていく
  2. 応援者が増えていく
  3. Will(やりたいこと)とCan(できること)が重なっていく

前田さん流「睡眠」

夢の中でも、メモをしてしまう

これは名言ですね。夢の中で、メモして抽象化して、転用しようとしてしまうので、現実世界に引き戻されてしまうとのこと、脳が休んでいない状態。

なので、夢を見ないような眠りになるように、心がけているそうです。

  • 昼間にどうしても眠くなったら、5-10分の仮眠を取る
  • 新幹線で寝ないコツ(通路でスマホで仕事をする)

後者はストイック過ぎますね。あまりオススメはしない、とおっしゃっていました。その他にも、とにかく寝具にはこだわっていて、これまで時間と労力をかけて、最高の3時間睡眠をできる環境をつくってきているとのことでした。

抽象化のブレイクスルーした瞬間は?

ここから質疑応答。なんと前田さんに質問させていただきました!私が質問させていただいたのは、今となっては前田さんにとって「空気」のような存在である「抽象化」。ここに至るまでに、いつかブレイクスルーした瞬間があったか?ということ。

起業したときですね。部下ができてから、自分の思考を周りにも伝えて、みんなで大きいことを成し遂げたいと思うようになった。

すごく親身になって、この質問がなんでされたか?、この質問を抽象化して、どのように私に転用できるか?ということを考えてくださいました。

そういう環境に身を置くこと。たとえば、部下をもつ環境だったり、自分が「抽象化」してアクションを起こすような環境に身を置くことが、重要とアドバイスいただきました。「そういうことはできそうですか?」と、とても温かく答えていただいたことに、本当に感謝です!思い切って、質問して良かった!

人材採用で気をつけていることは?

別の質問で、前田さんが人材採用のときに気をつけていることがあるか?という話がありました。前田さんが創業者としてのビジョンをオープンに話しているため、ビジョンに100%共鳴している人が受けに来ているとのこと。

  • ハード: これまで何をやってきたか?
  • ソフト: その人が持っている「人生の軸」とか。

この2つのうち「ソフト」面は、あまり聞く必要がない状況になっている。でも、普通の会社ではこちらの「ソフト」面が重要。ここは、『メモの魔力』にある自己分析のような質問や、「人生の軸」を引き出すような質問が求められるとのこと。

  • 垂直質問: 大学時代に頑張ってきたこと、今頑張っていることなど。
  • 水平質問: 自分の人生を3つに分けてみると? 人生の変曲点は? 5歳から10歳にハマっていたことは? など、その人の本質を突くような質問。こちらを重視している。

最後に一言

最後に参加者への一言。

自分が持っているだけでテンションがあがるメモ帳、ノート、ペンを持って欲しい

前田さんも、モンブランの高級ボールペンから、4色ボールペンなど、いろいろ試してきたとのこと。私も、いろいろメモ帳とかペンを試しているので、またお気に入りを探しに行きます!

すばらしい講演をありがとうございました!

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1 Comment

佐々木

質問に回答してもらってよかったですね。本読んでます。
ファクトー本をもらう
抽象化ー本を読む (今ココ)
転用ー ?
楽しみです。

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